今が旬!小松菜の塩昆布炒めの美味しさを知っちゅう?
皆さん、大変大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。司牡丹総務部社員のリカコです。
令和4年最初の「旬どき」ブログ、本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。
今年は、新年早々いきなり大寒波に見舞われ、大変寒さが厳しく、大雪が積もったりした地域もあったようで、我が町佐川町でもマイナス5℃という寒い日がありました。
こんな時には風邪をひきやすく、また新型コロナのオミクロン株も猛威を奮っていますので、皆さんくれぐれも体調管理にはお気をつけくださいね。
さて、そんな寒い時期に取り上げる今回の旬の食材は、何でしょうか、社長?
「ほうじゃのう。こんな時期のお薦めは、こぢゃんと栄養価が高うて、さらに寒うなるばあ美味しゅうなる野菜、小松菜はどうぜよ。
今回は、栄養価満点の小松菜を使うた、簡単で美味しい料理、『小松菜の塩昆布炒め』をご紹介さいていただきますぜよ。
ほいたらリカコさん、まずは小松菜について調べてから、この料理を作っとうせや。」
はい。了解いたしました。
小松菜は、チンゲンサイなどと同じアブラナ科の野菜の一種です。
ちなみに小松菜という名は、東京の小松川(現在の江戸川区)に由来するそうで、江戸時代に将軍に気に入られ、献上する際に土地の名を冠したと言われており、当時から江戸庶民に親しまれていた野菜なのだそうです。
そして、現代でもホウレンソウと共に代表的な青菜であり、ホウレンソウと似た使い方をされますが、アクが少ないため、下ゆでせずに、そのまま調理できるというメリットがあります。
今では各地でハウスなども含め通年出荷されていますが、本来寒い冬に採れる野菜であったため、「冬菜」「雪菜」などの別名があるのだとか。
旬は11月から3月にかけてですが、寒さに強く、1~2度霜が降りた後のほうが甘みが増し、葉も柔らかくなって美味しくなると言われていますから、1月下旬から2月上旬にかけての一番寒い今の時期がお薦めなんですね。
次に小松菜の栄養成分ですが、成分がホウレンソウに近いということで、大変優れた栄養成分を持っていることがうかがえますが、人間の歯や骨の構成成分となるカルシウムについては、何とホウレンソウの3倍以上もあるのだとか!
さらに、β-カロテンも豊富で、チンゲンサイの1.5倍以上。
ちなみにβ-カロテンは、活性酸素と呼ばれる、身体を酸化してダメージを与える物質を取り除く、抗酸化作用があります。
その上、ビタミンCも豊富、鉄分も豊富、食物繊維も豊富といいますから、やはり優れた栄養成分を持った野菜であると言えるんですね。
そして、小松菜の栄養素を効率よく摂取するには、油と一緒に摂ることがお薦めなのだとか。
その理由は、β-カロテンは油と一緒に摂ることで、より効率よく吸収されるからです。
だから、「小松菜の塩昆布炒め」をお薦めすることになったんですね。
では早速、「小松菜の塩昆布炒め」を、作ってみましょう。
まず、小松菜を3cm幅くらいのざく切りにし、根元と葉の部分に分けます。
次に、フライパンにゴマ油を入れて熱し、まずは小松菜の根元を炒め、しんなりしてきたら葉の部分も加え、さらに炒めます。
そしてツナ缶を油ごと加えて炒め、最後に塩昆布を加えて炒め合わせたら、もう完成です。
これは簡単ですね。
そして、この旬の料理の美味しさを、さらに倍増させるには…旬の日本酒を合わせていただくこと!…ですよね!
今回は、社長からの指示で、季節限定ではないですが、冬場にぴったりの燗酒に向いていて、
しかもこの料理と相性抜群の骨太な男酒ということで、「船中八策・きもと」(超辛口・きもと仕込み純米酒)のぬる燗(40℃程度)を選ばせていただくことになりました。
このお酒は、明治新政府のあり方について、坂本龍馬さんが船中にて考え出した策に由来する、ロマン漂う逸品「船中八策」の、昔造りの「きもと」バージョンです。
その香味は、品の良いナチュラルな香りは定番同様ですが、なめらかに膨らむ味わいの部分に、ほのかな酸による幅が感じられます。
そして、「船中八策」の代名詞とも言うべき後口の抜群のキレの良さは、酸による幅からの落差がより感じられ、一層のキレの良さを感じさせてくれます。
また、ぬる燗にすると、より幅のある膨らみをしっかり感じさせてくれるため、定番以上に燗酒向きであると言えるんですね。
では早速、「小松菜の塩昆布炒め」と、「船中八策・きもと」のぬる燗を合わせて、いただいてみましょう!
まずは「小松菜の塩昆布炒め」から…ゴマ油で芳ばしく炒められたツナと塩昆布が、とってもいい匂いで、食欲をそそりますね!
パクリ…ムシャムシャ…あっ、コレは美味しいです!
味つけが、ツナ缶と塩昆布だけとは思えないです!
塩昆布に、高知の「いずり昆布」さんと「新谷商店」さんのコラボで誕生した、「宗田節塩昆布」を使ったんですが、それが効いてるようです。
とにかく、いろんな旨味が多いというか……では、ここから後は社長!よろしくお願いいたします!
「よっしゃ。まかいちょき!
まずはやっぱし、小松菜のシャキシャキ感と豊富な旨味とほの辛みがよう出て、この料理の美味しさの芯になっちゅうがやき。
そこにさらに、ゴマ油の芳ばしい風味に加え、ツナの旨味、塩昆布の塩味と旨味、宗田節の旨味っちゅう、様々な種類の旨味も加わり、これらあが溶け合うて融合し、あたかも旨味の交響楽団となったかのように、見事に調和して、口中いっぱいに膨らむがよ!
確かに、味付けが塩昆布とツナ缶のみたぁ、まったく思えんばあ、いろんな味わいが複雑に絡み合うて、まっこと豊かな美味しさながやき!
そこに『船中八策・きもと』の湯煎ぬる燗(40℃程度)を、キュッと…。うん、やっぱし、うまい!
辛口の「きもと」のぬる燗と、旨味成分の多い料理との組み合わせは、間違いないがよ!
口中いっぱいに膨らんだ、この料理の旨味の交響楽団に、さらにこのお酒の「きもと」独特の旨味や酸味も加わって、あたかも楽団が二団に倍増したかのように、美味しさが重層的に膨らんで、口中いっぱいから全身に、心の奥まで沁み渡っていくように、見事にたなびいていき、後口は潔いばあサラリとキレるがやき。
こりゃあ、交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなってしまう、冬ならではの美味しさのシンフォニーといえるがよ!
ほんで、この沁みいるような幸福感と、豊富な栄養素が、きっとウイルスらあて、吹き飛ばしてくれるがぜよ!」
社長、ありがとうございました!
ワタクシ、これまで小松菜は、茹でて使うだけでしたが、油との相性の良さがよく分かりましたので、今後は炒めて、いろんな料理にも挑戦してみたいと思います。
特に、今回の「小松菜の塩昆布炒め」は、本当に簡単で美味しいので、我が家の冬の定番料理になりそうです。
ああ麗しき、土佐の厳寒!旬どきのうまいもんに……乾杯!
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