四万十町十和の肉厚コリコリ「どんこシイタケ」って知っちゅう?
いよいよこれから秋本番、土佐の高知も肌寒くなってきました。皆様こんにちは!そろそろ毛布が恋しくなってきた、司牡丹・総務部社員のリカコです。
さて今回のテーマは、ズッとウチの社長が待ちかねていたネタ、「どんこシイタケ」です。いろいろ調べてみましたところ、確かなスジから「四万十町十和(旧十和村)のどんこシイタケ」が美味しいとの情報を入手。早速、「四万十町十和おかみさん市」の「十和の台所」(TEL:0880-28-5010 http://www.to-wa.ne.jp/user/okamisan_ichi/daidokoro.htm)に注文させていただきました。
四万十川のほとりにある十和は、自然に恵まれた山深い里。合併前の十和村の頃、かつてはシイタケの生産量が日本一になったこともあるのだとか。ここのシイタケは全て原木栽培で、シーズンは11~3月頃。実は、本当に美味しい旬の時期はもう少し後の寒い時期、1月~2月頃のようです。今頃は旬の走りの時期でしょうか。とにかく、ウチの社長が待ちかねてましたので、少し早めのご紹介となってしまいました。
なぜ社長が待ちかねていたのかというと、とにかくキノコ料理と日本酒の樽酒との相性の素晴らしさとその効能の素晴らしさを、できるだけ多くの方々に早く伝えたいからなのだとか。元々は樽酒が大嫌いだったウチの社長が、キノコ料理と合わせて飲んだ樽酒の美味しさに感動し、司牡丹でも樽酒を新発売してしまったほどの樽酒ファンになってしまったのですから。ちなみに樽酒とは、日本酒を杉の木樽に貯蔵し、木樽の風味を付けた日本酒のこと。樽のままでも量り売りなどに使われたりしますが、いい具合に樽の風味が付いた頃を見計らって瓶に詰め、樽酒として販売した方が流通しやすく、皆さんにとっても扱いやすいですよね。司牡丹では「司牡丹・本醸造樽酒」として瓶詰めで、昨年より9月~3月の期間限定にて販売されています。
では、どうしてもウチの社長がシイタケと樽酒についてのウンチクを語らせろということですので、以下は社長に譲ります。しかも、今回は途中でストップをかけるなとのことですので、大変申し訳ございませんが、ブログのセオリーを全く無視する長い長いウンチク話しに、どうか我慢してお付き合い下さい・・・(涙)。
「豊富な旨みと高い栄養価の食材がズラリと出揃う豊饒の秋、食欲の秋。夏にたまった疲れを吹き飛ばし、これから寒い冬に向かう身体をつくっていくのに、秋の食材はこじゃんと優れた効果を発揮してくれるがよ。さて、日本の秋を満喫する旬の食材の代表と言やあ、キノコ料理やろう。ナチュラルなキノコの風味が豊饒の秋を実感させてくれ、最高に幸せな気分に浸れるがぜよ。それだけでも美味しいキノコ料理やけんど、ほいたらその美味しさをさらに倍増させてくれる簡単な秘訣があるとしたら、知りとうないかよ?実はその秘訣とは、日本酒の樽酒と合わせることながやき。あんまり簡単すぎてビックリしたかもしれんけんど、事実キノコ料理に樽酒を合わせりゃあ、樽酒嫌いの人も絶賛するばあ、抜群の相性の良さを示すがぜよ!キノコ料理だけやち樽酒だけやち味わうことの出来ん、絶妙に融合した第3の風味が口中に忽然と現われ、全身に沁み渡るように膨らんでゆく・・・。
その相性の秘密は単純なもんながよ。キノコは「木の子」やき、木の風味を持っちゅうがやき。樽酒はもちろん木の風味を持っちゅうきに、最初から相性がえいがは自明の理やったっちゅうことながぜよ。さらに相性を良うするコツとしては、キノコ料理に隠し味で樽酒を使うこと。煮込み料理やったらそのままダシに足せばえい訳やし、焼きものやったらキノコ自体に霧吹きで樽酒を吹きかけちょきゃあえいがやき。そうして、完成したキノコ料理と樽酒を合わせていただくがよ。それだけでキノコ料理の美味しさが倍増すること請け合いながぜよ!
