2024年11月29日 (金)

こりゃウマイ!「ツクネイモのチーズ焼き」って知っちゅう?

今年の11月は、中旬くらいまで比較的暖かい日が続いており、後半くらいになってからいきなり寒くなってきましたね。


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皆さん、こんにちは。


まだ寒さに順応できず、まったくついていけていない、司牡丹総務部社員のリカコです。


きっとワタクシ同様、まだ寒さに慣れず、ツラい思いをしている方が、少なくないのではないでしょうか?


さて、そんな暮秋から初冬に変わる時期、寒さ何か吹き飛ばしてくれるくらい美味しい、土佐の旬の食材を使ったお料理を、是非ご紹介してください、社長!


「ほいたら、今回取り上げる旬の食材は……山芋にしょうか、のう!


山芋にもいろいろあるけんど、自然薯はなかなか手に入らんきに、ツクネイモにしょうか。


ほんで、ツクネイモを使うた絶品酒肴、『ツクネイモのチーズ焼き』をご紹介さいていただきますぜよ。」


はい。ありがとうございます、社長。


と、いうことで、早速山芋について調べてみました。


一般に山芋と呼ばれるものには、大きく分けて3つの種類があるのだとか。


ヤマノイモ、ジネンジョ、ダイジョの3つだそう。

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自然薯(ジネンジョ)は日本が原産で、天然物と栽培物があり、細長く、山芋の中で最も粘りと旨みが濃いといわれ、山菜の王と呼ばれているのだとか。


塊状になる短形自然薯というのもあるそうです。

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ダイジョは、沖縄ヤマノイモや台湾ヤマノイモなど、大型になるものが多いのだとか。


そして3つめのヤマノイモは、さらに3つに分けられるのだそう。


中国から伝わってきたといわれる、スーパーなどでよく見かける細長いナガイモ群、イチョウの葉のように平たく広がった形をしているイチョウイモ群、ゲンコツ型・塊状のヤマトイモ群の3つで、この中のヤマトイモが、関西ではツクネイモと呼ばれるものなのだとか。


ヤマトイモ(ツクネイモ)の中で有名なのは、丹波イモ、伊勢イモ、加賀の丸いも等があるようです。


しかし、九州では、ツクネイモとして作られているものがダイジョだったりと、いろいろ地域によって呼び名が異なるのだそうで、なかなかヤヤコシイようです。


今回は、関西で一般的なツクネイモ(ヤマトイモ)を用意させていただきました。


このツクネイモ(ヤマトイモ)の旬は、10月頃から12月頃にかけてですが、貯蔵性がよく、翌年の春まで持つのだそうです。


またツクネイモ(ヤマトイモ)の栄養価や効能ですが、まず山芋類には消化酵素のアミラーゼなどが多く含まれているため、米などのデンプンを含む食材の消化を助ける働きがあり、新陳代謝を高める効果があるのだとか。


さらにネバネバ成分は、体内に入ることで疲労回復に大きな役割を果たすのだそうですが、ただしこの栄養素は熱に弱いので、その意味では生食がお薦めなのだそうです。


さらにさらに、水溶性のビタミン栄養素のコリンも豊富で、こちらは血管を拡張させて血圧を下げる効果があり、食物繊維も豊富で、こちらは便秘解消効果や美肌効果やアンチエイジング効果などがあるのだとか。


その上、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、カリウム等も豊富と、なかなか凄い栄養価といえますね。


ただし山芋類は、人によってはカブレや湿疹やジンマシンなどのアレルギーを引き起こす場合もありますので、その点は万全の注意が必要とのことでした。


では早速、「ツクネイモのチーズ焼き」を、作ってみましょう。


まずツクネイモの皮をむき、すりおろします。

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次に、すりおろしたツクネイモをボウルに入れ、そこに醤油、日本酒、味醂、塩胡椒、溶き卵を加え、よく混ぜ合わせます。

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続いて、中火に熱したフライパンにサラダ油をひき、混ぜ合わせたツクネイモを流し入れ、その上にピザ用チーズを乗せます。


お次はフライパンに蓋をして、中火のまま5分ほど焼きます。

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その合間に、ネギや海苔を刻んでおきましょう。

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こんがりと焼き色がついた頃、裏返してさらに3分ほど焼きます。

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火が通ったら、お皿に盛り、トッピングに刻みネギと刻み海苔を散らして、もう完成です。

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ちなみにこのお料理、本当に簡単に作れる上に、とにかく美味しく、しかも酒の肴として王道といえるほど、日本酒との相性は見事にバッチリなのだとは、ウチの社長の談です。

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つまり、そんなこの料理の美味しさをさらに倍増させるには、秋が旬のうま味の乗った日本酒を合わせていただくこと……ですよね!


今回は社長の指示で、「司牡丹・生鮮酒<秋>ひやおろし純米」(純米酒)を合わせてみました。

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このお酒は、新春に搾られた純米酒の生酒を、一度だけ加熱処理して酒蔵内にて貯蔵熟成したもの。


夏を越し、秋風が吹く頃、旨みたっぷりに熟成したお酒を、そのままの状態で加熱処理を行わず瓶詰めしました。

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これを「ひやおろし」と言い、昔からツウの間では最もおいしい日本酒として、珍重されてきまのだそうです。


うま味の乗った秋の味覚の美味しさを倍増させてくれる、秋しか飲めない豊かでリッチな味わいが特徴であると言えるでしょう。


では早速、この両者を合わせていただいてみましょう。


まずは「ツクネイモのチーズ焼き」を一口……パクリ。

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ハフハフ……アツアツ……うん、とっても美味しいですっ!


外側はパリッと、中身はフワトロで、チーズが効いてますね……あとは社長、うまい表現をよろしくお願いいたします。


「確かにこりゃあホンマに美味しいがやき。


チーズ、ツクネイモ、卵の香ばしゅう焼けたうま味が、絶妙に融合しちょって、トッピングの刻みネギと刻み海苔が見事なアクセントになって、口中いっぱいに美味しさが膨らむがよ。

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派手な味わいはないけんど、美味しさがじんわり沁み込んできて、ほっこりと幸せ感が湧き出してくるような、そんな味わいといえるがやき。


そこに、『涼冷え』(15℃程度)に冷やした『ひやおろし』を、キュッと……


この料理の、じんわり沁み込んだ美味しさを、この酒のうま味たっぷりの美味しさが、追いかけていくかのようながよ!


ほんで、2つの美味しさが融合して口中に膨らみまくり、後口は心地えいばあ、サラリとキレていくがやき。


ほいたら、またこの料理が食べとうなる。

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この料理を食べりゃあ、またこの酒が飲みとうなる……


交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなるこたぁ、間違いなしながよ。


かくして、湧き出しちょった幸せ感は、さらに倍増することになるがぜよ!」


社長、素晴らしい表現をありがとうございます。


確かにおっしゃるとおり、このお料理のフンワリ感とその風味は、「美味しさがじんわり沁み込んできて、ほっこりと幸せ感が湧き出してくるような」、そんな味わいですね。


さらに「ひやおろし」と合わせていただけば、その湧き出していた幸せ感が、さらに倍増することになるというのも、まさにおっしゃるとおりでした。


これはまたまた、我が家の初冬の定番ペアリングになりそうです!


ああ、麗しき土佐の初冬!旬どきのうまいもんに……乾杯!


◼️ 「司牡丹・生鮮酒<秋>ひやおろし」(純米酒)は、こちらをクリック!

 

 

 

 

 

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2024年10月31日 (木)

「干し椎茸とゴボウの煮物」の美味しさって知っちゅう?

10月も後半となり本来なら本格的に秋らしくなってくる時期ですが、まだ昼間は夏のような暑さの日もあり、秋の本番11月に持ち越しになりそうですね。

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皆さん、こにちは。

 

それでも朝夕はそれなりに秋らしくなってきていますし、これからは美味しい秋の味覚が出揃ってきますから、また体重が増えてしまいそうなのがちょっと心配な、司牡丹総務部社員のリカコです。

 

 

さて、そんな土佐の秋の旬の味覚の中から、今回は何を選んでいただけるのでしょうか、社長?

 

 

「そうじゃのう。ほいたら今回は、干し椎茸を取り上げさいていただきましょうかのう。

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これまでに、生椎茸は取り上げたことはあったけんど、干し椎茸についちゃあまだ取り上げたことがなかったようやきのう。」

 

 

干し椎茸ですね。了解いたしました。

 

 

ではまず、干し椎茸の栄養素などについて、早速調べてみました。

 

 

干し椎茸の栄養は、生椎茸より優れていると一般的に言われていますが、これは100gあたりの栄養成分を比較した場合が多いようです。

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生椎茸の約90%は水分ですから、乾燥させて水分が抜けた干し椎茸は、栄養が凝縮されて100gあたりの栄養が増えるのは、当たり前ですよね。

 

 

しかし、そういう見方でなくても、干し椎茸にすることで劇的に増える栄養もあるのだそうです。

 

 

それは、ビタミンD、葉酸、ピオチン、レンチオニン、グアニル酸の5つなのだとか。

 

 

まずビタミンDですが、こちらは太陽の力で、生椎茸の約3倍に増えるのだそうです。

 

 

ビタミンDは、腸管での体内へのカルシウムの吸収を促進したり、骨の成長を促進したりして、丈夫な骨を作る手助けをしてくれる栄養素なのだとか。

 

 

続いて葉酸は、葉物野菜に多く含まれるビタミン群ですが、干し椎茸にも含まれているのだそうです。

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葉酸は、赤血球の元となる赤芽球を作るために必須のビタミンなのだとか。

 

 

つまり葉酸を取ることで、貧血を予防することができるのだそうです。

 

 

お次は、生椎茸にはない成分、ピオチン。

 

 

こちらの効果は、皮膚や髪の毛を健康な状態に保ち、皮膚炎を改善させると言われていのだとか。

 

 

続いては、干し椎茸独特の香り成分である、レンチオニン。

 

 

この香り成分は、良い香りで私たちを楽しませてくれるのみならず、血液をサラサラにして、血管の中が詰まってしまう血栓症などのリスクを減らしてくれるのだそうです。

 

 

さらに干し椎茸には、血液サラサラ効果をもたらしてくれる成分がもうひとつあり、それが三大うま味成分のひとつ、グアニル酸なのだとか。

 

 

このグアニル酸は、食品の中ではほとんど干し椎茸にしか含まれない成分なのだそうです。

 

 

しかもグルタミン酸やイノシン酸等の他のうま味成分と合わせることで、相乗効果が生まれ、より深いうま味を堪能することができるのだとか。

 

 

さらに加えて、血小板が固まってしまうことを防ぐ効果があり、心筋梗塞や脳梗塞などの予防が期待できるのだそうです。

 

 

さて、ではそんな栄養満点の干し椎茸を使った、簡単で美味しい料理として、今回社長が選んだのは、「干し椎茸とゴボウの煮物」です!

