2025年1月31日 (金)

「ニンジンとさきイカのかき揚げ」の美味しさって知っちゅう?

皆さん、大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。


司牡丹総務部社員のリカコです。

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令和7年最初の「旬どき」ブログ、本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。


さて、大寒も過ぎ、立春が目の前という1月末になりました。


1年でもっとも寒さが厳しいといわれるこの時期、 標高も高く盆地である我が町佐川町は、朝の気温は連日零度前後になり、高知市内よりも常に5℃ほど気温が低い状態です。


酒造りにとっては嬉しい気候ではありますが、南国土佐人にとっては、やはり厳しい寒さといえます。


ワタクシも、手足の先が冷たくなってなかなか温まらないので、寒いのは苦手です。


そんな寒い時期にピッタリの、身体が温まり、かつ栄養豊富で美味しい、そんなお料理を、是非お願いいたします、社長。


「ほいたら今回は、栄養満点のニンジンを取り上げてもうか。


料理としちゃあ……独特の美味しさの、『ニンジンとさきイカのかき揚げ』にしょうかのう。」


ニンジンとさきイカをかき揚げに……?


何だか珍しい組み合わせですが、でも名前を聞いただけで美味しそうですね、楽しみ!


旬の食材としてはニンジンですね。


早速ニンジンについて、調べてみました。

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いまや季節を問わずスーパーで手に入るニンジンの旬は、実は年に2回あるのだそう。


本来の旬は9月から1月頃といわれているようですが、実際は春から初夏と冬の2回が旬なのだそうです。


収穫の季節によって、春夏ニンジン、冬ニンジンと呼ばれており、それぞれの味わいには特徴があるのだといいます。


春夏ニンジンは比較的甘く、みずみずしいのが特徴で、冬ニンジンは春夏にんじんと比べ、鮮やかな色合いと香りがよいのが特徴なのだとか。


初春の4月から7月にかけて収穫される春夏ニンジンは、冬の寒さに耐えて育っているため、通常のニンジンよりも甘く育つのだそうです。


水分が多く含まれておりみずみずしさと柔らかい食感が特徴なのだとか。


生でも食べやすくサラダなどにおすすめなのだといいます。


一方で、水分を多く含んでいることにより、日持ちしにくいという点もあるので、注意が必要でしょう。


主に徳島県や千葉県で生産されており、10月〜12月の冬に種まきされてからは、ビニールシートの中で冷気や雨から守られながら育てられているようです。


ちなみに、昔は春夏にんじんは固く育ってしまうため、あまり栽培されていませんでしたが、品種改良や栽培方法の工夫によって、甘くやわらかい春夏ニンジンが誕生し、
今では広く栽培されるようになったのだといいます。

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一方、冬ニンジンは10月〜1月に旬を迎え、主に千葉県や青森県で収穫されているのだそうです。


