え? 温かいタタキ!? 絶品! 上りガツオの「焼き切り」って知っちゅう?
皆さん、はじめまして!司牡丹の総務部社員のリカコと申します。
当社の社長からの命令(涙)で、生まれて初めてブログを担当することになってしまいました。よろしゅうお願いしますきに(土佐弁!)。
さて、記念すべき第1回目は、社長からの指令で「ワラ焼き上りガツオの焼き切りぢゃ!」ということなので、以下社長に聞いた話しを中心に書かせていただきますき。
カツオの旬というのは実は年に2回あるそうです。
初夏の上りガツオと秋の戻りガツオの2つ。
で、カツオの国土佐では、3月末くらいから早くも「初ガツオ」ということで、上りガツオが出回りはじめます。
上りガツオはサッパリした旨みがウリで、香りと鮮度の良さを楽しみます。
一方戻りガツオは、脂ののったコッテリした旨みがウリです。
ウチの「うまいもん好き」の社長いはく、
「カツオをガッツリ喰いたいやったら、上りガツオの焼き切りぜよ!」
・・・らしいです。
「タタキ」じゃなくて、「焼き切り」・・・?
いったいどんな料理なのかしら?
と、いうことで、早速社内でやってみましたあ(パチパチ)!
まずは鮮度の良いカツオを選ぶのがポイントだそう。
司牡丹では、隣り街の須崎市の「大石鮮魚店」
(高知県須崎市西古市町1-6 TEL:0889-42-0471)
をゴヒイキにしています。
ウチの社長いはく、
「ここのオヤジは目利きやけんど、えいカツオが入ってない時は売ってくれんき困る!」
とボヤいています。
「今日のカツオはあんまり良うないき、やめちょきや!」
と言われることがあるそうです。
カツオはさばいてみないと良いか悪いか分からないそうなんですね。
ドラム缶にたっぷりワラを入れて、火をつけます。
そこに新鮮なカツオを1節、2節、3節!
これ、なんて言うのでしょう?
焼く順序にもポイントが!
まず皮、次に血合い、最後に身だそうです。
ホントにサッと、周りの部分をほのかに焼くという感じ。
焼けたら温かいうちにスグに切り分け。
土佐じゃあ、ゲタの歯ばあにブアツく切らにゃあイカンのだそうです。
ここからは時間との勝負!
温かいままで食べる「焼き切り」は、とにかく急がにゃあイカンのです。
でないと、中まで熱が入ってしまいますから。
切り分けたカツオを皿鉢(さわち:土佐で、鉢みたいに大きい皿のこと。)に盛り、サッと塩を振り、薬味をどっさり乗せて、完成です。
ちなみに塩は、土佐の天日塩「美味海(うまみ)」(高知県幡多郡佐賀町34 TEL:0880-55-3402)です。ホントに甘みがあって美味しい塩なんです。
「焼き切り」は、別名「塩タタキ」というくらいで、美味しい塩もポイントなんですって。
あとはお好みで、仏手柑(ぶしゅかん)の搾り汁などをかけて、大急ぎで、ひたすら食べる!食べる!食べる・・・!
ちなみに仏手柑は土佐の柑橘類で、仏様の手みたいな形だからこの名があるそう。土佐の「日曜市」などで、搾り汁は手に入るようです。
そして社長いはく、
ここからが「焼き切り」をさらに10倍美味しゅうする最大のポイント!
一口目の「焼き切り」を食べたら、スグさま、
夏しか飲めない旬の幻の酒、「司牡丹・生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」を、飲む!
また「焼き切り」を食べる!また生酒を飲む!また食べる!飲む!食べる!飲む・・・!
カツオの新鮮な旨みを、この生酒がスッキリと洗い流して、またカツオが食べとうなる。
食べると、また飲みとうなる。飲むとまた食べとうなる・・・。ほんで止まらんなる!
結局、社長の言う通り、ガッツリ食べて、ガッツリ飲んでしまいましたワ。
もちろん、焼いたカツオを冷水でしめてポン酢でいただく、カツオのタタキもタイヘン美味しゅういただきました。
ご馳走様でした!
ああ麗しき、土佐の初夏!旬どきのうまいもんに・・・乾杯!
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コメント
土佐の国の美味しさが詰まった記事、拝読いたしました。
私はうどん県の爺71です。父方の叔父が高知の人で春と秋にそれぞれの家で「大鰹大会」をやってました。
まず春は叔父の家族全員が鰹を携えて我が家へやって来ます。中庭に屋根だけの物置があって井戸・外の台所・自転車置場と空いたスペースがありました。物置の前にも同じか広めの庭もあり水道もありました。
そこで叔父が鰹をさばいて「焼き切り」ではなくて「刺し身」で食べてました。勿論頂くのは家の中の広間です。
鰹は皮も綺麗に引いて美しい緋色のお刺身でした。市販の仏手柑や柚子と高知の地元の濃口醤油で頂きました。
秋は私達家族総出で叔父の家にお邪魔しました。父と同じ国鉄職員だったので場所は忘れましたが庭がある一軒屋の国鉄宿舎でした。その庭でお決まりのドラム缶+藁で「鰹のタタキ」を作ってくれました。そして刺身に引きますが下駄の歯までは厚くありませんが、真ん中に切れ目の入った分厚い刺身でした。……で、叔父はこれを「焼き切り」と言ってました。真ん中の切れ目に薬味を挟んで食べました。
「鰹のタタキ」は1cm強の厚さに引いた刺身を大きな皿鉢(直径60㎝位)に敷き詰めて粗塩を振り、冷やした手の甲で本当に軽く叩いて馴染ませます。叔父曰く、本当に叩くから「鰹のタタキ」なんだそうです。私にはその認識が刷り込まれております。ニンニク・細ネギ・大葉・生姜等々好きな薬味を1切れで包んで頂きました。本当に美味しかったです。
私が高専へ進学する年に叔父一家が大阪ヘ転勤になってしまいました。残念ながら両家でやってた「大鰹大会」は終わってしまいました。今では良い思い出です。
投稿: 運蔵 | 2025年6月 7日 (土) 07時34分
運蔵様
この旬どきブログを見つけていただき、素敵なコメントを付けてくださいまして大変嬉しいです! ありがとうございます!
春にはさばきたてのお刺身をブシュカンや柚子と濃口醤油で、秋には分厚い刺身をタタキにして、粗塩を振ってニンニク・ねぎ・大葉・生姜の薬味でいただく…、最高の御馳走ですね!!香ばしい香りや柑橘系の香りが想像できて、光景が目に浮かぶようです。
叔父様は鰹のスペシャリストでいらっしゃったのですね。
でも高知には、確かに自宅へ鰹をさばいて刺身やタタキで楽しむ家庭が多いです。
運蔵様のコメントで、とても幸せな気持ちになりました。ありがとうございました!
投稿: リカコ | 2025年6月 9日 (月) 09時22分