 

 

では早速、「干し椎茸とゴボウの煮物」を作ってみましょう。

 

 

なお、やや時間はかかりますが、作り方は簡単です。

 

 

まず干し椎茸をボウルに入れ、冷水に浸して戻します。

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冷蔵庫で8時間ほどかけて、じっくり戻すのが理想なのだそうです。

 

 

そして、この戻し汁には栄養成分がたっぷり溶け込んでいますので、捨てずに後で料理に使います。

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次に、ゴボウを洗って泥などを落とし、5cm幅くらいに切って、さらに縦半分に切ります。

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これを2分ほど水にさらしておいてから、水気を切ります。

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続いては、鍋に戻し汁、ゴボウ、干し椎茸を入れ、中火で煮立たせます。

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アクが出たら取り除き、煮立ったら日本酒、味醂、出汁醤油(鰹節を使ったもの)を加えます。

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分量の目は、日本酒1、味醂2、出汁醤油1といったあたりでしょうか。

 

 

お次はフタをして、弱火で15分ほど煮ます。

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そして、フタをしたまま冷まし、しばし置いたら完成です。

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なお、時間がかかる部分は短くしても大丈夫ではありますが、より美味しくしていただきたいなら、しっかりと時間をかけることをお薦めします。

 

 

そして、この「干し椎茸とゴボウの煮物」の美味しさを、さらに倍増させていただきたいなら……

今が旬の日本酒を合わせていただくこと……ですよね!

 

 

今回は社長の指示で、「司牡丹・裏・ひやおろし」(純米酒)を選ばせていただきました。

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ちなみに、「司牡丹・裏シリーズ」の発売の経緯は、以下のとおりです。

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かつて司牡丹の夏生酒に注文が殺到し、発売前の3月下旬頃に完売してしまったことがあり、お取引先の「日本名門酒会」本部から、「まだ火入れしていない純米生酒があったら、火入れせずに生のまま取っておいて!」と、直接当社杜氏に連絡があり、そこから急遽商品化されることになったものが、夏限定の「司牡丹・裏・純米生酒」だったのでした。

 

 

「裏ルート」を通って商品化が決定したことから、ロゴを鏡に映したように反転させたデザインにて新発売され、大好評を博してヒット商品となるのです。

 

 

あまりに人気となったため、その後シリーズ化されることになり、 秋の「裏ひやおろし」、冬の「裏しぼりたて」も、新発売されたという流れです。

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そして、この「司牡丹・裏・ひやおろし」(純米酒)は、ほのかに柑橘類を想わせるような、爽やかな香りを感じさせ、ジューシーで凝縮感のあるうま味が、口中いっぱいに柔らかに、絶妙なバランスで膨らみ、後口は心地よくサラリとキレていきます。

 

 

秋が旬の食材を使った、うま味たっぷりの料理などに、抜群の相性を示す純米酒であるといえるでしょう。

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では早速、「干し椎茸とゴボウの煮物」と、「司牡丹・裏・ひやおろし」(純米酒)を合わせて、楽しんでみましょう。

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まずは、「干し椎茸とゴボウの煮物」を一口、パクリ……

 

 

うわっ!メチャクチャおいしいっ!!

 

 

時間がかかっただけで、意外に簡単にできたのに、このうま味があふれまくる美味しさは、いったい何ですの?!

 

 

ワタクシには、メチャクチャ美味しいとしか、もはや表現する言葉が見つかりません!

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社長、よろしくお願いいたします!

 

 

「パクリ……ふむふむ…

 

 

なるほど!確かにコレはうまいっっ!!

 

 

まさにうま味タップリ!

 

 

まず何というたち、その独特のうま味タップリの香りがソソリまくるがやき!

 

 

ほんで、干し椎茸のグアニル酸のうま味と出汁醤油(鰹節)のイノシン酸のうま味が、 相乗効果で口中いっぱいに膨らみまくり、そこにさらに、ゴボウの独特の風味と食感が加わり、味醂の甘味、醤油の塩辛味も加わって、それらあが絶妙に融合し、こりゃあホンマに料亭で出される煮物並みの美味しさながよ!

 

 

そこに、涼冷え(15℃程度)の『司牡丹・裏・ひやおろし』をキュッと……

 

 

まず、この酒の柑橘類を想わせるような爽やかな香りと、この料理の独特のうま味たっぷりの香りが融合し、えもいわれん絶妙な香りを醸し出いて、幸福感があふれ出してくるがやき!

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ほんで、この酒のジューシーで凝縮感のあるうま味が、グアニル酸とイノシン酸のうま味の相乗効果にさらに加わり、素晴らしいうま味の三重奏が口中いっぱいに奏でられるかのように広がったかと思やあ、後口は潔いばあサラリとキレていくがよ。

 

 

ほいたら、またこの料理が食べとうなる。

 

 

食べりゃあ、またこの酒が飲みとうなる。

 

 

交互にやりゃあ、もはや無限ループのように、止まらんなってしまうがやき!

 

 

こりゃあ間違いのう、秋が旬の料理と日本酒の、最強タッグのひとつであると言えるがぜよ!」

 

 

社長、見事な表現、ありがとうございました。

 

 

今回の社長の言葉は、少し大げさに聞こえたかもしれませんが、決して大げさではなく、本当にそれくらい美味しかったです!

 

 

ワタクシも、今回のお料理とお酒の組み合わせは、間違いなく秋の最強タッグだと思います。

 

 

また我が家の定番のおつまみとお酒が一品増えて、嬉しいかぎりです!

 

 

ああ、麗しき土佐の錦秋。旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

 

 

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2024年9月30日 (月)

簡単なのに高級感!「イチジクとカマンベールの生ハムロール」って知っちゅう?

秋分の日も過ぎ、季節はいよいよ豊饒の秋です。

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皆さん、こんにちは。


確かに朝夕はめっきり秋らしくなってきましたが、昼間は未だに30℃近くになることもあり、夏なのか秋なのか身体が戸惑ってしまっている、司牡丹総務部社員のリカコです。


そんな戸惑っている身体を、おもいっきり元気にしてくれるような……そんな旬の美味しいお料理を今回はいただきたいのですが……社長!宜しくお願いいたします!


「そうじゃのう。……朝夕は涼しゅうて昼間は暑いっちゅうことは、つまりまだ夏の名残りが残る秋の走りの時期が、今頃でじゃっちゅうことながやき。


ほいたら今回は、夏から秋にかけてが旬の食材で、さらに薬効的な成分もある食材を取り上げたいがよ。


そんな食材たぁ……イチジクながやき。

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ちゅうことで、簡単にできるに、ワクワクして身体も元気になるような美味しさと高級感もある、『イチジクとカマンベールの生ハムロール』を、ご紹介さいていただきますぜよ!」


わーい!嬉しいっ!実はワタクシ、イチジクが大好物なんですっ!


イチジクと聞いただけで、早くも元気になってきました!

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では早速、イチジクについて調べてみました。


イチジクの旬としては、7月後半頃から10月頃までと、夏から秋にかけてですから、夏の食材としても、秋の食材としても使える果物が、イチジクであるといえるでしょう。


ちなみに漢字では「無花果」と書きますが、実際は花がないわけではないのだそうです。


イチジクは実の中に小さな花をつけるので、外からは花が確認できないため、「無花果」と呼ばれるようになったのだとか。


果実を半分に切ると赤いツブツブがいっぱい詰まっていますが、ナントあれが花なのだそう!


花と実を一緒に食べるので、あの独特の食感が生み出されるというワケなのです。


またイチジクは現在、小麦よりも古い人類最古の栽培食物ではないかと言われているのだとか。


2006年6月にハーバード大学などの研究チームが、米科学誌「サイエンス」に発表した論文によると、ヨルダン渓谷にある約1万1400年前の遺跡から野生種でない人の手が加えられたイチジクの実が発掘されたのだそうです。


古代エジプトの壁画にも描かれ、旧約聖書にも何度も登場する歴史ある果物イチジク。


そういえば、アダムとイブが裸を隠すのに使ったのもイチジクの葉っぱ。


イチジクは、まるで人類の歴史とともにあるような、スゴイ果物だったんですね!

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ちなみにイチジク誕生の地はアラビア半島らしく、その後はヨーロッパからペルシャ、中国へ渡り、日本には江戸時代に中国から長崎へ伝わったのが始まりなのだとか。


当初は薬用として栽培され、生産量が増えるにつれ食用として親しまれるようになったようです。


当初は薬用だったということで、なかなか栄養も豊富。


イチジクはカリウムを多く含んでいますが、カリウムは血圧を下げる効果がありますから、高血圧や動脈硬化などの防止に役立つようです。


また、ペクチンをはじめとした食物繊維も多く含まれていますから、便秘改善も期待できるよう。


さらにイチジクには、フィチンというタンパク質分解酵素も含まれています。


ですから、食後のデザートとしていただくことは、消化を促進してくれるので、利にかなっているという訳です。


イチジクの主産地は、愛知県、和歌山県、兵庫県、福岡県などで、この4県で国内生産量の50%以上を占めているのだとか。


高知県は主産地として出てきませんが、それは生産量が少ないため、大半が県内消費で終わってしまうから。


しかし太陽光発電効率日本一の高知県のイチジクは、太陽の光をたっぷり浴びて、糖度がグンと高くなり、それはトロケルほど甘く、美味なのです!