鮮やかな色味と引き締まった身が特徴なのだといいます。


身が締まっており、調理して火をいれることでより甘みが強くなるため、
炒め物や煮物などの加熱調理がおすすめなのだそう。


また、冬ニンジンは春夏ニンジンに比べて、多くのβ-カロテンが含まれているのだといいます。


β-カロテンには抗酸化作用や免疫を活発にさせる作用があるため、体調を崩しやすい冬に積極的に取り入れるのがおすすめなのだそうです。


ニンジンにも、ほかの野菜と同じように様々な品種があるようです。


日本のニンジンは東洋系と西洋系に大きく分けられますが、普段スーパーでみるニンジンのほとんどが西洋種なのだそうです。


主な品種としては、西洋ニンジン、紫ニンジン、京ニンジン、金時ニンジン、姫人参、ミニキャロットなどがあるようです。


次に、ニンジンの栄養について、です。


ニンジンは美味しさや見た目の鮮やかさだけでなく、豊富な栄養素も魅力なのだそうです。


かつては、子どもが苦手な野菜の代表格でしたが、近年では品種改良により昔のような臭みが少ないうえ、より豊富な栄養が含まれている品種も多くあるのだといいます。


さらに、最近ではジュースにも積極的に取り入れられるなど、その多彩な使い方が広がっているのだそうです。


ニンジンの鮮やかなオレンジ色は、β-カロテンという成分によって生まれているのだといいます。


このβ-カロテンはニンジンに多く含まれており、摂取すると体内でビタミンAへ変換されるのだそう。


ビタミンAは免疫力の向上や目の疲れの軽減が期待でき、近年では抗酸化作用による生活習慣病予防としても注目を浴びている栄養素なのだそうです。


また、ニンジンにはビタミンC、カルシウム、鉄なども豊富に含まれ、栄養満点な緑黄色野菜として知られているのだといいます。


そんなニンジンは生で食べてもおいしいですが、加熱調理によって栄養価をさらに引き出すことができるのだそうです。


バターや砂糖を使って煮たり、天ぷらにしたりすると、油に溶けるβ-カロテンが増えて、栄養素をより効果的に吸収できるのだといいます。


では、早速「ニンジンとさきイカのかき揚げ」を作ってみましょう。


用意する材料は、ニンジン、エノキ茸、さきイカ、天ぷら粉、以上です。


味つけは、さきイカのみで充分ですが、もし味が薄いようでしたら、塩を振っていただいてください。


作り方は、まずニンジンを千切りにします。

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次にエノキ茸は3分の1の長さに切っておきます。


続いて、ニンジンとエノキ茸とさきイカを、天ぷら粉で混ぜ合わせます。

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そして鍋に油を入れ、180℃程度の温度で、かき揚げにします。


油を切って、もう完成です。


これは、油の処理以外は、驚くほど簡単ですね。

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そして、この「ニンジンとさきイカのかき揚げ」の美味しさを、さらに倍増させていただくには……この時期旬の日本酒を合わせていただくこと、ですよね!


今回は社長の指示で、「司牡丹・しぼりたて純米生酒<裏>」を用意しました。


かつて、司牡丹の夏の生酒が発売前に予約のみで、早々に完売となってしまった際、日本名門酒会本部から、直接当社の杜氏に、「まだ生酒があったら、火入れせずに取っておいて」との連絡があり、急遽商品化が決定したのが、夏期限定の「司牡丹・純米生酒<裏>」でした。

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裏ルートを通って商品化されたということから、鏡にうつしたような裏返しのロゴになっています。


この商品が大変人気を博したということで、その後、秋限定の「司牡丹・ひやおろし純米酒<裏>」と、冬限定の「司牡丹・しぼりたて純米生酒<裏>」が発売されたというわけです。


そして、「司牡丹・しぼりたて純米生酒<裏>」は、フレッシュ感あふれる柑橘類を彷彿とさせるような香りを持ち、ピチピチ弾けるような鮮烈な味わいが口中に膨らみ、後口は心地よいほど鮮やかに切れる、土佐らしい辛口です。

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では、いよいよこのお料理とお酒を、マッチングして堪能してみましょう。


まずは「ニンジンとさきイカのかき揚げ」を一口……パクリ…

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あれ?ちょっと味が薄いかしら……?


あ!噛みしめていると、さきイカの味わいが広がってきて、美味しくなってきましたよ!


スゴい美味しいです、社長!


では、あとは宜しくお願いいたします。

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「ほいたらワシも一口……パクリ…


まず火の入ったニンジンのナチュラルな甘味と天ぷらの芳ばしさが膨らみ、さきイカの食感が心地ようて、噛みしめりゃあ噛みしめるばあ、さきイカのうま味と塩味がジワジワと広がっていくがやき。


エノキ茸の食感も、えいアクセントになっちゅうがよ。


こりゃあ独特の美味しさで、しかも食べた後は、
無性にお酒が欲しゅうなってくるがやき。


そこに、『司牡丹・しぼりたて純米生酒<裏>』をキュッと……


まず、このお酒の柑橘類を彷彿とさせるような香りが、かき揚げに柑橘類を絞りかけたかのような、フレッシュな効果をもたらすがよ。


続いてこのお酒の弾けるような鮮烈な味わいが、
ニンジンの甘味とさきイカのうま味&塩味を見事に融合さいて、口中いっぱいに一層膨らまいたかと思うたら、後口は鮮やかに切れていくがやき。


