「絹さやの胡麻和え」は夏生酒にピッタリって知っちゅう?
ゴールデンウィークに突入し、まさに「春暖」という言葉がぴったりくるような、昼間はそんな暖かい日が続いていますが、朝夕はまだ時々肌寒かったりしますから、油断は禁物ですね。
完全に夏物に衣替えするのは、ゴールデンウィーク明けくらいにしておこうかなと思っている、司牡丹総務部社員のリカコです。
さて、そんな「春暖」の時期にぴったりくるような土佐の高知の旬の食材を、今回は是非お願いいたします、社長!
「今頃の時期にピッタリっちゅうたら、『さやえんどう』はどうぜよ?
さらに今回は、『さやえんどう』の中でもサヤが薄うて小ぶりな『絹さや』を使うた、超簡単にできてメチャクチャ美味しい、『絹さやの胡麻和え』をご紹介しましょうかのう。」
わーい!「絹さやの胡麻和え」、ワタクシの大好きなお料理です!
ではまず、「さやえんどう」の由来や種類、栄養価などについて、調べてみました。
「さやえんどう」はマメ科エンドウ属の野菜で、中央アジアから中近東地域が原産と言われいるのだそうです。
その歴史は古く、古代ギリシャ・ローマ時代から栽培が行われていたと言われているのだとか。
ちなみに「さやえんどう」はグリーンピースと同じ野菜で、収穫時期によって呼び名が変わるのだそうです。
「えんどう」を早採りして皮ごと食べるものが「さやえんどう」、豆がある程度熟したやわらかい状態で豆だけを食べる「グリーンピース」、完全に熟した豆だけを食べる「えんどう豆」があるのだといいます。
そして、「さやえんどう」の中でも、サヤが薄く小ぶりなものを、「絹さや」と呼ぶのだとか。
ちなみに、さやごと食べる「スナップエンドウ」は、「グリーンピース」を品種改良したものなのだそうです。
次に、「さやえんどう」の旬についてですが、ハウス栽培も行われているので1年中購入することができますが、通常栽培では、4月〜5月ごろに旬を迎えますので、まさに今が旬の真っ盛りといえる野菜なのです。
そして、「さやえんどう」には、免疫力を高める効果が期待できるビタミンCが豊富に含まれており、抗酸化作用の強いβ-カロテンも豊富なのだといいます。
また、豆の部分には、たんぱく質やアミノ酸も豊富に含まれているようで、大変栄養価の高い野菜であるといえるでしょう。
ちなみにビタミンCは、コラーゲンの合成にかかわるビタミンで、ストレスから体を守る働きをするのだそう。
さらに、活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化の予防にも効果があるのだといいます。
また、皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくする効果もあるのだそうです。
そしてβ-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されるのだそう。
ビタミンAは目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つために必要なビタミンで、粘膜のダメージを回復する効果や免疫力を高める効果があるのだとか。
また、肌荒れ予防にも効果が期待できるのだそうです。
さらに、ビタミンAに変換されなかったものは、抗酸化物質として働き、動脈硬化やガンなどの生活習慣病の予防や老化防止に効果が期待できると言われているのだといいます。
さらにさらに、「さやえんどう」には、糖質の代謝を助けるビタミンB1も含まれ、これは、疲労回復を助ける効果があるのだそうです。
また、骨のカルシウム沈着を助けるビタミンKも含まれており、骨や血管を丈夫にするリジンも含まれているのだそうですから、本当に栄養価の高い野菜であるといえるでしょう。
では早速、「絹さやの胡麻和え」を作ってみましょう。
用意する材料は、「絹さや」、白胡麻、塩、醤油、砂糖、以上です。
まず、「絹さや」を洗って、ヘタとスジを取ります。
次に鍋にお湯を沸かして塩を加え、「絹さや」をサッと茹で、あげてから流水で冷まし、水をよく切っておきます。
続いては、白胡麻をすり鉢でよくすり、そこに醤油と砂糖を加えて和えます。
量はお好みですが、白胡麻小さじ2、醤油小さじ1と1/2、砂糖小さじ1/3程度でしょうか。
そして、この料理の美味しさをさらに倍増させる旬のお酒は、4月中旬から出荷開始となっている今が旬の、毎年大人気の夏限定季節商品、「ブルー船中」こと、「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)です!
春先に搾ったばかりの「船中八策」の生酒を、一切加熱処理をしないまま瓶詰めし、マイナス5℃以下の零下にて瓶貯蔵したもの。
口中で軽快なうま味が心地良いほどなめらかに膨らみ、後口は爽やかにスパッとキレる、抜群のキレの良さを持つ超辛口の味わいは、まさに「春暖」の時期にピッタリですよね!
では早速このお酒を、「絹さやの胡麻和え」と合わせていただいてみましょう。
まずは「絹さやの胡麻和え」を一口……パクリ……
シャキシャキしていて、爽やかで、胡麻の香ばしさと甘辛さ……美味しいです!
「絹さやの胡麻和え」といえば、やっぱコレですよね!
「まさに春らしい爽やかな味わいが、『絹さや』らしさながやき。
ほんで『絹さやの胡麻和え』は、『絹さや』のシャキシャキ食感と豆本来の持つ青々しい爽やかな風味に、胡麻の香ばしさと醤油の旨辛味と砂糖の甘味が加わって、思わず日本酒が欲しゅうなるような、酒の肴として完成度の高い逸品となっちゅうがよ。
そこに『船中八策・零下生酒』(超辛口・純米生酒)をキュッと……
このお酒の持つ生酒ならではのフレッシュ感あふれる爽やかでなめらかな生の風味が、『絹さや』の豆本来の持つ爽やかな青々しい風味とがよう似いちゅうもんやき、見事に響き合うがぜよ!
さらにこのお酒の持つ軽快なうま味が、胡麻和えの香ばしさや旨辛味を、出汁のように下から支えて押し上げて、口中いっぱいに膨らまいたかと思うたら、後口は潔いばあ心地ようて、清流のように爽やかに、サラリと流れて切れていくがやき。
ほいたら、舌が喉が身体が……『もう一口食べたい!』っちゅうて懇願してくるがよ!
そこで『絹さやの胡麻和え』をもう一口いただきゃあ、今度は舌が喉が身体が……『もう一口飲みたい!』っちゅうて懇願してくるがやき!
こうして、『絹さや』『船中生』『絹さや』『船中生』『絹さや』『船中生』……ちゅうて、箸も杯も止まらんなってしまう、無限ループにハマりこんでしまうがぜよ!」
社長、ありがとうございました。
今回のこのお料理は、本当に簡単にできる割りに、社長のおっしゃるとおり、ビックリするくらい美味しくて、かつ超辛口の生酒にバッチリでした。
しかもすっごく健康にもいいみたいですし、これは4月5月の「春暖」の季節には、晩酌の定番おつまみにしたいものですね!
ああ麗しき、土佐の春暖!旬どきのうまいもんに……乾杯!
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