……と、いうことで、早速高知県産のイチジクを買ってきました。


まずは縦半分に切ってみると、中から赤いツブツブが現れますが、これが花だったなんて、なんだか愛らしくなってるから不思議です。


さてそんなイチジクを使った料理、「イチジクとカマンベールの生ハムロール」を、早速作ってみましょう。


作り方は、火も使いませんからとっても簡単。


まずイチジクの皮をむき、縦半分に切っておきます。

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次にカマンベールチーズを4等分にします。


続いては、ライスペーパーを水で濡らして、お皿に乗せます。

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お次は、カマンベールチーズとイチジクを生ハムで巻いて、それをライスペーパーの上に置き、クルクルとライスペーパーで巻きます。

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それを切り口が美しく見えるように半分に切り、お皿に盛り付け、最後にオリーブオイルと胡椒を振りかけ、もう出来上がりです。

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これは本当に簡単ですね。


そして、このお料理の美味しさをさらに倍増させるには、秋が旬のうま味の乗った日本酒を合わせていただくこと……ですよね!


今回は社長の指示で、「司牡丹・土佐の超辛口・本醸造・ひやおろし」(本醸造酒)を用意させていただきました。

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このお酒は、新春に搾られた本醸造酒の生酒を、一度だけ加熱処理して酒蔵内にて貯蔵熟成させたものです。


夏を越し、秋風が吹く頃、うま味たっぷりに熟成したお酒を、そのままの状態で加熱処理を行わず瓶詰めします。


これを「ひやおろし」と言い、昔からツウの間では最も美味しい日本酒として、珍重されてきました。


うま味の乗った秋の味覚の美味しさを倍増させてくれる、秋しか飲めない豊かでリッチな味わいが特徴で、特にこちらの「土佐超ひやおろし」は、リーズナブル価格ですから、毎年お取引先やファンの方々から「この美味しさでこのお値段?!」との、驚きの声をたくさんいただいている、超お薦めの「ひやおろし」なのです。

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では早速、この両者を合わせていただいてみましょう。


まずは「イチジクとカマンベールの生ハムロール」を、パクリ。


うっひゃ~~っ!お・い・し・いっ!!!幸せっ!


ホントにビックリ!ぶっちゃけ巻いただけみたいなレシピで、めちゃくちゃ簡単に作ったのに、確かに高級感があるというか……とにかくスゴく美味しいんですっ!


イチジク好きのワタクシには、もはやこれ以上の言葉は出てきません!

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社長!宜しくお願いいたします!


「確かに、そんなにイチジク好きっちゅうわけでもないワシが食べたち、こぢゃんと美味しいがやき!


モチモチしたライスペーパーの中から、トロリと甘いイチジクの汁と、カマンベールのうま味と、生ハムの絶妙な塩味が、口中いっぱいにジューシーに広がっていくがよ。


さらに、オリーブオイルと胡椒が見事なアクセントとなって、まるで星付きレストランの前菜のような品格を醸し出し、あればあ簡単に作った料理たぁ、まったく感じられないばあの、見事な味わいの一品に仕上がっちゅうがやき。


ここに、涼冷え(15℃程度)に冷やした『土佐超ひやおろし』をキュッと……。

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まずこのお酒の媒介力によって、イチジク独特のジューシーな甘みと、カマンベールのうま味と、生ハムの絶妙な塩味が、オリーブオイルと胡椒のアクセントと共に、口中で融合し、見事に溶け合うて、美味しさがさらに倍増したかのように、口中いっぱいに膨らんでいくがよ。


そこにさらに、このお酒のリッチなうま味が加わり、その美味しさが全身にまで沁み込んでいくかのようながやき。


さらに、このお酒の超辛口のキレの良さにより、後口は心地えいばあ爽やかにキレていくがよ。


ほいたら、また『イチジクロール』が食べとうなる。


食べりゃあ今度は、『ひやおろし』が飲みとうなる。


『イチジク』『ひやおろし』『イチジク』『ひやおろし』……


交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなってしまうがやき!


美味しい上に、ワクワクするような高級感も感じさいてくれる、食欲の秋に最適な、相思相愛のお酒と食の組み合わせと言えるがぜよ!」


社長、ありがとうございました!


このお料理とお酒の組み合わせは、イチジク好きのワタクシにとっては本当に、元気百倍になる美味しさでした!


しかも簡単に作れるし……これからも夏から秋への季節の変わり目に体調がおかしくなった時には、必ずこのお料理とお酒を合わせて、心ゆくまで楽しませていただきます!


あぁ麗しき、土佐の初秋!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

◼️ 「司牡丹・土佐の超辛口・本醸造ひやおろし」(超辛口・本醸造酒)は、コチラをクリック!

 

 

 

 

 

 

 

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2024年8月30日 (金)

悪天候も何のその!「茄子のブシュカン和え」って知っちゅう?

ノロノロの迷走台風のせいで土佐の高知はここ1週間は悪天候が続いています。

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全国各地で台風の影響による被害が出ているようですので、皆さんくれぐれもお気をつけください。

 

 

皆さん、こんにちは。

 

 

台風のお陰で雨戸を締め切りっぱなしのため、朝になっても気づきにくくて毎朝遅刻しそうになっている、司牡丹総務部社員のリカコです。

 

 

さて、全国的に悪天候が続いている、そんな時期に取り上げる今回の土佐の旬の食材は、何でしょうか社長?

 

 

「確かにまだ悪天候は続きそうなき、今回はこぢゃんと清々しゅうて爽やかな高知県の有名産物2品の茄子とブシュカンを使うて、かつ火も使わんとカンタンにできる料理を取り上げさいていただきたいがやき。

 

 

その料理たぁ、『茄子のブシュカン和え』ながぜよ。」

 

 

社長、ありがとうございます。

 

 

ではまず、茄子について調べてみました。

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茄子は、インドが原産とされるナス科の一年草で、日本には奈良時代に入ってきたと言われています。

 

 

原産地周辺の東南アジアなどでは、白や緑色のものが一般的ですが、日本で一般的な茄子は、紫色をしています。

 

 

また、茄子には非常にたくさんの種類があり、形や大きさや長さも、地域によって様々です。

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産地としては、ほぼ全国で栽培されていますが、収穫量ランキングでは、高知県が第1位となっています。

 

 

次に茄子の旬ですが、ハウス栽培も多く、通年市場に出回っていますが、本来は7~8月が旬の夏野菜です。

 

 

「秋茄子は…」という諺がありますが、これは8月末の晩夏から、9月頃までの初秋の茄子が、身も締まり、種が少なく美味しいものが多いからだと言われています。

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続いて、茄子の栄養価や効能ですが、昔は、栄養的にはあまり期待できないといわれていた茄子ですが、近年は病気予防に優れた野菜だといわれているのだそう。

 

 

茄子の皮に大量に含まれるナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種は、アントシアニン系の色素で、強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える効果があるらしいのです。

 

 

ちなみに農水省食品総合研究所の実験によりますと、発ガン物質に対する抑制効果は80%以上だったのだそう。

 

 

しかも、野菜の中で80%を超えるのは茄子だけだったのだとか。

 

 

さらに茄子には、何と一般的な他の野菜の1000倍以上、コリンエステルが含まれているのだそう!

 

 

このコリンエステルには、神経系の働きを調節して、血圧の改善や気分を良くする効果があることが明らかになっています。

 

 

ちなみに高知県でハウス栽培される冬春茄子は「高知なす」として出荷されていますが、この「高知なす」には特にコリンエステルが多く含まれていることから、2021年には生鮮品の「高知なす」が、血圧改善効果がある食品として、機能性表示が認められたというのですから、これはスゴいことですね!

 

 

そして、茄子は体を冷やす効果も大変高いらしいですので、まさに暑い夏にピッタリの食材であるといえるでしょう。

 

 

続いてブシュカンについてですが、そのまま食用にはせず、搾りかけて使う香酸柑橘類(土佐で言う「酢みかん」)のひとつで、正式名称は、餅柚(もちゆ)といいますが、土佐では、あくまでブシュカンです。

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漢字で書けば仏手柑ですが、これはネットなどでブシュカンを検索すると、本当に手みたいな形をした柑橘類が現れたりしますが、このブシュカンは全く別物です。

 

 

手の形をしたブシュカンも一応柑橘類ですが、一般的には観賞用で、こちらは「手ブシュカン」と呼ばれ、土佐のブシュカンは「丸ブシュカン」と呼ばれているようです。

 

 

土佐の高知には、酢みかん、つまり香酸柑橘類が豊富で、旬としては、7月から9月頃にかけて青柚子が出て、8月から9月頃にブシュカンが出て、9月から10月頃に直七(なおしち)が出て、10月から12月頃に熟した黄柚子が出るという流れになります。

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それぞれの酢みかんは見た目は似ていますが、香りや味わいに個性があって、搾りかければすぐに分かるほどの違いがあります。

 

 

柚子の特徴はその芳香、独特の香りの高さですし、直七は酸味が柔らかくまろやかな酸っぱさが特徴で、ブシュカンは何と言っても、爽やかな酸味の強さが特徴です。

 

 

ブシュカンは、高知県内の四万十地区などでは一般家庭でもよく使われており、地元の人からは「酢の王様」として愛されているようです。

 

 

しかし、高知県外の方にとっては、柚子は手に入るでしょうが、ブシュカンと直七は、なかなか入手が困難でしょう。

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ちなみに高知県内でしたら日曜市やその他の街路市(http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/40/gairoitigaid.html )で販売されていますので、高知に旅行される方にとっては、季節に合わせた酢みかんを手に入れることは比較的容易です。

 

 

あとは、最近はネット通販しているところもあるようですので、検索して、是非探してみてください。

 

 

ちなみに今回のお料理は、ブシュカンの代わりに青柚子、つまり柚子の青玉を使ってもOKです。

 

 

ですから、県外の方々で、ブシュカンが手に入らない場合、代わりに青柚子や、またはスダチやライム等を使うという手もあります。

 

 

では早速、「茄子のブシュカン和え」を作ってみましょう。

 

 

作り方は、とにかく超カンタン!

 

 

まず、茄子はヘタを残して、ピーラーで皮を3ヶ所ほどむきます。

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次に、ヘタを切り落とさないままで、ヘタから縦に4等分に切り、塩を振って1~2分ほど置きます。

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茄子がしんなりしたら、手で搾り、水分を抜きます。

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この搾る際に、ヘタを残しておくと搾りやすいんですね。

 

 

その茄子のヘタを落とし、食べやすい大きさに切り分けます。

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切り分けた茄子を皿に乗せ、鰹節を振りかけ、醤油を回しかけ、さらに半分に切ったブシュカンを搾りかけて、よく混ぜます。

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小皿に食べたい分だけ取り分け、半分に切ったブシュカンを添えたら、もう完成です!

