春を満喫!「アサリとキャベツのにんにく炒め」って知っちゅう?
さて、今年の高知県の春は、朝は5℃前後と冷えこみながら、昼間は20℃前後という暖かい日が続き、1日の寒暖差が激しい日が多かったため、桜の木もいつ咲こうかと、ちょっぴり迷っていたようですね。
皆さん、こんにちは。久々のお花見気分でちょっとウキウキしている、司牡丹総務部社員のリカコです。
桜の名所で名高い佐川町の桜は、若干高知市内より遅いのですが、先週末は、咲いている木があるかと思えば咲いていない木もあったりで、場所によって咲き具合が違ってマバラでしたが、ここにきて一気に咲き誇り、満開の春真っ盛りとなっています。
しかもコロナ禍は収束に向かいつつあり、さらに今年は何といっても、佐川町出身の「日本植物学の父」牧野富太郎博士をモデルにした主人公のNHK朝ドラ、「らんまん」が4月3日からスタートするのですから、平日でも当社の周りは花見客や観光客であふれかえっており、これは本当に嬉しい光景です。
司牡丹の事務所から徒歩で5分も歩けば、満開の桜の牧野公園なのですから、仕事なんて放り出して、お花見に出かけたくなってしまう衝動に駆られてしまうのも、しょうがないというものでしょう。
さて、そんなお花見気分あふれる季節に、どんな土佐の旬のうまいものを提案していただけるのでしょうか、社長?
「そりゃあやっぱし、春の生命力あふれる旬の貝類を代表する、アサリ料理をご紹介したかったがやけんど……。
10年ばあ前までは、土佐市の宇佐の浜辺あたりじゃあ、大勢の老若男女が集まって潮干狩りが楽しめるばあアサリが獲れよったがやけんど、現在高知県内でアサリが獲れるような場所は、ほとんど皆無といえるようながよ。
今頃になってあらためて気づいてしもうたけんど、まっこと残念なことながやき……。
ほいたらっちゅうことで、高知県外産のアサリを使いもっても、もう1品の旬のメイン食材を高知県産にさいていただいくっちゅう、裏ワザを繰り出した料理を考えらいてもうたがよ!
その料理たぁ、高知県産の春キャベツを使うた、『アサリとキャベツのにんにく炒め』ながやき!
ほいたらリカコさん、アサリと春キャベツについて、まずはちくと調べとうせや。」
はい。早速、調べさせていただきました。
まずは、アサリの栄養価や効能などについて、ご紹介しておきましょう。
アサリには鉄やビタミンB12が多く含まれているため、貧血気味の方や妊娠中・授乳中の方、高齢者などに最適なのだそうです。
ほかにもビタミンA、B2、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、タウリンなども含まれているのだとか。
ビタミンB群やタウリンは水溶性ですから、汁ごと食べられるような料理がオススメといえるようです。
旨み成分も溶け出しますから、その方が美味しくもなりますし、一石二鳥なんですね。
効用としては、貧血予防、肝機能の促進、骨粗しょう症予防、高血圧予防、動脈硬化予防、疲労回復、血行促進、美肌効果などがあるようです。
また貝類は生命力にあふれていますから、春の海の生命力を体内に取り入れることになるわけです。
冬の間に鈍っていた身体を活性化させ、シャッキリと目覚めさせてくれるといえるでしょう。
続いては春キャベツについて。
まず、春キャベツと冬キャベツの違いからご紹介いたしましょう。
実はもともとキャベツは春野菜でしたが、品種改良によって一年中食べられるようになったのだそうです。
一般的に一年中スーパーで見かけるキャベツは「冬キャベツ」なのだそう。
別名「寒玉」と言い、夏に種まきを行い、11月~3月頃に出回るようです。
春キャベツは秋に種まきを行い、主に3月~5月頃が旬になり出回るそうです。
また春キャベツと冬キャベツの間に、7月~10月頃に見かける物は「春秋キャベツ」と言い、冬キャベツをさらに品種改良したものだそうです。
春キャベツは、丸くてやや小ぶり、葉と葉に間隔があり巻き方が緩くふっくらしているのだとか。
また、葉は薄く柔らかく、水分が多く、中まで鮮やかな黄緑色をしているのだそう。
柔らかくみずみずしい春キャベツは炒めすぎると水分が出てしまうので、炒め物に使う場合には、サッと短時間で炒めるのがコツといえるでしょう。
次にキャベツの栄養価ですが、ビタミンC・ビタミンK・ビタミンU・カロテン・葉酸・食物繊維などが豊富なのだそうです。
特に豊富なのはビタミンCで、外側の緑色が濃い葉や芯の周りに多く含まれるのだそうです。
抗酸化作用があり、ストレス解消や免疫力の向上などに繋がるようです。
ただしビタミンCは熱に弱いため、やはり炒め物に使う場合は、サッと短時間でが大事だということですね。
また、ビタミンCは水溶性の為、切ってから水にさらすと栄養が逃げてしまうようです。