さらに、「キノコ好きの病知らず」っちゅうて言われるばあ、キノコにゃあ優れた効能があるがやけんど、中でもシイタケは味も効能も群を抜くがやき。シイタケにゃあエリタデニンっちゅう、コレステロールを低下させ血液をサラサラにし、動脈硬化や高血圧を予防する成分や、カルシウムの吸収率を高め骨を丈夫にするビタミンD、免疫力を高め抗ガン作用のあるβ-グルカン、便秘解消に有効な食物繊維らあが豊富に含まれちゅうがぜよ。
一方、樽酒の方も負けちゃあせんがやき!樽酒にゃあ癒し効果、鎮静効果、睡眠改善効果、抗菌効果、抗酸化効果、消臭効果があるがよ。森林浴やアロマセラピーにおいて、癒し、鎮静、自律神経調節らあの効能が謳われちゅうセスキテルペン類は、樽酒の成分中にも含まれちゅうがやき。また最近の研究では、セスキテルペン類のひとつであるセドロールにゃあ睡眠改善効果があるとされちょって、この成分も樽酒に含まれちゅうがぜよ。さらに、樽酒中の成分であるβ-オイデスモールは、食中毒菌や黄色ブドウ球菌に対する抗菌作用を示すと言われちゅうがよ。そして、樽酒中のsequirin-Cにゃあ、リノール酸に対する抗酸化作用があることも確認されちゅうがやき。またsequirin-Cは、ニンニク摂取後の悪臭成分のひとつであるアリルメルカプタンに対する消臭活性を示すことも分かっちゅうがぜよ。このように樽酒は、通常の日本酒以上に様々な効果や効能が期待できる、健康に良うて体に優しいお酒であるといえるがやき。
つまり、こんなシイタケと樽酒の組み合わせは、お互いに美味しさも倍増させ、効果効能も倍増させる、まさに秋の旬の出逢いの奇跡といえる組み合わせながぜよ!みんなあ、へんしも体験しとうせや!」
・・・あ、ようやく終わったようですね。申し訳ございませんでした。長いウンチクにお付き合いいただき、心から感謝申し上げます。さて、ではお待たせいたしました!「四万十町十和のどんこシイタケ」の焼きシイタケと、「司牡丹・本醸造樽酒」を実際に合わせてみましょう。
まずは見て下さい、このどんこシイタケの肉厚なこと!真ん丸くってコロンとしていて、カワイイですよね。そして焼きシイタケは、何といっても簡単で美味しい、オススメの食べ方です。簡単といってもコツがいくつかありまして、まず、シイタケは水で洗うと水分を吸収してシナシナになってしまいますし、水溶性の栄養分が流れてしまいますから、濡れ布巾等で軽く拭く程度にします。続いて軸を取り、両面を焼くのですが、先程の社長のウンチクの通り、
まずは霧吹きで軽く樽酒を吹きかけておきます。焼く時は、カサの内側を下にして長く焼くと美味しい汁が流れてしまいますので、サッと焼き、次に返してカサの表側を焼きます。とにかく焼きすぎないことが大切なんですって。でも生焼けだとお腹をこわす可能性もあるようなので、焼き加減が難しいんですね。
さあ、何とも言えない芳ばしい香りが辺り一面に広がって・・・、どんこシイタケが焼きあがったようです。柚子ポン酢をちょっと付けて、いっただっきま~す!・・・うん!美味しい!まるでステーキ肉のような肉厚のどんこにかぶりつくと、コリコリッとした歯ごたえも良く、独特のシイタケの風味が口の中いっぱいに膨らんでゆきます。・・・口の中、食道、胃の中と、心地良いシイタケの風味がズ~ッと残っていて、いい感じ!ここに樽酒(常温)を一口。・・・ああ、本当に美味しい!
まるで森林浴でもしてるみたい。シイタケの風味と樽酒の風味が混じり合いながら、口中にフンワリと広がって・・・ホッとするような暖かい幸せな気分に心底浸れます。効果効能もスゴくありそう。確かに社長の言う「秋の旬の出逢いの奇跡」という表現も、あながち大袈裟ではなかったんですね。どんこは肉厚ですから、3つほど食べただけで結構お腹いっぱいになります。これはダイエットにも良さそうですね。1時間以上経っても、まだ口の中からシイタケと樽酒の風味が漂ってきます。ホントに美味しかったです。ご馳走様でした!
ああ麗しき、土佐の晩秋!旬どきのうまいもんに・・・乾杯!
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