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食べる直前に、添えたブシュカンをさらに搾りかけていただきます。

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「追いブシュカン」で、一層爽やかにいただけます!

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ポイントですが、ブシュカンを搾る際には、皮を下にして搾りましょう。

 

 

香りの成分は主に皮にありますから、この方がより爽やかで、より美味しくいただけるのです。

 

 

そして、この今が旬のお料理の美味しさを、さらに倍増させていただくには……今が旬の日本酒を合わせていただくこと!……ですよね!

 

 

今回は、旬の日本酒ではないのですが、社長からの指示で、爽やかなイメージのデザインが夏らしく、さらに柑橘類を彷彿とさせるような風味を持つ、「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)を合わせてみました。

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過去10年間で8度も「日本一の清流」に選ばれ、そのあまりに美しい青色が「仁淀ブルー」と呼ばれ、「奇跡の清流」とも謳われている「仁淀川」。

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実は司牡丹の仕込水は、この仁淀川水系の湧水(軟水)であり、「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)は、そんな仁淀川を彷彿とさせる、爽やかな清流のイメージを感じさせてくれる純米酒なのです。

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では早速、「茄子のブシュカン和え」にさらに追いブシュカンで、ブシュカンをギュギュッと搾りかけ、まずは一口……ぱくり……

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うわっ!これはメチャクチャ爽やかで、本当に美味しいです!

 

 

まさか生の茄子だとは思えないし、しかもこんなにカンタンに、火もまったく使わずに作ったお料理だとはとても思えないほど美味しいのは、一体どうしてなんでしょうか、社長?

 

 

「ほうかよ。それほど旨いかよ?

 

 

ほいたらワシもいただいてみろうかのう!

 

 

パクリ……うん!確かに旨いっ!爽やか!

 

 

この美味しさを解説すりゃあ、まずは、ブシュカンの皮の青々しい風味とブシュカン果汁の酸味が、生茄子のリンゴのように清々しい風味と甘味、鰹節のうま味、醤油の辛味らあに見事なアクセントを与えてくれちゅう点がポイントながやき!

 

 

ほんで、それらあの様々な味わいが絶妙に融合して、口中で膨らんでいくがよ!

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こればあカンタンに作ったお料理たぁとても思えん理由は、ブシュカン、茄子、鰹節らあのそれぞれの素材の良さが、ストレートに伝わることと、それぞれの香味が見事なバランスで調和しちゅうっちゅう点が重要ながやき。

 

 

それらあの理由で、こぢゃんと完成度の高い一つの酒肴となっちょって、このまんま一流料亭のメニューに乗せられるがやないかと思われるばあ、

ホンマに美味しいがよ!

 

 

さらにここに、『司牡丹・仁淀ブルー』をキュッと一口……。

 

 

まず、ブシュカンの柑橘の風味が、この酒の中にも含まれちゅうような、そんな感じで、爽やかさが倍増するがやき!

 

 

実はこの酒の風味にゃあ、実際に柑橘類を想わせるような爽やかな酸味がほのかに含まれちょって、柑橘類を使うた料理との相性は抜群ながよ。

 

しかもその酸味が、こぢゃんと爽やかやきに、日本一の清流・仁淀川の『仁淀ブルー』と呼ばれる神秘的な清らかさのイメージを、思いおこさせてくれるがやき。

 

 

さらに、生茄子も瑞々しゅうて爽やかで、ブシュカンも酸味がこぢゃんと爽やかで、合わせるお酒も爽やかなもんやき、口中で爽やかさの三重奏が膨らみまくり、且つそこに鰹節のうま味と醤油のうま辛味が加わり、見事なフルオーケストラを奏でるかのようで、心の中に『仁淀ブルー』の美しい風景が、リアルに描き出されてくるかのようがよ!

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こりゃあホンマに、暑さも悪天候も吹っ飛ぶばあの、絶品の組み合わせやと言えるがぜよ!」

 

 

社長、ありがとうございました!

 

 

このお料理は、本当に火も使わずにカンタンにできて、しかも爽やかで絶品ですので、台風などの悪天候が続いている時期などに、「仁淀ブルー」と合わせていただけば、憂鬱な気分なんか吹き飛ばしてくれそうですね!

 

 

ああ麗しき、土佐の晩夏!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

 

 

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2024年7月31日 (水)

猛暑対策に!「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」って知っちゅう?

今年の高知県は、梅雨明けが7月19日と、平年より2日ほど遅かったようですが、梅雨明け後は連日のように猛暑が続いています。

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皆さん、こんにちは。


7月29日には我が町佐川町も体温超えの37℃を記録し、ちょっと外を歩いただけで汗が吹き出しクラクラしてしまった、司牡丹総務部社員のリカコです。


全国的にもしばらく猛暑が続くようですので、皆さんも熱中症には本当に気をつけてくださいね。


さて、そんな暑い時期に、猛暑対策になるような土佐の旬の食材は、何かないでしょうか、社長?


「ほいたら、やっぱしゴーヤーじゃろう!


ワシゃあ何でかこぢゃんと暑い時期になりゃあ、ゴーヤー料理が無性に食べとうなってしまうがやき。


そりゃあ、ゴーヤーの苦味は猛暑の時期に求められる味やし、そんな時期に必要な栄養素もゴーヤーにゃあこぢゃんと含まれちゅうき、おそらく身体が欲しゆうっちゅうことながよ。


ほんで料理は、猛暑の時期にゃああんまり凝った料理や火を使う料理らあて作りとうないき、火も使わんとこぢゃんと簡単にできる、『ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え』を、ご紹介さいていただきたいがぜよ。」


社長、ありがとうございます。


では早速、ゴーヤーについて調べてみました。


まずゴーヤーとは、和名は「ツルレイシ」というそうで、苦瓜とも呼ばれる、ウリ科ツルレイシ属のつる性の一年草だそうです。

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原産地は熱帯アジアといわれ、日本には江戸時代に伝わったらしく、沖縄と九州を中心に栽培されてきましたが、近年は全国各地で栽培されているのだそうで、高知県でも最近は産直市などで夏の定番となっています。


旬は、6月から8月の夏場ですから、まさに今が旬の真っ盛りです。


次にゴーヤーの栄養価や効能ですが、まずは南方の野菜ですから、水分も多く、体を冷やす効果もあるため、やはり暑い夏にはうってつけの野菜といえるようです。


また、ゴーヤーの苦味成分には、胃の働きを活発にして消化液を出し、食べ過ぎによる胃もたれなどを緩和する効果があるのだそう。


チャランチン、モモデルシン、コロコリン酸などが苦味成分の基で、チャランチンはインスリンとグルカゴンの分泌促進、コロコリン酸はインスリンの分泌促進の効果があり、血糖値の正常化にも働いているといわれています。


さらに、特筆すべきはそのビタミンCの量。

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何とレモンの約2~4倍、トマトの約3~5倍というのですから、驚きです!


しかもゴーヤーのビタミンCは、野菜の中で唯一(唯一ですよ、唯一!)、加熱に強いという特性まで持っているというのです!


ビタミンCには、美肌美白効果もありますから、これは女性の皆さんには嬉しい限りではないでしょうか。


さらに、食物繊維も多く含まれ、何とセロリの約30倍!


食物繊維は、腸内環境を整え、コレステロール値を低下させる効果や血糖値を下げる効果もあり、糖尿病予防効果もあるのだそう。


さらにさらに、カルシウムも多く、これまた何と牛乳の約14倍なのだとか!


カルシウムは、骨を丈夫にしてくれる他、老化防止や免疫力向上などの効果があるようです。


まだまだあります!


貧血予防に効果のある鉄分はホウレン草の約2倍、体脂肪の増加を防ぐ効果のある共益リノール酸も多く含むというのです!


これまでも、いろんな栄養価の高い食材を取り上げてきましたが、そんな中でもゴーヤーは群を抜いています!


ですから食べ過ぎには注意。


良く効く薬は取り過ぎると毒になるのと同様、ゴーヤーの苦味成分も取り過ぎると胃散が出過ぎ、腹痛や下痢を起こすこともあるようですから、注意が必要なのです。


では早速、「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」を作ってみましょう。


まずはゴーヤーを縦に半分に切り、種とワタを取り除いて輪切りにし、塩を振って少し置きます。

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少し置いたゴーヤーを軽く絞り、水気を切ります。

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続いてチクワも縦半分に切り、斜め薄切りにします。

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そしてゴーヤーとチクワをボウルに入れ、醤油とワサビを同量程度加え、さらにマヨネーズはワサビの4倍程度を加え、よく混ぜ合わせたら、早くも完成です。

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これは本当に簡単すぎるほど簡単ですね。


そして、この「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」のおいしさを、さらに倍増させていただくには……この時期旬の日本酒を合わせていただくこと……ですよね!

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今回は「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・零下生酒」(超辛口・本醸造生酒)
を合わせてみました。

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春先に搾られた超辛口本醸造の生酒を、そのフレッシュぴちぴちの風味をそのまま封じ込めるため、マイナス5℃以下で零下貯蔵し、夏場まで低温熟成させた、軽快なめらかで爽やかさとキレが抜群の、夏しか飲めない旬のお酒です。

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では早速、「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」と「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・零下生酒」を合わせていただいてみましょう!


まずは「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」を一口……パクッ……シャキ、シャキ……うん!おいしい!


ゴーヤーの苦味とワサビのツンと鼻に抜ける辛味が、目が覚めるような美味しさですっ!


……美味しいです……う~ん…これ以上は言葉が出てきませんので、あとは社長!よろしくお願いいたします!


「ほいきた。……まず最初に、ゴーヤーのシャキッとした食感と苦味と、ワサビの独特の爽やかな辛味がガツンときて、これはもう酒が欲しゅうなる、それも日本酒の生酒を舌と喉が求めてくるがやき!

