「フルーツトマトのニンニク醤油漬け」の美味しさって知っちゅう?
さて皆さん、NHK朝ドラ「らんまん」、観てますか~!?
もう完全にハマってしまい、毎回万太郎を応援しながら食い入るように観賞している、司牡丹総務部社員のリカコです。
ワタクシの周りでは、視聴率100%の大人気になっています。
ちなみにご存じない方々のために、少し解説を。
朝ドラ「らんまん」にて、神木隆之介さんが演じる槇野万太郎という主人公のモデルは、日本植物学の父・牧野富太郎博士であり、しかも我が町佐川町の酒蔵「岸屋」(ドラマでは「峰屋」)の跡取り息子だったのです。
さらに、その牧野博士の蔵は、最終的には司牡丹酒造に譲られたということもあり、司牡丹の酒蔵通りが撮影にも使われ、白壁蔵などが番組にて何度も映っていますし、しかも蔵のセットなども司牡丹の蔵を参考にして作られているのだそうです。
そんな関係もあって、いま佐川町に、司牡丹酒造に、平日でも沢山の観光客が押し寄せており、なかなか大変なことになっていて、これからのゴールデンウィークがちょっと恐ろしいほどです。
すみません。前置きが長くなってしまいました。
そんな春らんまんのこの時季に取り上げる、土佐の高知の旬の食材は、何でしょうか、社長?
「やっぱしここは、牧野富太郎博士しかないろう!
実は、牧野博士の大好物で、毎日のように食べよったっちゅう野菜が、トマトやったそうながよ。
ほいたら、牧野博士の誕生日(4月24日)頃の春の時期に旬を迎える、土佐の高知のブランド野菜、フルーツトマト(高糖度トマト)に決まりながやき。
ほんで、そんなフルーツトマトを使うた絶品の酒肴、『フルーツトマトのニンニク醤油漬け』をご紹介さいていただきますぜよ!」
牧野博士って、トマトが大好物だったんですね、知りませんでした。
では、まずトマトについて調べてみました。
実は高知県は、トマト好きの間では有名な、日本一の高級トマト王国です。
そしてトマトは、「トマトが赤くなれば医者が青くなる」と言われる通り、大変栄養価の高い健康野菜でもあります。
ビタミンA、B1、Cをたくさん含み、さらにカリウムも多く、カルシウムや塩分のとり過ぎも防ぎ、高血圧も予防してくれるのです。
さらに最近話題のリコピンも豊富で、これは抗酸化物質ですので、人間の体に悪影響をもたらす活性酸素を退治してくれる働きがあり、ガン予防にもなると言われているのです。
その上近年は、トマトには肥満防止効果があるとも発表されていますから、ダイエットにも効果があるということらしいのです。
ちなみに一般的なトマトの旬は夏場と言われていますが、それは路地物トマトの場合で、フルーツトマト王国といわれる土佐の高知のフルーツトマトは、大抵がハウス物ですから、旬は冬場から春まで、せいぜいで5月末頃までですから、今ごろからが旬の最後の時期といえるでしょう。
そして、そんな高知のフルーツトマトは、糖度が10度ほどと高いだけでなく、酸味もしっかり存在します。
甘味と酸味のバランスに優れ、はっきりと旨みが感じられるものが、本当に高品質のおいしいフルーツトマトであるといえ、塩を振っていただくだけでも、最高の酒の肴になるほどなのです!
ちなみに、おいしいフルーツトマトの見分け方も、ご参考までにお伝えしておきましょう。
トマトの先端を見ると、放射線状に筋が入っているものがあります。
これが、おいしさの目印、スターマークなのだそうです。
このスターマークの入っているフルーツトマトは、糖度が8度以上のものが多いといわれているようです。
では次に、今が旬の新ニンニクについても、ご紹介しておきましょう。
新ニンニクとは、国産で、畑で収穫してから乾燥させず、直ぐに出荷されたニンニクのことで、収穫期である4月末~7月頃にかけてしか手に入らないものなのだそうです。
地域によって出回る時期が微妙に異なります。
高知県の場合はやや早く、4月末頃から6月頃までで、青森県などの場合は6月~7月頃になるのだそう。
ちなみに通常のニンニクは、1年中手に入りますが、それらは保存性を高めるために、農家の方が収穫してから20~30日間ほど乾燥させて、水分を30%ほど飛ばしたものなのだそうです。
新ニンニクは、乾燥ニンニクよりはるかに瑞々しく、香りも強いですが、フレッシュ感があるため嫌な感じの香りがないのが特徴といえます。
続いては、ニンニクの有効成分と効用について、ご紹介いたしましょう。
ニンニク特有の匂いのもとは、硫化アリルの一種アリシンという物質です。
これはビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や滋養強壮に効果があるそう。
またアリシンは、免疫力を高め、ガンの予防にも効果があると言われています。
さらに、血行促進により、冷え性や動脈硬化、血栓の予防にも効果的とされています。
さらにさらに、アリシンには強い殺菌効果があり、結核菌やブドウ球菌、赤痢菌、チフス菌などを含め、広範囲の菌に対して、抗生物質として働くことも確かめられたのだそうです。
