「青シソとキュウリのナムル」が夏生酒にバッチリって知っちゅう?
6月も末となり、梅雨どきのうっとうしい季節になりました。
皆さん、こんにちは。
連日の雨天続きで、洗濯物がたまって大変なことになっている、司牡丹総務部社員のリカコです。
今年の高知は6月9日に梅雨入りしたようですが、今頃になって連日雨天が続き、いかにも梅雨らしい毎日になっています。
食中毒なども発生しやすいこの時期の気候は、体調に悪影響をおよぼしやすく、つらい思いをする人も多いのではないでしょうか。
そこで、そんな時期に、ピッタリの土佐の旬の食材を、社長!よろしくお願いいたします!
「ほうじゃのう。ほいたら、まさに梅雨の時期に天からの恵みとも言える旬の青シソ料理を、今回はご紹介させていただきましょうかのう。
リカコさん、青シソについてを、よろしゅうお願いしますぜよ。」
はい。了解いたしました。
青シソは大葉とも呼ばれ、高知では「せいそう」とも呼ばれています。
梅雨から夏の暑い時期が旬の青シソは、シソの中でも特に香りが強く、目にも鮮やかで食欲をそそります。
青シソはこの時期の食卓に欠かせない香味野菜なのです。
ちなみに、日本では古くからシソは魚肉の毒を消す薬でありました。
魚にあたった時はシソの葉を煎じて飲んだといいます。
今、刺身のツマなどに青シソの葉などが付いてくるのはその名残りで、一緒に食べ合わせるようにとの先人の知恵なのですね。
栄養成分的としては、β−カロチンやビタミンC、E、カルシウム、鉄などのミネラルが豊富。
特にカロチンは野菜の中でもトップの含有量で、1枚でブロッコリー5房分にも相当するカロチンが含まれているのだそうです。
また、爽やかな香りの成分(ペリルアルデヒド)には殺菌、防腐作用があり、さらにシソアルデヒドには胃液の分泌を促す働きがあると言われていますから、食欲不振にも効果的なのですね。
さらに青シソは、昔から咳止め、食欲増進、貧血予防、解熱作用など、多くの効能があると考えられ、民間療法などでもよく用いられてきたのだといいます。
中国医学の栄養学でも、体を温めて気の巡りを良くし、胃腸を活発にし、発汗作用があるので風邪のひき始めに効果的とも言われているのだそうです。
また、「1日1枚食べると美人になる」と言われているほど、青シソには美容と健康に効く成分が入っているとも言われているのだといいます。
あんな刺身のツマのような葉っぱ1枚に、こんなに素晴らしい効能があったのですね。
そこで、食欲のない時でも青シソをたっぷりいただけるお料理で、しかも、めちゃくちゃ簡単に作れてしまい、且つ美味しいというお料理を、社長が紹介してくださいました。
そのお料理とは……「青シソのとキュウリのナムル」です。
作り方は、本当にビックリするほど簡単!
まず、キュウリ1本を斜め薄切りにします。
次に、ボウルにカップ1杯ほどの水を入れ、そこに塩(小さじ2程度)を加え溶かします。
その塩水の中に、薄切りにしたキュウリを10分ほど浸けておきます。
その間に、青シソ(5~6枚程度)を3mm幅程度に切っておきます。
10分経ったら、キュウリを手でもみ、水けをしっかり絞ります。
別のボウルに、キュウリと青シソを入れ、ゴマ油(小さじ1程度)を加えて和えれば、もう完成です!
これは、失敗のしようがないほど、あまりに簡単ですね。
では、早速いただいてみましょう!
まず、ゴマ油の香りがスゴく食欲を刺激してくれます。
そしていただけば……キュウリのシャキッとした食感と、青シソの爽やかな風味が膨らんで、ほのかな塩味も美味しくて……とにかくシンプルすぎるくらいシンプルなお料理なのに、心地いいくらい美味しいです!
あとは社長、よろしくお願いいたします!
「まず食欲をそそる、香ばしいゴマ油の風味が感じられ、続いて青シソ独特の鮮烈で爽やかな風味もしっかり感じられて、さらにそこに絶妙な塩味を持つキュウリの爽やかさと、心地よいシャキシャキ食感が加わりゃあ、こりゃあ、地味な見た目をかなり超える美味しさながやき!
しかも、このお料理をいただきゃあ、口が思わずお酒を、それも日本酒の生酒を欲していることがよう分かるがよ!
……ちゅうことで、そんな『青シソとキュウリのナムル』の美味ししさを、さらに倍増させるにゃあ……今が旬の日本酒を合わせていただくこと……ながぜよ!
今回は、『裏司牡丹・純米生酒』(純米生酒)を合わせてみたがやき。
春先に搾られた純米酒の生酒を、そのフレッシュぴちぴちの風味をそのまんま封じ込めるため、マイナス5℃以下で零下貯蔵し、夏場まで低温熟成さいた、軽快なめらかで、且つ柔らかなコクとうま味と爽やかさなキレを持つ、夏しか飲めん旬のお酒ながよ。
ちなみにこのお酒、なんで「裏」ながかっちゅうたら、数年前司牡丹の夏の生酒に注文が殺到し、4月上旬に予約で完売してしもうた際、取引先から直接当社の杜氏に、「まだ火入れしてない純米酒があったら、生のまんま残しちょいて!」っちゅう連絡が入り、急遽商品化された商品やからながやき。
つまり、正式なルートやのうて、裏ルートで商品化されたため、「裏司牡丹」っちゅう商品名になったがよ。
ほいたら早速、このお料理とこのお酒を合わせていただいてみましょうかのう。
まず、このお料理の香ばしいゴマ油の風味と、このお酒の純米酒らしい柔らかなコクとうま味が、絶妙に響き合うて、お互いを引き立て合うがやき。
さらに、このお料理の青シソ独特の鮮烈で爽やかな風味&キュウリの心地えいシャキシャキ感と、このお酒の軽快でなめらかな生酒ならでは味わいが、またも絶妙に響き合うて、爽やかな美味しさの相乗効果を生み出しちゅうがよ!
さらにさらに!このお料理の口中に残る後味を、このお酒が潔いばあ爽やかにスカッと切って、洗い流してくれるがやき。
ほいたら、またこのお料理が食べとうなる。
食べりゃあ、またこのお酒が飲みとうなる。
「ナムル」「裏生酒」「ナムル」「裏生酒」「ナムル」「裏生酒」……
交互にやりゃあ、止まらんなること請け合いながよ!
ほんで、体の中と心の中に、一足先に梅雨明けの快晴を感じさせてくれるはずながぜよ!」
社長、ありがとうございました!
今回のお料理とお酒は、本当に梅雨の時期にいただくことにスゴく意味があるのだと、ハッキリと体感することができました。
そして、あらためてですが、旬の食と旬の日本酒のマッチングのパワーには、本当にスゴいものがあるのだということも、シッカリと身体で学ぶことができたように思います。
ありがとうございました!
ああ麗しき、土佐の初夏!旬どきのうまいもんに……乾杯!
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