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さらに、チクワのやわらかな食感とうま味、マヨネーズの優しい酸味、醤油の塩味とうま味……これらあが見事に融合して、まっことパーフェクトな酒の肴やっちゅうことを証明してくるがよ!


こればあ簡単な料理が、こればあのポテンシャルを持っちゅうたぁ!


正直、食べてみて初めて分かる凄さながやき!


そこに、よう冷えた『土佐超零下生酒』をキュッと……。

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おぉ……爽やかっ!


この料理のあらゆる味っちゅう味が、一層一体感を増して口中いっぱい膨らんで、後口は爽やかにサラリとキレ、高原に吹きわたる風のような心地良さを感じさせもって、酒の美味しさも料理の美味しさも倍増するがよ!


この酒を飲みゃあ、またこの料理が食べとうなり、この料理を食べりゃあ、またこの酒が飲みとうなり、こりゃあマジで、交互にやりゃあ杯も箸も止まらんなる、あまりに見事な酒と肴の組み合わせやといえるがぜよ!」


社長、お見事な表現、ありがとうございました。


しかしこのお料理、料理法も簡単ですし、何より栄養価も豊富で夏バテ防止にもなり、しかも美味しくて、日本酒ともバッチリ合うというのですから、これはもう、夏の定番中の定番料理にすべきですね。


「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」は、我が家でも夏の大定番のレギュラー入りです!

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さらにこのお酒「土佐の超辛口本醸造・零下生酒」なら、価格もお手頃ですから、たとえ1晩で1本空けたとしても、お財布の負担も少ないですし……もはや言うことなしですね!


ああ麗しき、土佐の盛夏!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

■ 「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・零下生酒」は、コチラをクリック!

 

 

 

 

 

 

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2024年6月28日 (金)

「青シソとキュウリのナムル」が夏生酒にバッチリって知っちゅう?

6月も末となり、梅雨どきのうっとうしい季節になりました。

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皆さん、こんにちは。

 

 

連日の雨天続きで、洗濯物がたまって大変なことになっている、司牡丹総務部社員のリカコです。

 

 

今年の高知は6月9日に梅雨入りしたようですが、今頃になって連日雨天が続き、いかにも梅雨らしい毎日になっています。

 

 

食中毒なども発生しやすいこの時期の気候は、体調に悪影響をおよぼしやすく、つらい思いをする人も多いのではないでしょうか。

 

 

そこで、そんな時期に、ピッタリの土佐の旬の食材を、社長!よろしくお願いいたします!

 

 

「ほうじゃのう。ほいたら、まさに梅雨の時期に天からの恵みとも言える旬の青シソ料理を、今回はご紹介させていただきましょうかのう。

 

 

リカコさん、青シソについてを、よろしゅうお願いしますぜよ。」

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はい。了解いたしました。

 

 

青シソは大葉とも呼ばれ、高知では「せいそう」とも呼ばれています。

 

 

梅雨から夏の暑い時期が旬の青シソは、シソの中でも特に香りが強く、目にも鮮やかで食欲をそそります。

 

 

青シソはこの時期の食卓に欠かせない香味野菜なのです。

 

 

ちなみに、日本では古くからシソは魚肉の毒を消す薬でありました。

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魚にあたった時はシソの葉を煎じて飲んだといいます。

 

 

今、刺身のツマなどに青シソの葉などが付いてくるのはその名残りで、一緒に食べ合わせるようにとの先人の知恵なのですね。

 

 

栄養成分的としては、β−カロチンやビタミンC、E、カルシウム、鉄などのミネラルが豊富。

 

 

特にカロチンは野菜の中でもトップの含有量で、1枚でブロッコリー5房分にも相当するカロチンが含まれているのだそうです。

 

 

また、爽やかな香りの成分(ペリルアルデヒド)には殺菌、防腐作用があり、さらにシソアルデヒドには胃液の分泌を促す働きがあると言われていますから、食欲不振にも効果的なのですね。

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さらに青シソは、昔から咳止め、食欲増進、貧血予防、解熱作用など、多くの効能があると考えられ、民間療法などでもよく用いられてきたのだといいます。

 

 

中国医学の栄養学でも、体を温めて気の巡りを良くし、胃腸を活発にし、発汗作用があるので風邪のひき始めに効果的とも言われているのだそうです。

 

 

また、「1日1枚食べると美人になる」と言われているほど、青シソには美容と健康に効く成分が入っているとも言われているのだといいます。

 

 

あんな刺身のツマのような葉っぱ1枚に、こんなに素晴らしい効能があったのですね。

 

 

そこで、食欲のない時でも青シソをたっぷりいただけるお料理で、しかも、めちゃくちゃ簡単に作れてしまい、且つ美味しいというお料理を、社長が紹介してくださいました。

 

 

そのお料理とは……「青シソのとキュウリのナムル」です。

 

 

作り方は、本当にビックリするほど簡単!

 

 

まず、キュウリ1本を斜め薄切りにします。

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次に、ボウルにカップ1杯ほどの水を入れ、そこに塩(小さじ2程度)を加え溶かします。

 

 

その塩水の中に、薄切りにしたキュウリを10分ほど浸けておきます。

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その間に、青シソ(5~6枚程度)を3mm幅程度に切っておきます。

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10分経ったら、キュウリを手でもみ、水けをしっかり絞ります。

 

 

別のボウルに、キュウリと青シソを入れ、ゴマ油(小さじ1程度)を加えて和えれば、もう完成です!

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これは、失敗のしようがないほど、あまりに簡単ですね。

 

 

では、早速いただいてみましょう!

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まず、ゴマ油の香りがスゴく食欲を刺激してくれます。

 

 

そしていただけば……キュウリのシャキッとした食感と、青シソの爽やかな風味が膨らんで、ほのかな塩味も美味しくて……とにかくシンプルすぎるくらいシンプルなお料理なのに、心地いいくらい美味しいです!

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あとは社長、よろしくお願いいたします!

 

 

「まず食欲をそそる、香ばしいゴマ油の風味が感じられ、続いて青シソ独特の鮮烈で爽やかな風味もしっかり感じられて、さらにそこに絶妙な塩味を持つキュウリの爽やかさと、心地よいシャキシャキ食感が加わりゃあ、こりゃあ、地味な見た目をかなり超える美味しさながやき!

 

 

しかも、このお料理をいただきゃあ、口が思わずお酒を、それも日本酒の生酒を欲していることがよう分かるがよ!

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……ちゅうことで、そんな『青シソとキュウリのナムル』の美味ししさを、さらに倍増させるにゃあ……今が旬の日本酒を合わせていただくこと……ながぜよ!

 

 

今回は、『裏司牡丹・純米生酒』(純米生酒)を合わせてみたがやき。

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春先に搾られた純米酒の生酒を、そのフレッシュぴちぴちの風味をそのまんま封じ込めるため、マイナス5℃以下で零下貯蔵し、夏場まで低温熟成さいた、軽快なめらかで、且つ柔らかなコクとうま味と爽やかさなキレを持つ、夏しか飲めん旬のお酒ながよ。

 

 

ちなみにこのお酒、なんで「裏」ながかっちゅうたら、数年前司牡丹の夏の生酒に注文が殺到し、4月上旬に予約で完売してしもうた際、取引先から直接当社の杜氏に、「まだ火入れしてない純米酒があったら、生のまんま残しちょいて!」っちゅう連絡が入り、急遽商品化された商品やからながやき。

 

 

つまり、正式なルートやのうて、裏ルートで商品化されたため、「裏司牡丹」っちゅう商品名になったがよ。

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ほいたら早速、このお料理とこのお酒を合わせていただいてみましょうかのう。

 

 

まず、このお料理の香ばしいゴマ油の風味と、このお酒の純米酒らしい柔らかなコクとうま味が、絶妙に響き合うて、お互いを引き立て合うがやき。

 

 

さらに、このお料理の青シソ独特の鮮烈で爽やかな風味&キュウリの心地えいシャキシャキ感と、このお酒の軽快でなめらかな生酒ならでは味わいが、またも絶妙に響き合うて、爽やかな美味しさの相乗効果を生み出しちゅうがよ!

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さらにさらに!このお料理の口中に残る後味を、このお酒が潔いばあ爽やかにスカッと切って、洗い流してくれるがやき。

 

 

ほいたら、またこのお料理が食べとうなる。

 

 

食べりゃあ、またこのお酒が飲みとうなる。

 

 

「ナムル」「裏生酒」「ナムル」「裏生酒」「ナムル」「裏生酒」……

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交互にやりゃあ、止まらんなること請け合いながよ!

 

 

ほんで、体の中と心の中に、一足先に梅雨明けの快晴を感じさせてくれるはずながぜよ!」

 

 

社長、ありがとうございました!

 

 

今回のお料理とお酒は、本当に梅雨の時期にいただくことにスゴく意味があるのだと、ハッキリと体感することができました。

 

 

そして、あらためてですが、旬の食と旬の日本酒のマッチングのパワーには、本当にスゴいものがあるのだということも、シッカリと身体で学ぶことができたように思います。

 

 

ありがとうございました!

 

 

ああ麗しき、土佐の初夏!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

 

土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック! 

 

司牡丹酒造株式会社

 

 

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2024年5月31日 (金)

「そら豆とベーコンのガリバタ醤油炒め」の美味しさって知っちゅう?

 5月も末となり、土佐の高知はいよいよ夏本番!29日には、前日の大雨から一転して、高知市の最高気温は30.9度の真夏日となり、全国で一番暑くなったのだそうです 。

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皆さん、こんにちは。昼間は暑いのに、朝夕はまだ涼しい時があり、その温度差にちょっと戸惑っている、司牡丹総務部社員のリカコです。


さて、そんな時期に取り上げる土佐の旬の食材は何でしょうか、社長?


「今回は、これまでに2回ばあ取り上げたことがあるがやけんど、今の時期にまっことピッタリやき、『そら豆』を取り上げたいがやき。


先週の5月20日は、暦の二十四節気の「小満」やったけんど、こりゃあ、陽気が良うなって万物が次第に成長して天地に満ち始めるっちゅう意味があるき、そら豆の実が空に向こうて実る様は、まさにそんなイメージにピッタリながよ。


ちゅうことで今回は、今ごろの時期に最高にうまい、『そら豆とベーコンのガリバタ醤油炒め』を、ご紹介さいていただきたいがぜよ!」


うほほ~いっっ!!ガーリック、バター、醤油……コレぜったいウマイやつっていう、間違いないレシピですよね!


