栄養満点で絶品!「葉にんにく入りおから」って知っちゅう?
我が町佐川町では、いま「佐川酒蔵ロードひなまつり」が開催されており、いつもより町内が華やぎ、ひなまつり気分が満開ですが、確かに昼間は暖かい日も増えましたが、まだまだ朝夕は寒い日が続いています。
皆さん、こんにちは。司牡丹総務部社員のリカコです。
こんな冬から春への季節の変わり目は、風邪をひいたり、体調をくずしたりしやすいものですよね。
そこで今回は、栄養満点で、かつ簡単につくれてしかも美味しいオツマミを、社長にお願いさせていただきました。
社長!今回ご紹介する土佐の旬の食材とお料理は、何でしょうか?ワクワク……
「そういうリクエストやきに今回の旬の食材は、葉にんにくを選ばいてもうたがやき。
料理は、『葉にんにく入りおから』でどうぜよ?」
葉にんにくとおから?確かに栄養価は高そうですが、それって美味しいんでしょうか?
ともあれ早速、葉にんにくについて調べてみました。
葉にんにくは、高知県一円で一般的にどこでも売られていますが、他県ではあまり見かけることのない冬の緑黄色野菜です。
にんにくの成長過程の若い葉を収穫したもので、春になるとにんにく芋が成長し、養分がそちらに取られるため、葉は美味しくなくなるそうですから、やはり葉にんにくの旬は冬場ということになります。
そして何といっても葉にんにく最大の特徴は、栄養面の効果が大変優れたスタミナ野菜だということ。
カロテン、カリウム、カルシウム、ポリフェノール、ビタミンC、鉄分などが豊富で、なかでも特筆すべきはアリシンの薬効なのだそう。
アリシンは、殺菌、抗菌作用に優れた成分で、その強力さは、10万倍に薄めた液でも、コレラ菌やチフス菌や赤痢菌などに強い抗菌力を示すのだとか!
さらに疲れやすい体に不足しがちなビタミンB1の吸収を助け、滋養強壮やエネルギー吸収にも役立つというのですから、確かにこれはスゴいですね。
しかし、いくら栄養価が優れていても、美味しくなければあまり意味がありません。
土佐の高知では、ヌタにしていただいたり、ニラと同じ使い方で、すき焼きの具材に欠かせない存在でもあります。
そんな葉にんにくを使った料理として今回は、社長の指示どおり「葉にんにく入りおから」をご紹介させていただきます。
ちなみに、おからも高タンパクでヘルシーで食物繊維も豊富で、栄養豊富な食材なんですよ!
では早速、「葉にんにく入りおから」を、作ってみましょう。
まず用意するのは、おからは300gほど、葉にんにくは1束の半分ほど、カマボコ1本、出汁醤油かめんつゆを適量、唐辛子1本の半分ほど、オリーブオイル少々と、あとは水です。
作り方は、まず唐辛子を刻み、オリーブオイルに漬けておきます。
お次は、唐辛子入りオリーブオイルで、葉にんにくとカマボコを炒めます。
葉にんにくがしんなりしてきたら、おからを加え、さらに炒めます。
ある程度炒めたら、これに出汁醤油かめんつゆを水で適度に薄めたものを、少しずつ加えながら、さらに炒めます。
ちなみにワタクシは、高知県土佐清水市の名産「宗田節」の出汁が入った、「宗田節だし醤油」を使いました。
これは、本当に簡単ですね!
そうです!今が旬の日本酒を合わせて楽しむこと、ですよね!
そして今回合わせる今が旬の日本酒は……「船中八策・薄にごり」(超辛口・純米薄にごり生酒)です!
華やかな上立ち香とフレッシュな含み香を持ち、ソフトでやらわかな薄にごりの味わいと、爽やかな後口のキレの良さは、これぞ超辛口の薄にごり生酒ならではの美味しさなのです。
では早速、「葉にんにく入りおから」を一口いただき、続いて「涼冷え」(15℃程度)に冷やした「船中薄にごり」をキュッと……あっ!これは予想以上に美味しいです!
葉にんにくの風味や、唐辛子の辛味、だし醤油なんかのうま味がおからにバッチリ沁みこんで……そんな美味しさを「船中薄にごり」が引き立てて……う~ん、ここから後が続きません!
社長、宜しくお願いいたします。
「確かにこりゃあうまいっ!
このお酒のフレッシュな含み香と、薄にごりのやわらかな旨味とほのかな苦味が、葉にんにく独特の風味とほのかな甘味、唐辛子の辛味、宗田節だし醤油のうま味、それらあの沁みこんだおからのナチュラルな風味とやわらかな食感、カマボコの弾力ある食感とうま味らあと見事にマッチして、さらにこの料理の様々な味わいを、口中いっぱいに膨らいて、身体の芯まで沁みわたらせてくれるがやき!
特に、薄にごりのフンワリ感と、おからのフンワリ感が、絶妙に響き合うところが最高!
ほんで後口は心地えいばあ爽やかにサラリとキレて、この料理の様々な味わいの構成成分を、爽やかに洗い流してくれるがよ。
また、お酒にも料理にも、早春の生命力のようなもんが感じられるき、体内にも生命力があふれてくるようなイメージをもたらせてくれるがやき。
ほんで、交互にやりゃあナンボやちイケて、止まらんなる、クセになってしまう美味しさと言えるがぜよ!」
社長、ありがとうございます。
このお料理は、本当に簡単に作れて、美味しくて、健康にも良くて、さらに日本酒との相性もバッチリですから、確かにこれはもう、冬場の最高の晩酌の肴といえるでしょう!
ああ麗しき、土佐の早春!旬どきのうまいもんに…乾杯!
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