また、スコルニジンには新陳代謝を促し、疲労回復効果があるとされるほか、末梢血管拡張作用により血の巡りを良くする働きがあり、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞などの予防にも効果が期待できるのだそうです。
ただし、ニンニクは成分が強すぎるため、摂りすぎると胃腸に悪影響を及ぼすこともあるのだそうですから、食べすぎには注意が必要なのだそうです。
では、早速「フルーツトマトのニンニク醤油漬け」を作ってみましょう。
用意する材料は、フルーツトマト、新ニンニク、醤油、ゴマ油、かいわれ大根、以上です。
まず、トマトのヘタを取り、1cm幅程度にカットします。
続いて、新ニンニクをすりおろしてボウルに入れ、そこに醤油とゴマ油を2対1程度の割合で混ぜ合わせます。
この調味液に、カットしたトマトを漬け込み、ラップをして5分ほど、冷蔵庫で冷やします。
時間が来たら、漬け込んだトマトを皿に盛り付け、半分にカットしたかいわれ大根を上からトッピングしたら、もう完成です。
これは、実にカンタンですね。
では早速、「フルーツトマトのニンニク醤油漬け」を、一口いただいてみましょう。
パクッ……あっ!予想以上に新ニンニクの風味がガツンと来ますね。
フルーツトマトの甘味と酸味とうま味が心地よくて、かいわれ大根もいい仕事をしています。
ワタクシのコメントでは、せいぜいこの程度で、申し訳ございません。
詳しくは後ほど社長、お願いします。
そして、この「フルーツトマトのニンニク醤油漬け」の美味しさを、さらに引き立てて楽しむには……この時期旬の日本酒を合わせて楽しむこと……ですよね!
今回は社長の指示により、旬の季節商品ではないですが、朝ドラ「らんまん」がスタートした時期という意味ではまさに今が旬の、「司牡丹・花と恋して」(純米酒)を合わせてみることになりました。
こちらの商品は、本年4月3日からスタートしている、NHK朝ドラ「らんまん」の主人公のモデル、「日本植物学の父」牧野富太郎博士の関連商品です。
牧野博士は佐川町の酒蔵の息子で、その酒蔵は番頭さんに譲られ、その後明治時代中頃に司牡丹酒造に譲られ、現在は司牡丹酒造の蔵の一部になっています。
そして、牧野博士の詠んだ「草をしとねに 木の根を枕 花と恋して九十年」から命名された「司牡丹・花と恋して」(純米酒)は、純米酒ながら吟醸酵母を使用しているため、花のようなフルーティな香りを持ち、まさに春爛漫をイメージさせるような純米酒となっているのです。
ではいよいよ、「フルーツトマトのニンニク醤油漬け」と「花と恋して」(純米酒)を、合わせて楽しんでみましょう。
ここからは社長、宜しくお願いいたします。
「ほいきた。まかいちょき。
まずはお料理から、一口。
最初に、新ニンニクの風味がガツンと来るがやき。
フルーツトマトはやや硬めで歯ごたえがあるけんど、甘味と酸味とうま味のバランスが見事で、深うて濃い味わいが口中に膨らんでいくがよ。
そこに、ゴマ油のコクと醤油のうま辛味らあが加わり、さらに、かいわれ大根のナチュラルな辛味が絶妙な心地えいアクセントとなって、リカコさんの言うたとおり、こぢゃんとえい仕事をしちゅうがやき。
ほんで、後口の余韻の爽やかさが印象的で、しかも喉から手が出そうになるばあ、お酒が欲しゅうなるがよ。
そこに『花と恋して』(純米酒)をキュッと……
華やかかつ上品な香りが鼻腔と口中に広がり、まさに春爛漫を彷彿とさいてくれるがやき。
さらに、なめらかにやわらかに膨らむお酒の味わいが、ニンニクの風味、トマトの甘味と酸味とうま味、ゴマ油のコク、醤油のうま辛味、かいわれのナチュラルな辛味らあの様々な味わいの余韻を、一瞬さらに膨らませ、口中いっぱいに広がらいたかと思うたら、後口は心地えいばあサラリと流れるように切れていくがよ。
こりゃあ確かに、酒の肴として高級料亭でそのまんま出されたちおかしゅうないといえるばあ、立派な酒の肴やと言えるがやき。」
社長、ありがとうございました。
今回のこのお料理は、本当に簡単にできる割りに、社長のおっしゃるとおり、ビックリするくらい美味しくて、かつ日本酒にバッチリでした。
しかもすっごく健康にもいいみたいですし、ワタクシも牧野博士みたいに、毎日のようにトマトをいただきたくなりました。
そして、「フルーツトマトのニンニク醤油漬け」と「司牡丹・花と恋して」(純米酒)のペアリング、是非是非皆さんもお試しくださいね!
ああ麗しき、土佐の春暖!旬どきのうまいもんに……乾杯!
◾️「司牡丹・花と恋して」(純米酒)は、コチラをクリック!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
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