ほいたら、またこのお料理が食べとうなる。

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食べりゃあ、またこのお酒が飲みとうなる。


『かき揚げ』『裏しぼりたて』『かき揚げ』『裏しぼりたて』……


交互にやりゃあ止まらんなり、まさに無限ループにはまってしまいそうながぜよ!」


社長、ありがとうございます。


このお料理、ホントにホントに美味しかったです。


味つけを、さきイカだけで行うというのは、ワタクシ初めてでしたが、予想以上に美味しくてビックリでした。

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これから、冬に天ぷらをする時は、この「ニンジンとさきイカのかき揚げ」を、必ず用意することになりそうです。


ああ麗しき、土佐の厳寒!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

■ 「司牡丹・しぼりたて純米生酒<裏>」(純米生酒)は、コチラをクリック!

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024年12月30日 (月)

「水菜と豆腐と鮭フレークのサラダ」の美味しさって知っちゅう?

さて、本当に今年の冬は、11月中旬頃まで比較的暖かい日が続き、11月後半くらいになってからいきなり寒くなりはじめて、12月になったらさらに一気に冷え込みましたね。

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皆さん、こんにちは。司牡丹総務部社員のリカコです。

 

 

我が町佐川町は南国土佐とはいえ、標高の高い盆地のため、朝8時半の気温が連日マイナスとなり、マイナス4℃という日などもあったほどでした。

 

 

まだまだ寒さに順応できず、風邪をひいてしまったという方なども、今年は例年より多いのではないでしょうか?

 

 

実はワタクシも、いきなりの寒さにまだ身体がついていけず、ちょっと風邪引き気味なんです。

 

 

そんな年末厳寒の時期、風邪なんか吹き飛ばしてくれるような、栄養価も高くて美味しい、そんなお料理を是非お願いしたいです、社長!

 

 

「ほいたら今回は、水菜を取り上げろうかのう。

 

 

水菜は、見た目は地味な感じやけんど、実はこぢゃんと栄養豊富で、風邪の予防効果らあも高い食材ながやき。」

 

 

はい、社長。了解いたしました。水菜ですね。

 

 

では早速、水菜について調べてみました。

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水菜は、アブラナ科アブラナ属の野菜で、京都を中心に栽培されており、

古くから「京野菜」として親しまれてきたのだそうです。

 

 

ちなみに水菜という名前は、畝(うね)の間に水を引いて栽培したことが由来なのだといいます。

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旬は、冬から早春にかけてで、特に11月から2月頃までの寒い季節が、最もおいしい時期なのだとか。

 

 

冬の厳寒の中で成長した水菜は、京都では「水菜が並び始めると冬本番」といわれており、瑞々しさや甘みや食感が際立っているのだといいます。

 

 

ただし、近年はハウス栽培も増え、1年中流通しているようですが。

 

 

続いて、水菜の栄養価ですが、その淡泊な外見からは想像できないほど、栄養価が豊富な野菜なのだそうです。

 

 

特に注目すべき豊富な栄養素は、β-カロテン、ビタミンC、カルシウムの3つなのだとか。

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まずβ-カロテンは、細胞の抗酸化作用や免疫力向上に役立ち、風邪の予防やひきはじめにも役立つ栄養素なのだそうです。

 

 

続いてビタミンCは、強力な抗酸化作用を持つ栄養素で、体内の抗体や免疫細胞の働きを助けて、免疫機能を向上させ、コラーゲンの生成にも関与し、皮膚や血管の健康を維持する役割も果たしているのだとか。

 

 

さらに、風邪の予防や症状の軽減、治癒の促進にも効果があるといわれているのだそうです。

 

 

つまり、β-カロテンとビタミンCが豊富な水菜は、まさに風邪の予防や治癒促進に最適な野菜ということなのです!