ではまずは、そら豆について調べてみましたので、そちらからご紹介させていただきます。


まず、そら豆の旬ですが、地域によって若干異なりますが、だいたい4月から6月頃の初夏で、その名の通り、実が空に向かって実る様は、確かに「小満」のイメージそのものですよね。


そして、そら豆はマメ科ソラマメ属で、ダイズ、ラッカセイ、エンドウマメ、インゲンマメ、ヒヨコマメと共に、6大食用豆と呼ばれているようです。

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チグリスユーフラテスの流域からエジプトで、4000年以上も前から食用として栽培されていたのだとか。


日本には奈良時代に伝えられたそうです。


そして、そら豆の栄養ですが、ナント!若返りの野菜と言われるほどの美容効果や健康効果が期待できるんだとか!


まず、そら豆に多く含まれるビタミンB2は、「成長のビタミン」とも言われ、皮膚や毛髪、爪などの成長を促進し、さらに老化の原因となる体内の過酸化物質をスムーズに分解することで、肌のシミやシワ、白髪などを予防してくれるのだそう!


また、亜鉛が不足すると、湿疹やニキビなど、肌荒れの原因になるようなのですが、そら豆は豆類の中でも特に亜鉛が多く含まれているのだとか!

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100g(約20粒)中に2.4mg含まれるそうで、これだけで1日の摂取適正量の約3分の1が摂れるのだそうです。


そら豆料理で、肌荒れは改善、皮膚のトラブルも解消し、いつまでも美しいお肌を保つことができるという訳です!


さらにそら豆は、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、脂質の代謝に関わるビタミンB2が豊富ですが、これらビタミンB群は、炭水化物や脂肪分を効率よく代謝し、体内に蓄積された体脂肪を分解する働きがあるそうで、つまりダイエット効果が期待できるということ!


さらにさらに!そら豆には利尿効果があり、体内の滞った水分をスッキリ排出してくれ、また胃腸の働きを整える、お酒を分解する、などの効果もあるようですので、飲みすぎによるムクミや二日酔いの改善にも効果があるというのですから、ますます嬉しいですよねっ!


そして、まだまだそら豆には、食物繊維、カリウム、鉄分などの体を健康に保つ栄養素がたくさん含まれており、便秘解消、コレステロール低下、血糖値上昇の抑制、高血圧予防、疲労回復、夏バテ予防……等々の効果も期待できるのだそう!

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これって、モノスゴくないですか!?


特に女性の方には、これからの初夏の時期は、連日のようにそら豆料理をいただくことをお薦めします!


さてでは、今回のそら豆料理「そら豆とベーコンのガリバタ醤油炒め」を早速作ってみましょう。


用意するのは、およそ2人前で、そら豆(さやつき)10本、スライスベーコン1枚、にんにく1片、塩少々、赤唐辛子(輪切り)1/3本、オリーブオイル大さじ1、バター10g、醤油小さじ1、粗挽き黒胡椒少々、です。

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まず、そら豆のさやを絞るようにしてひねって取り出します。


次に、そら豆の黒いつめの部分にそって切り目を入れます。

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ベーコンは5mm幅に切り、にんにくは芯を除いてみじん切りにします。

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続いて、鍋にたっぷりの湯を沸かして塩を加え、そら豆を入れて2分程ゆでます。


ゆであがったら、そら豆をざるに上げて湯を切り、粗熱が取れたら薄皮をむきます。

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お次は、フライパンにベーコン、にんにく、赤唐辛子、オリーブオイルを入れて弱火にかけます。

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もう、この香りだけで、お酒が飲めてしまいそうですっ!

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香りが立ったら中火にし、そら豆を入れてさっと炒めます。

続いて、バターと醤油を加えて全体を絡めます。


最後に黒胡椒を振りかけて、完成です。

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あぁ……美味しそうな香り……ヨダレがあふれてきてるのが分かりますっ!


そして……この旬の「そら豆とベーコンのガリバタ醤油炒め」の美味しさを、さらに倍増させていただくには……この時期旬の日本酒を合わせていただくこと!……ですよね。

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今回は、夏しか飲めない旬のお酒、「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)を、社長からの指示で選ばせていただきました。

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春先に搾られた純米酒の生酒を、加熱殺菌など一切行わず、搾りたての鮮度をそのまま封じ込めるため、マイナス5度以下で零下貯蔵したものです。


フレッシュで爽やか、かつ軽快でなめらかな生酒ならではの風味が、10℃程度にキーンと冷やしていただくと一層心地よく、夏の旬の食材のおいしさを倍増させてくれます。


ではいよいよ、まずは「そら豆とベーコンのガリバタ醤油炒め」をいただいてみましょう!

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ぱくり……………う、うんま~~いっっっっ!!!


そら豆もホクホクしてお芋さんみたいに甘味があるし、そこにベーコンのうま味と、さらに間違いのない「ガーリック&バター&醤油」の風味が加わってるんですから、そりゃあ絶対うまいヤツですわっっっ!!


しかもこの味は、間違いなくお酒が欲しくなりますっっっ!!


では、ここから後は社長、宜しくお願いいたします!

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「確かにリカコさんの言うとおり、こりゃあ『うんま~~いっっっっ!!!』ぜよ!


さらに、この料理をいただいた後に、「零下貯蔵生酒」を一口キュッとやりゃあ……う、うますぎる~~~っっっっ!!!


そら豆や枝豆らあは、一般的にゃあ塩ゆでにしてビールと合わせるイメージしかないっちゅう方が多いかもしれんけんど、この「そら豆とベーコンのガリバタ醤油炒め」は、絶対ビールより日本酒、それも生酒ながよっ!


そら豆ならではの青々しい風味と生酒独特のなめらかな風味が……バターの発酵乳製品のうま味+醤油のうま味と純米酒ならではの米麹のコクが……唐辛子+黒胡椒+ニンニクのピリッとした辛味と辛口酒のキリッとした飲み口と後口のキレが……ちゅう三位一体の美味しさを、倍増どころか三倍増にまで膨らまいてくれるがよ!


さらに、この酒がこぢゃんと爽やかに後口を切ってくれるもんやき、それでのうたち止まらんなる禁断の『ガリバタ醤油』風味に対して、『もう一口!』っちゅう感じで喉から手が出てきそうなばあやって、さらにお料理を一口いただきゃあ、またまた『零下貯蔵生酒』を、喉が切望してくるがやき。


つまり、飲んで食べて飲んで食べて飲んで食べて……が、止まらんなるっちゅうことながぜよ!」

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社長、ありがとうございます!


ホントにこのお料理とお酒の組み合わせって、「やめられない止まらない度数」なんていうのがもしあったとしたら、最高レベルの高得点を叩き出すんじゃあないでしょうか?


しかも、そら豆には嬉しい美容効果や健康効果もあるというんですから……これはもう、初夏になったら「そら豆とベーコンのガリバタ醤油炒め」と、キーンと冷やした純米生酒に決まりっていうことですよねっ!


ああ麗しき、土佐の初夏!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

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2024年4月30日 (火)

「絹さやの胡麻和え」は夏生酒にピッタリって知っちゅう?

ゴールデンウィークに突入し、まさに「春暖」という言葉がぴったりくるような、昼間はそんな暖かい日が続いていますが、朝夕はまだ時々肌寒かったりしますから、油断は禁物ですね。

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皆さん、こんにちは。


完全に夏物に衣替えするのは、ゴールデンウィーク明けくらいにしておこうかなと思っている、司牡丹総務部社員のリカコです。


さて、そんな「春暖」の時期にぴったりくるような土佐の高知の旬の食材を、今回は是非お願いいたします、社長!


「今頃の時期にピッタリっちゅうたら、『さやえんどう』はどうぜよ?


さらに今回は、『さやえんどう』の中でもサヤが薄うて小ぶりな『絹さや』を使うた、超簡単にできてメチャクチャ美味しい、『絹さやの胡麻和え』をご紹介しましょうかのう。」


わーい!「絹さやの胡麻和え」、ワタクシの大好きなお料理です!


ではまず、「さやえんどう」の由来や種類、栄養価などについて、調べてみました。


「さやえんどう」はマメ科エンドウ属の野菜で、中央アジアから中近東地域が原産と言われいるのだそうです。

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その歴史は古く、古代ギリシャ・ローマ時代から栽培が行われていたと言われているのだとか。


ちなみに「さやえんどう」はグリーンピースと同じ野菜で、収穫時期によって呼び名が変わるのだそうです。


「えんどう」を早採りして皮ごと食べるものが「さやえんどう」、豆がある程度熟したやわらかい状態で豆だけを食べる「グリーンピース」、完全に熟した豆だけを食べる「えんどう豆」があるのだといいます。


そして、「さやえんどう」の中でも、サヤが薄く小ぶりなものを、「絹さや」と呼ぶのだとか。


ちなみに、さやごと食べる「スナップエンドウ」は、「グリーンピース」を品種改良したものなのだそうです。


次に、「さやえんどう」の旬についてですが、ハウス栽培も行われているので1年中購入することができますが、通常栽培では、4月〜5月ごろに旬を迎えますので、まさに今が旬の真っ盛りといえる野菜なのです。


そして、「さやえんどう」には、免疫力を高める効果が期待できるビタミンCが豊富に含まれており、抗酸化作用の強いβ-カロテンも豊富なのだといいます。

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また、豆の部分には、たんぱく質やアミノ酸も豊富に含まれているようで、大変栄養価の高い野菜であるといえるでしょう。


ちなみにビタミンCは、コラーゲンの合成にかかわるビタミンで、ストレスから体を守る働きをするのだそう。


さらに、活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化の予防にも効果があるのだといいます。


また、皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくする効果もあるのだそうです。


そしてβ-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されるのだそう。


ビタミンAは目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つために必要なビタミンで、粘膜のダメージを回復する効果や免疫力を高める効果があるのだとか。


また、肌荒れ予防にも効果が期待できるのだそうです。


さらに、ビタミンAに変換されなかったものは、抗酸化物質として働き、動脈硬化やガンなどの生活習慣病の予防や老化防止に効果が期待できると言われているのだといいます。


さらにさらに、「さやえんどう」には、糖質の代謝を助けるビタミンB1も含まれ、これは、疲労回復を助ける効果があるのだそうです。


また、骨のカルシウム沈着を助けるビタミンKも含まれており、骨や血管を丈夫にするリジンも含まれているのだそうですから、本当に栄養価の高い野菜であるといえるでしょう。


では早速、「絹さやの胡麻和え」を作ってみましょう。


用意する材料は、「絹さや」、白胡麻、塩、醤油、砂糖、以上です。


まず、「絹さや」を洗って、ヘタとスジを取ります。

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次に鍋にお湯を沸かして塩を加え、「絹さや」をサッと茹で、あげてから流水で冷まし、水をよく切っておきます。

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続いては、白胡麻をすり鉢でよくすり、そこに醤油と砂糖を加えて和えます。

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量はお好みですが、白胡麻小さじ2、醤油小さじ1と1/2、砂糖小さじ1/3程度でしょうか。

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よく混ぜたら、「絹さや」と和えて、もう完成です。

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これは本当に、失敗のしようがないくらい、カンタンですね。

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そして、この料理の美味しさをさらに倍増させる旬のお酒は、4月中旬から出荷開始となっている今が旬の、毎年大人気の夏限定季節商品、「ブルー船中」こと、「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)です!

