幻の高級山菜「コシアブラ」が高知にもあったって知っちゅう?
ゴールデンウィークも過ぎて、昼間の日差しはもう夏。紫外線対策は万全ですか?皆さんこんにちは。昼間とは逆に朝の心地良い涼しさに、おふとんから出たくなくなってしまう、司牡丹総務部社員のリカコです。
さて今回のテーマは、「JAコスモスの中村さんから、幻の高級山菜コシアブラをもろうたき、これのテンプラが今回のテーマぜよ!」と、ウチの社長。コシアブラ・・・?何ですか、それ?高級山菜とのことですが、何だかネーミングは高級でも山菜っぽくもなくて、ギトギトした食べ物のようなイメージですが・・・。
ところで今回は、いきなり皆さんにゴメンナサイしなければならないことが・・・。実は今回の食材・お料理・お酒、全ての画像データの入ったケイタイを、ウチの社長が海に落としてしまい、画像データが全てパーになってしまったのです。なので今回のブログは、お料理の画像が全くないのですが、その点はご容赦いただけましたら幸いです。社長もおもいっきり落ち込んでおりましたので、何とぞご勘弁を。・・・では、気をとりなおして、コシアブラの説明を、のっけから社長にお願いしましょう。
「まっこと、皆さんも海に行ったりする時ゃあケイタイを胸ポケットらあに入れちょかれんぜよ。すっと海ポチャするきにのう!・・・さてコシアブラたぁ、この木から樹脂液を採って、それを濾した油を塗料らあに用いたきに、この名が付いたとされちゅうがやき。ほんでこの木の若芽が山菜として食べられるがやけんど、全国的に分布しちゅうとはいえ、冷涼な峰地らあを好み自生地も限定され、20メートルばあの高木になるもんやき、採取がこぢゃんと困難ながやと。けんどテンプラらあにして食べりゃあ、何ともいえん上品な香りと独特のコクがあって、いっぺん食べたらトリコになるっちゅうて言われゆうばあながよ。タラの芽は「山菜の王様」と言われるけんど、このコシアブラは最近タラの芽を凌ぐ人気らしゅうて、「山菜の女王」と呼ばれゆうらしいがやき。昔っから東北地方らあを中心に高級食材として珍重されちょって、高値で取り引きされる「幻の山菜」らしいがぜよ。
さてそのコシアブラの栄養価やけんど、イソクエルチトリンを含んじょって、血圧を下げる効果や便秘にも効くらしいがよ。また、ポリフェノールも多く含んじょって、抗酸化作用、抗菌作用、制ガン作用らあもあると言われちゅうがやき。さらに、脂肪とタンパク質も多う含んじゅうきに、これがテンプラにした時に独特のコクになるがが、そのおいしさの秘密らしいがぜよ。
高知じゃあ、ほとんど知られてなかったコシアブラやけんど、いの町柳野地区あたりの山林に広うに自生しちゅうことに地元住民の方々が注目して、近年は収穫量を増やす努力をしたり、試食会を開催したりしゆうようながよ。東北地方らあじゃあ、5月から6月頃まで若芽が採れるらしいがやけんど、高知じゃあ4月中旬頃から5月上旬ばあまでらしいきに、もう手に入れれんかもしれんのう。詳しゅうは「ふれあいの里柳野」(吾川郡いの町小川柳野大黒田2482番地 TEL:088-868-2148)<営業時間:9時~17時 定休日:火曜・金曜>に聞いてみてくださいや。ちなみに、毎年4月29日~30日にゃあ、「こしあぶらと山菜祭りinふれあいの里柳野」っちゅうイベントも開催されゆうみたいなきに、こりゃあ来年はへんしも行かにゃあのう!」
はい、社長。落ち込んでた割には長いウンチクを、ありがとうございます。では早速、その幻のコシアブラをテンプラにいたしましょう!ワタシのお料理の腕前をご披露しようかと思いましたが、司牡丹の料理自慢の西森さんが是非作りたいとのことでしたので、西森さんにお任せしました。自慢の腕前をご披露できなくて、とっても残念だわ・・・オホホ・・・。
西森さんいわく、テンプラをカリッと上手に揚げるポイントは、水で溶いた薄力粉に塩を加え、卵はシロミだけを混ぜることだそう。コロモは薄めが良いようです。さあ、おいしそうに揚がりました!早速、塩(土佐の天日塩)をつけていただきましょう!・・・うん、ホントにサクッサク。アラアラ・・・香りが何とも爽やか!味わいも、確かにコクというか旨みというか、意外にしっかりとした味があって、これは「山菜の女王」と言われるだけのことはありますね。
さて、この「コシアブラのテンプラ」に合わせる今回の旬のお酒は、「船中八策・零下貯蔵生酒」です。司牡丹の大人気定番商品「船中八策」(超辛口・特別純米酒)の、夏季限定版。春先に搾られた「船中八策」の搾りたて生酒を、そのままのフレッシュな風味を封じ込めるため、すぐさまマイナス5℃以下に零下貯蔵したものなんです。通常の「船中八策」に生酒の風味が加わり、なめらかさと後口のキレがいっそう際立ちます。
では、コシアブラを一口食べて、その後に「船中・零下」をチビリ・・・。うわあぁ~!すごい!コシアブラの爽やかな香りに、生酒のフレッシュな風味が加わって、口の中いっぱいに新緑の風が駆け抜けていくみたい・・・!さらにコシアブラの独特のコクが、「船中・零下」のなめらかな旨みで一層膨らんだかと思うと、後口はスカッとキレる!・・・かと思うと、お腹の中からコシアブラの爽やかな風味がじんわりと立ち上がってきます・・・。これは とってもステキな組み合わせです。まさに爽やかな今頃の季節にはピッタリの、全身で新緑を体感できるお料理とお酒ですよ。是非お試しあれ!
ああ麗しき土佐の新緑!旬どきのうまいもんに・・・乾杯!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
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コメント
私は佐川町在住者です。
その時の旬の物て美味しいですよね。
コシアブラ天ぷら食べた事ないです、食べてみたいです。
頑張って下さいね~
投稿: ひで | 2024年5月19日 (日) 14時52分
ひで様
コメントありがとうございます!
ワタクシ、実はこのブログで「コシアブラ」の存在を初めて知りまして、天ぷらも初体験でございました。
タラの芽の天ぷらに近いですが、葉の部分のパリパリ感と爽やかな苦みがありましてとっても美味しかったです。
佐川町は野山の旬の食材が手軽に手に入るので、いつも旬の美味しさを満喫しております。
ありがとうございます、頑張ります!
投稿: リカコ | 2024年5月20日 (月) 09時08分