キャベツは洗ってから切るようにしましょうね。
続いては、キャベツから発見された「ビタミンU」ですが、この栄養素は別名「キャベジン」と呼ばれているのだとか。
主に胃酸の分泌・胃粘膜の促進など消化を助ける働きがあり、同名の胃腸薬などに利用されていますね。
傷ついた粘膜を修復する働きもある事から、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療などにも用いられているほどなのだそうです。
では早速、「アサリとキャベツのにんにく炒め」を作ってみましょう。
用意する材料は2~3人分で、アサリ(殻つき)200g、キャベツ300g、にんにく5g、赤唐辛子1/2本、オリーブ油が大さじ1、日本酒が大さじ2と、塩と胡椒が適量です。
まずアサリは塩水で砂抜きし、殻をこすり合わせて洗います。
キャベツは4~5cm角に切り、にんにくは薄切りに、赤唐辛子は輪切りにしておきます。
そしてフライパンにオリーブ油、にんにく、赤唐辛子を入れて、弱火で熱します。
にんにくの香りが立ってきたら、アサリと日本酒を加えて中火で炒めます。
続いては、フタをしてアサリの口が開くまで蒸し焼きにします。
次にキャベツを加えてサッと炒め、塩、胡椒を加えて混ぜ合わせて少し炒め、器に盛りつければ完成です。
う~んやっぱり、にんにくの香りが食欲をそそりますね。
これはタマリマセン!
そして、この料理の美味しさをさらに倍増させるには、この時期旬の日本酒を合わせていただくこと、ですよね!
今回合わせる今が旬の日本酒は……「船中八策・薄にごり」(超辛口・薄にごり純米生酒)です!
華やかな上立ち香とフレッシュな含み香を持ち、抜群の鮮度感で生命力にあふれながら、かつソフトでやわらかな薄にごりならではの膨らみがあり、さらに爽やかな後口のキレの良さも兼ね備えています。
まさに春の生命力にあふれる食材の美味しさをさらに引き立てる、これぞ超辛口の薄にごり生酒といえるでしょう。
では早速、「アサリとキャベツのにんにく炒め」と「船中八策・薄にごり」を、マッチングさせて堪能してみましょう!
まずは「アサリとキャベツのにんにく炒め」を一口……パクリ……あ!おいっし~いっ!
アサリのうま味、キャベツの甘味、にんにくの香り、赤唐辛子の辛味、塩の塩味、胡椒のスパイス感などが、見事に混じり合って、本当に「美味しい!」の一言です!
……あ~ムリ。もうこれ以上の表現は出てきません。
あとは社長、よろしくお願いいたします。
「いやいや、食リポとしちゃあ、充分えい線いっちょったぜよ、リカコさん。
ほいたら早速、『アサリとキャベツのにんにく炒め』を……バクッ……
海の風味をまとうたアサリの生命力を凝縮したようなうま味に、にんにくの独特の香りや風味、赤唐辛子の辛味、塩の塩味、胡椒のスパイス感に、さらに春キャベツのシャキッと鮮度感のある甘味らあが、絶妙に融合して渾然一体となって、見事な交響曲を編成し、口中いっぱいにあふれんばかりにたなびいていくがやき。
そこに「船中薄にごり」をキュッと……
この酒の抜群の鮮度感と生命力、そしてソフトでやわらかな薄にごりならではの膨らみが、思わず「おおっ!」っと声が漏れてしまいそうなばあ、この料理の香味の交響曲をさらにボリュームアップさいたかと思うたら、次の瞬間、潔いばあ爽やかに、キレイに後口を洗い流すかのように切ってくれるがよ。
ほいたら当然、口が、舌が、喉から手が出てくるかのように、次の料理の一口を要求してくるがやき。
そこで、この料理をもう一口……
ほいたらこれまた当然、口が、舌が、喉から手が出てくるかのように、次の酒の一口を要求してくるがよ。
そこで、この酒をもう一口……
この料理とこの酒を交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなってしまうばあ、無限ループにハマりこんでしまうこたぁ間違いなしながぜよ!」
社長、ありがとうございます。
実はワタクシ、パスタ料理好きで、特にペペロンチーノやボンゴレが大好きなのですが、今回の「アサリとキャベツのにんにく炒め」は、まさにそんな私好みのパスタ料理と同じような味つけですから、これはもう間違いない美味しさですよね!
アサリとキャベツに、にんにくと赤唐辛子、塩と胡椒というのは、本当にシンプルではありますが、ある意味間違いのない、王道の美味しさと言っても過言ではないでしょう。
そしてそんな王道の私好みの料理が、これほど日本酒によく合うとは思ってもいませんでしたので、これは本当に嬉しい新発見でした!
間違いなく、我が家の春の定番料理にさせていただきます!
ああ麗しき、土佐の盛春!旬どきのうまいもんに……乾杯!
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