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春先に搾ったばかりの「船中八策」の生酒を、一切加熱処理をしないまま瓶詰めし、マイナス5℃以下の零下にて瓶貯蔵したもの。


口中で軽快なうま味が心地良いほどなめらかに膨らみ、後口は爽やかにスパッとキレる、抜群のキレの良さを持つ超辛口の味わいは、まさに「春暖」の時期にピッタリですよね!

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では早速このお酒を、「絹さやの胡麻和え」と合わせていただいてみましょう。


まずは「絹さやの胡麻和え」を一口……パクリ……


シャキシャキしていて、爽やかで、胡麻の香ばしさと甘辛さ……美味しいです!


「絹さやの胡麻和え」といえば、やっぱコレですよね!

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では、ここからは社長、宜しくお願いいたします。


「まさに春らしい爽やかな味わいが、『絹さや』らしさながやき。


ほんで『絹さやの胡麻和え』は、『絹さや』のシャキシャキ食感と豆本来の持つ青々しい爽やかな風味に、胡麻の香ばしさと醤油の旨辛味と砂糖の甘味が加わって、思わず日本酒が欲しゅうなるような、酒の肴として完成度の高い逸品となっちゅうがよ。


そこに『船中八策・零下生酒』(超辛口・純米生酒)をキュッと……

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このお酒の持つ生酒ならではのフレッシュ感あふれる爽やかでなめらかな生の風味が、『絹さや』の豆本来の持つ爽やかな青々しい風味とがよう似いちゅうもんやき、見事に響き合うがぜよ!


さらにこのお酒の持つ軽快なうま味が、胡麻和えの香ばしさや旨辛味を、出汁のように下から支えて押し上げて、口中いっぱいに膨らまいたかと思うたら、後口は潔いばあ心地ようて、清流のように爽やかに、サラリと流れて切れていくがやき。


ほいたら、舌が喉が身体が……『もう一口食べたい!』っちゅうて懇願してくるがよ!


そこで『絹さやの胡麻和え』をもう一口いただきゃあ、今度は舌が喉が身体が……『もう一口飲みたい!』っちゅうて懇願してくるがやき!

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こうして、『絹さや』『船中生』『絹さや』『船中生』『絹さや』『船中生』……ちゅうて、箸も杯も止まらんなってしまう、無限ループにハマりこんでしまうがぜよ!」


社長、ありがとうございました。


今回のこのお料理は、本当に簡単にできる割りに、社長のおっしゃるとおり、ビックリするくらい美味しくて、かつ超辛口の生酒にバッチリでした。


しかもすっごく健康にもいいみたいですし、これは4月5月の「春暖」の季節には、晩酌の定番おつまみにしたいものですね!


ああ麗しき、土佐の春暖!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

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2024年3月29日 (金)

春満喫!土佐文旦と新タマネギのサラダって知っちゅう?

今年の高知の春は、寒い日が続いたかと思えば突然暖かくなったりと、寒暖差がとっても激しく、桜の木もかなり迷っていたようです。

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皆さん、こんにちは。高知市は3月23日に開花宣言があり、これは全国で一番乗りだったとのことで、お花見気分でだんだんウキウキしはじめている、司牡丹総務部社員のリカコです。


さて、桜の名所で名高い我が町佐川町の桜は、若干高知市内より遅いのですが、3月26日には昼間の気温がいきなり20度を超えたため、一気に咲きはじめたようです。


そして、こんな春めく季節には、春を感じられる旬の食材をいただきたいものですよね。


と、いうことで社長!よろしくお願いいたします!


「ほいたら今回は、ちくと旬の名残りになるけんど『土佐文旦』を使うた、春らしさを感じられる料理にしましょうかのう。


その料理たぁ、『土佐文旦と新タマネギのサラダ』ながやき。


こちらの料理をご紹介さいていただきますぜよ。」


はい、社長、ありがとうございます。


ではまず、土佐文旦について、いろいろ調べてみました。

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文旦は、蜜柑科ミカン属ブンタン類で、元々の原産地は中国や台湾と言われ、江戸時代に日本に伝わったと言われているのだそうです。


そして土佐文旦は、日本に40種類ほどある文旦の中でも、爽やかな香りの高さと食味の良さは、他より数段上と言われているのだとか。


1個400g~600gと大きな果実が特徴の土佐文旦は、昭和4年に開設された高知県農事試験場の玄関に1本だけ植えられていた「法元文旦」の原木が始まりで、高知県で栽培されている文旦はすべて、この木からスタートしているのだそうです。


また、土佐文旦にも種類があります。

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まず9月頃から収穫が始まり10月~11月が旬になるのが「水晶文旦」で、こちらは土佐文旦を片親とした交配種で、ハウス栽培され、濃厚な甘さと果汁の多さが特徴。


続いて、10月頃から収穫が始まって11月~12月頃が旬になるのが「ハウス文旦」で、露地物と比べて糖度が高く、皮が薄いのが特徴。


そして12月~1月に収穫され、1~2ヶ月ほど追熟させ、1月~3月頃に旬となるのが、今回取り上げる「土佐文旦」で、自然のまま露地栽培されているものをこう呼ぶのだそうです。


露地物の「土佐文旦」は皮が厚めで、果肉がしっかりしまってプリプリの食感で、糖度は低めですが独特の爽やかな酸味と
ホロ苦さとナチュラルな甘みが特徴。


その他の柑橘類では体験できない食感と味わいは、クセになるとかで、12月頃から3月にかけては、毎日のように土佐文旦を食べるというファンの方も少なくないようです。

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そんな土佐文旦の栄養価と効能は、まずやはりビタミンCが豊富ですから、風邪の予防に効果的。


またクエン酸も豊富で、体内の酸性物質を減少させる効果や疲労回復と血をきれいにする働きがあるのだそう。


さらにビタミンEも豊富ですから、さまざまな生活習慣病の予防や皮膚の老化防止効果もあり、美容にもいいのだとか。


さらにさらに、カリウムなどのミネラルも豊富で、血圧を正常に保つ効果や心筋梗塞予防効果もあるのだそう。


その上、ギャバも含まれ、これにはストレスを抑える効果やリラックス効果があり、肥満防止や高血圧予防にも効果があるのだとか。


このように文旦は、驚くほど栄養成分が豊富な果物なのです!


ちなみに文旦のじょうのう膜(小袋の薄皮)は普通は食べませんが、これにはペクチンが多く含まれていて、整腸作用があり、便秘や腹くだしなどに効果があるのだそうです。


つまりお腹の調子がよくない時には、文旦をじょうのう膜ごと食べれば効果があるということなんですね。


また、分厚い文旦の果皮には、オーラプテンという成分が大変豊富らしいのですが、これには皮膚ガンなどの発ガンを制御する働きなどがあるのだとか。


文旦の皮は、砂糖と一緒に煮てマーマレードにしたりするとおいしくいただけるそうで、皮にも栄養価がある訳ですから、無駄にしないで使いきりたいものですね。


また文旦の皮は、香りがすごく爽やかですから、お風呂に入れても気持ちよさそうです。


さらに、文旦の皮を何度かゆでこぼし、アクと苦みを抜き、シロップで煮てグラニュー糖をまぶしたり、乾かしてからチョココーティングしてピールチョコにすると、とてもおいしいスウィーツになるのだそうです!


ところで、世の男性陣は、あまり果物を食べない方が少なくないのではないでしょうか。


特に文旦などの柑橘類は、剥くのが面倒とか、腹の足しにならないとか、オカズや酒の肴にならないとかの理由で、滅多に食べないという方も少なくないようです。


そこで今回は、ウチの社長が「土佐文旦を男性も女性も悦ぶ見事な酒の肴に変身させる!」と豪語する、「土佐文旦と新タマネギのサラダ」をご紹介させていただきます。


では、早速作ってみましょう。


まずは土佐文旦の皮剥きですが、手で剥くのは大変ですし、包丁を使うのも面倒だという方にお薦めなのが、専用の皮剥き器「むっきーちゃん」です。


これを使えば、かなり簡単に分厚い皮を剥けますし、じょうのう膜にもこの「むっきーちゃん」で切れ目を入れれば、簡単に実だけを取り出すことができるという優れ物なのです。


……ところが……ワタクシとしたことが何たる不覚、その「むっきーちゃん」を持ってくるのを忘れてしまいましたっ!


