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2008年4月11日 (金)

幻の珍味!南海の妖精「のれそれ」って知っちゅう?

 Photo_7 ここ高知県佐川町では、桜の花も盛りは過ぎましたが、今年は何回お花見されましたか?皆さんこんにちは。今年は1回しかお花見に行けず、もう一度くらいしたくて、葉桜になるのがちょっぴり寂しい、司牡丹総務部社員のリカコです。

 さて今回のテーマは、ウチの社長いわく、「今回は、『南海の妖精』の異名をとる、土佐の春の幻の珍味『のれそれ』ぜよ!」とのこと。・・・ふっふっふ・・・幻だなんて大袈裟な!ワタクシだって食べたことありますよ。「どろめ」(イワシの稚魚の生)も「のれそれ」も、結構好きですから。確か「のれそれ」は、タチウオの稚魚ですよね?

「こりゃ!おまん何を言いよらあよ!『のれそれ』はアナゴの稚魚よ!」1_2

 え~~~!?1アナゴ~~!?だって確か昔そう聞いたことがあったし、姿形だってタチウオにそっくりじゃないですかあ!これがアナゴになるんですかあ?ちょっとイメージ違うような・・・。

 ・・・申し訳ございませんでした()。ネットで検索してみましたところ、確かにアナゴの稚魚でした。「旬どき・うまいもの自慢会」のPhoto_3 担当者ともあろう者が、こんな大切なことを間違えて、本当にすみません。少しだけ言い訳をさせていただくと、確かに昔は「のれそれ」が何だか分からなくていろんな説があり、タチウオの稚魚だという説もあったようです。

  ちなみに「のれそれ」は、正式には「レプトケファレス幼生」と呼ばれる、アナゴ類の幼生の総称だそうです。この幼生名は、「柳の葉」という意味だそうで、確かに言われてみれば、そんな形ですよね。

 高知県では、古くから「ドロメ」のイワシシPhoto_4 ラス漁が盛んで、早春の頃、地曳き網などのイワシシラスに混じってよく獲れたのだそうです。「のれそれ」は生命力が強く、すぐに死んでしまう「どろめ」の上で、「のったり、それたり」しながら動いていることから、この名がつけられたとう説が有力なのだとか。・・・でも、コレが「のったり、それたり」してたら、ちょっとワタクシには食べる勇気はわいてこないかも・・・。

 ちなみに「のれそれ」は、「どろめ」と違い、熱加工ができないのだそう。そのため、鮮度の落ちやすい「のれそれ」は、キチンとした冷凍技術が確立されるまでは、一般の食卓に上がることはなく、漁師さんだけの隠れた幻の珍味だったのPhotoだそう。また、アナゴの「幼生」ということやその姿形から、「南海の妖精」の異名もあるようです。・・・すみませんでした。これも社長のおっしゃる通りでしたね。

 さて、「どろめ」は昨年3(昨年の「319」のブログ参照。)に取り上げて「土佐料理 司」(http://www.kazuoh.com/)さんに注文させていただきましたが、今回の「のれそれ」も同様に「土佐料理 司」さんにお願いいたしました。

 まずは、セット内容をご覧ください。ちゃんとポン酢とモミジおろしもセットになっていますから、解凍さえすれば到着してすぐに食べられるのが嬉しいですよね。そして、Photo_5ご覧ください、この「のれそれ」の見事に透き通った鮮度抜群の色つや!まるで今にも「のっPhoto_6たり、それたり」しそうなぐらいで、とても冷凍モノとは思えません。

 さて、この「のれそれ」に合わせるお酒は、社長いわく「『司牡丹・美薫(純米吟醸酒)がえいろう。」とのこと。さあいよいよ、ワクワクの試食・試飲タイムです!

 まずは「のれそれ」にモミジおろしとポン酢をチョッピリかけて、スルリと一口・・・。あっ、おいし!これ、何でしたっけ?そうそう、食感といい味わいといい、イカソーメンに似てます!お酒の方もクピリ・・・。あ、これは全然違和感がないというか、相思相愛のカップル(古い表現でスミマセン!)というか、すっごくお酒とお料理がスムーズというか・・・あぁ、社長!助けてくださいよ!うまく表現しきれません!
Photo_8
 「いやいや、リカコさん。なかなか的確な表現やったぜよ。ほいたらワシも負けんようにコメントさいてもらおうかのう。

 まずは『のれそれ』を一口。・・・うん、おいしい!まず印象的ながは、そのツルリとした食感ながよ。トコロテンっちゅうかジュンサイっちゅうか、そんな感じながやき。ほんで、ポン酢の風味とモミジおろしの辛みの中に、ナチュラルな旨みと生命の甘み、内蔵のほのかなホロ苦さらあが口中にフンワリと膨らんで、まっこと心地えいがぜよ。Photo_9

 ここに『司牡丹・美薫』を一口・・・。こりゃえい!見事な相性ぜよ!まず、春らしい華やかでナチュラルな吟醸香が、季節感を引き立ててくれちょって、さらに『のれそれ』の独特の食感を必要以上に消してしまわん、柔らかな優しい酒質がえいがよ!ほんで、ポン酢の風味、モミジおろしの辛み、ナチュラルな旨み、生命の甘み、内蔵のほのかなホロ苦さらあを見事に一体化さいて、口中で膨らみを倍増さいてくれるがぜよ!こりゃあ、体の芯までフレッシュな生命力が浸透していくような、まさに「南海の妖精」のパワーっちゅう感じやろPhoto_10うか。

  それもそのはずで、実はアナゴにゃあ、こぢゃんと豊富な栄養素が含まれちゅうがやき。まずビタミンAは、他の魚の100倍ばあ含まれちゅうっちゅうがぜよ!さらにビタミンB6、ビタミンE2豊富で、タンパク質はウナギよりか豊富、脂肪分はウナギの半分やっちゅうがやき、えいことだらけながよ。老化防止、肌荒れ防止、アレルギー防止、冷え症改善、血液サラサラらあの効果が期待できるっちゅうもんながよ。『のれそれ』は幼生やき、これらあアナゴの栄養価がどれっぱああるかはよう分からんけんど、そんな栄養価抜群のアナゴの幼生を丸ごと生でいただくがやき、生命力あふれるアナゴパワーをそのまんま取り入れられるっちゅうことは、確かながぜよ!」

 ・・・まいりました。まだまだワタクシは勉強不足だということが、よ~く分かりました。・・・でも、そんなウンチクより何より、ホントにこの「のれそれ」と「美薫」の組み合わせはサイコーにおいしいですから、是非たくさんの皆様に体験していただきたいですね!

  ああ麗しき土佐の陽春!旬どきのうまいもんに・・・乾杯!

 

 

 

 

 

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司牡丹酒造株式会社

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受信: 2008年4月13日 (日) 20時42分

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