よって、包丁を使っての、ちょっと面倒な皮剥きとなってしまいました。

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特に今回は、社長から「文旦の外側の皮を器にしたいきに、破けんようにウマイこと剥いてよ!」との指令がありましたので、頑張って包丁にて「赤道剥き」(赤道の位置で横に真っ2つに皮だけを切る)にさせていただきました。


ちなみにこの「赤道剥き」等の文旦の剥き方などの詳細は、社長の同級生のマンボさんこと、松田雅子さんの著書、「文旦好きがこうじて」をご参照ください。

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さて調に戻って……文旦の外の皮を剥いたら、今度は実の一房一房に包丁で少し切れ目を入れて、できるだけ実を崩さないように注意して、じょうのう膜を剥いておきます。

次に新タマネギは薄くスライスしておき、レタスは洗って水気をきり、手でちぎっておきます。

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続いてドレッシングづくりです。


米酢とオリーブオイルとマヨネーズを、お好みですがだいたい同量ずつを混ぜ合わせ、さらにハチミツ、塩、胡椒、乾燥バジルを、少量加えて混ぜ合わせ、味をととのえます。

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あとは、文旦、新タマネギ、レタスをザッと合わせ、ドレッシングをかけて混ぜ合わせ、お皿に乗せた文旦の皮の器に盛り付けたらもう完成です。

文旦の皮剥き以外は、本当に簡単すぎるくらい簡単ですね。


そしてさらに、この料理の美味しさを倍増させるには……そうです!


今が旬の日本酒を合わせて楽しむこと、ですよね!


今回合わせる今が旬の日本酒は……社長の指示により、「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒(どしゅうかすみざけ)」(薄にごり純米酒)です!

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しぼりたての純米酒に、春霞のように純米大吟醸のオリを薄くからめ、アルコール分低めの14度台に仕上げた、春限定の逸品です。


フルーティな上立ち香と華やかでフレッシュな含み香を持ち、ソフトでやらわかな薄にごりの味わいと、後口の爽やかなキレの良さは、これぞ辛口の薄にごりならではの美味しさです。


ではまず、「土佐文旦と新タマネギのサラダ」を一口……。


あっ、コレは予想以上に美味しいです!

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文旦が勝ち過ぎてデザートみたいになってしまうのではと思ってましたが、新タマネギとドレッシングの効果でしょうか、見事にサラダに、しかも酒の肴になりそうなサラダに仕上がっています!


こんなに簡単なのにビックリです……う~ん……あとは社長、宜しくお願いいたします!


「ほいきた。まかいちょき!


土佐文旦の美味しさっちゅうんは、独特のほのかな酸味と苦味と渋味にかすかな甘味が加わった絶妙なバランスの良さと、さらに爽やかな香りと独特のプリプリした食感にあるがよ。

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そこに新タマネギのナチュラルな甘味と、このドレッシングのうま味と塩味が加わりゃあ、酸味・苦味・渋味・甘味・塩味・うま味っちゅう、あらゆる味わいの構成成分が絶妙のバランスでそこに存在することになり、さらに乾燥バジルの独特の風味が見事なアクセントとなって加わり、その美味しさは、酒の肴としてもまさに絶品となるがやき!


しかも、新タマネギのシャキシャキした食感と文旦のプリプリした食感と、ドレッシングのトロッと食感が一体になりゃあ、独特の何とも言えん、心地えい食感になるがよ。


さらにそこに、「土州霞酒」をキュッとやりゃあ……。

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こりゃあうまいっ!まさに美味しさ倍増の、バッチリ相性ながやき!


このお酒のフレッシュ、フルーティーな含み香と、薄にごりのやわらかなうま味とほのかな苦味は、実は文旦の風味とかなり似いちゅうがよ。


しかも、このドレッシングのトロッと食感と薄にごり酒のフワトロ感も、結構似いちゅうがやき。


似たもん同士は相性がえいっちゅうんは鉄則やきに、これが合わんはずはないっちゅうことながよ。

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つまり、このお酒とこの料理の持つ様々な風味が、1+1が2やのうて、3にも4にも感じられるばあ、口中いっぱいに膨らんで、体の奥まで沁みわたり、後口は心地えいばあ爽やかにサラリとキレて、ドレッシングのうま味や塩分らあをキレイに洗い流してくれるがやき。


こりゃあ、交互にやりゃあナンボやちイケて止まらんなる、クセになってしまいそうな、こぢゃんと危険な酒と肴の最強タッグの誕生といえるがぜよ!」


社長、ありがとうございました。


確かにこのサラダ、社長のおっしゃるとおり、見事な酒の肴になっていますね。


「霞酒」と合わせていただいたら、ワタクシですら本当に止まらなくなってしまいそうでした。


……ということで今夜は、文旦の皮を浴槽に浮かべ、文旦湯にゆっくり入ってあたたまりながら、自分をチョッピリねぎらってあげたいと思っています。


ああ麗しき、土佐の盛春!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

 

 

 

 

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2024年2月29日 (木)

栄養満点で絶品!「葉にんにく入りおから」って知っちゅう?

我が町佐川町では、いま「佐川酒蔵ロードひなまつり」が開催されており、いつもより町内が華やぎ、ひなまつり気分が満開ですが、確かに昼間は暖かい日も増えましたが、まだまだ朝夕は寒い日が続いています。

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皆さん、こんにちは。司牡丹総務部社員のリカコです。


こんな冬から春への季節の変わり目は、風邪をひいたり、体調をくずしたりしやすいものですよね。


そこで今回は、栄養満点で、かつ簡単につくれてしかも美味しいオツマミを、社長にお願いさせていただきました。


社長!今回ご紹介する土佐の旬の食材とお料理は、何でしょうか?ワクワク……


「そういうリクエストやきに今回の旬の食材は、葉にんにくを選ばいてもうたがやき。


料理は、『葉にんにく入りおから』でどうぜよ?」


葉にんにくとおから?確かに栄養価は高そうですが、それって美味しいんでしょうか?


ともあれ早速、葉にんにくについて調べてみました。


葉にんにくは、高知県一円で一般的にどこでも売られていますが、他県ではあまり見かけることのない冬の緑黄色野菜です。

にんにくの成長過程の若い葉を収穫したもので、春になるとにんにく芋が成長し、養分がそちらに取られるため、葉は美味しくなくなるそうですから、やはり葉にんにくの旬は冬場ということになります。


そして何といっても葉にんにく最大の特徴は、栄養面の効果が大変優れたスタミナ野菜だということ。

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カロテン、カリウム、カルシウム、ポリフェノール、ビタミンC、鉄分などが豊富で、なかでも特筆すべきはアリシンの薬効なのだそう。


アリシンは、殺菌、抗菌作用に優れた成分で、その強力さは、10万倍に薄めた液でも、コレラ菌やチフス菌や赤痢菌などに強い抗菌力を示すのだとか!

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さらに疲れやすい体に不足しがちなビタミンB1の吸収を助け、滋養強壮やエネルギー吸収にも役立つというのですから、確かにこれはスゴいですね。


しかし、いくら栄養価が優れていても、美味しくなければあまり意味がありません。

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ところがこの葉にんにく、とにかく美味しいんです!


土佐の高知では、ヌタにしていただいたり、ニラと同じ使い方で、すき焼きの具材に欠かせない存在でもあります。


そんな葉にんにくを使った料理として今回は、社長の指示どおり「葉にんにく入りおから」をご紹介させていただきます。


ちなみに、おからも高タンパクでヘルシーで食物繊維も豊富で、栄養豊富な食材なんですよ!


では早速、「葉にんにく入りおから」を、作ってみましょう。

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まず用意するのは、おからは300gほど、葉にんにくは1束の半分ほど、カマボコ1本、出汁醤油かめんつゆを適量、唐辛子1本の半分ほど、オリーブオイル少々と、あとは水です。


作り方は、まず唐辛子を刻み、オリーブオイルに漬けておきます。

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次に葉にんにくを、1cmほどの長さに切ります。

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続いて、カマボコも1cm角くらいに切ります。


お次は、唐辛子入りオリーブオイルで、葉にんにくとカマボコを炒めます。


葉にんにくがしんなりしてきたら、おからを加え、さらに炒めます。

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ある程度炒めたら、これに出汁醤油かめんつゆを水で適度に薄めたものを、少しずつ加えながら、さらに炒めます。

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ちなみにワタクシは、高知県土佐清水市の名産「宗田節」の出汁が入った、「宗田節だし醤油」を使いました。

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全体に火が通って炒められたら、もう完成です。


これは、本当に簡単ですね!

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そしてさらに、この料理の美味しさを倍増させるには……


そうです!今が旬の日本酒を合わせて楽しむこと、ですよね!

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そして今回合わせる今が旬の日本酒は……「船中八策・薄にごり」(超辛口・純米薄にごり生酒)です!


華やかな上立ち香とフレッシュな含み香を持ち、ソフトでやらわかな薄にごりの味わいと、爽やかな後口のキレの良さは、これぞ超辛口の薄にごり生酒ならではの美味しさなのです。


では早速、「葉にんにく入りおから」を一口いただき、続いて「涼冷え」(15℃程度)に冷やした「船中薄にごり」をキュッと……あっ!これは予想以上に美味しいです!

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葉にんにくの風味や、唐辛子の辛味、だし醤油なんかのうま味がおからにバッチリ沁みこんで……そんな美味しさを「船中薄にごり」が引き立てて……う~ん、ここから後が続きません!


社長、宜しくお願いいたします。


「確かにこりゃあうまいっ!


このお酒のフレッシュな含み香と、薄にごりのやわらかな旨味とほのかな苦味が、葉にんにく独特の風味とほのかな甘味、唐辛子の辛味、宗田節だし醤油のうま味、それらあの沁みこんだおからのナチュラルな風味とやわらかな食感、カマボコの弾力ある食感とうま味らあと見事にマッチして、さらにこの料理の様々な味わいを、口中いっぱいに膨らいて、身体の芯まで沁みわたらせてくれるがやき!


特に、薄にごりのフンワリ感と、おからのフンワリ感が、絶妙に響き合うところが最高!


ほんで後口は心地えいばあ爽やかにサラリとキレて、この料理の様々な味わいの構成成分を、爽やかに洗い流してくれるがよ。


また、お酒にも料理にも、早春の生命力のようなもんが感じられるき、体内にも生命力があふれてくるようなイメージをもたらせてくれるがやき。


ほんで、交互にやりゃあナンボやちイケて、止まらんなる、クセになってしまう美味しさと言えるがぜよ!」


社長、ありがとうございます。

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このお料理は、本当に簡単に作れて、美味しくて、健康にも良くて、さらに日本酒との相性もバッチリですから、確かにこれはもう、冬場の最高の晩酌の肴といえるでしょう!


ああ麗しき、土佐の早春!旬どきのうまいもんに…乾杯!

 

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