 

 

さらに、水菜4分の1束(50g)には、約105mgのカルシウムが含まれているのだそうで、この量はヨーグルト1パック(100g)のカルシウム含有量よりも高く、またカルシウムが豊富とされる小松菜を1.2倍も上回っているのだとか!

 

 

カルシウムは体内の様々な機能を維持・調整するために不可欠なミネラルで、健康な骨や歯を形成するだけでなく、筋肉の収縮や神経の安定化にも寄与するのだそうです。

 

 

見た目は、その辺りに生えている草のようにしか見えない水菜ですが、なかなか凄い栄養価のある野菜だったのですね。

 

 

お見それしました!

 

 

そして、そんな水菜の栄養を最大限に活かすには、調理方法にちょっとした工夫が必要なのだとか。

 

 

水菜に含まれる脂溶性のβ-カロテンは、脂質と一緒に摂取すると、より良く吸収されるという性質があるのだそうです。

 

 

つまり、ドレッシング的なものをかけて脂質と組み合わせることで、水菜の栄養を効率的に摂取できるということなのです。

 

 

……と、いうことで今回、社長から指示のあったお料理は、「水菜と豆腐と鮭フレークのサラダ」です。

 

 

材料は、水菜(約2株)、木綿豆腐(約1丁)、麺つゆ(3倍濃縮を大さじ1杯ほど)、オリーブオイル(大さじ1杯ほど)、鮭フレーク(お好みで)、炒り胡麻(適量)、柚子七味(適量)、以上となります。

 

 

作り方は、いたって簡単。

 

 

まず、水菜を食べやすい長さに切って、ボウルに入れます。

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次に木綿豆腐を手でギュギュッと絞って水切りし、こちらもボウルに。

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続いて、麺つゆ、オリーブオイル、鮭フレーク、炒り胡麻もボウルに加え、よく混ぜ合わせます。

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あとは、食べる分だけ小皿に取り分けて、上から柚子七味をお好みの分量振りかければ、もう出来上がりです。

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これは、失敗のしようがないほど、あまりに簡単ですね!

 

 

ちなみにこのお料理、本当に簡単に作れる上に、とにかく美味しく、しかも酒の肴としてもバッチリで、日本酒との相性は見事なほどなのだそうです。

 

 

つまり、そんなこの料理の美味しさをさらに倍増させるには、今が旬の日本酒を合わせていただくこと……ですよね!

 

 

今回は社長の指示で、新商品の「司牡丹・しぼりたて新酒」(本醸造酒)を合わせました。

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このお酒は、搾られたばかりの本醸造酒を、一度だけ加熱処理して直ぐに瓶詰めして即出荷するという、まさに生まれたてのフレッシュピチピチの新酒なんです。

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では早速、この両者を合わせていただいてみましょう。

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まずは「水菜と豆腐と鮭フレークのサラダ」を一口……パクリ。

 

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シャキシャキ……うわぁ!おいっしいっっ!これは、想像をはるかに超えた美味しさなのでは!?

 

 

しかし、どう表現していいのか……社長、出番です!宜しくお願いいたします。

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「まず、水菜独特のシャキッとした食感と豆腐のフンワリ柔らかな食感が、食感のコントラストだっけやち口中で美味しさを演出してくれちょって、さらに水菜のクセの少ないホロ苦さと、豆腐のナチュラルなうま味に、鮭フレークのうま塩味、オリーブオイルのフルーティーな風味、麺つゆのうま辛味、炒り胡麻の香ばしさらあが加わって、絶妙に融合し、さらにそこに、柚子七味の香りと辛味が見事なアクセントになって、口中いっぱいに美味しさが膨らむがよ。

 

 

ほんで、そんな味わいの融合が、日本酒を欲しがって手招きをし始めるかのように感じられるがやき。

 

 

こりゃあ単なるサラダやのうて、日本酒のアテとしてハイレベルの完成度を誇る、そんな酒肴サラダじゃといえるやろうか。

 

 

そこに『涼冷え』(15℃程度)に冷やした『しぼりたて新酒』を、キュッと……

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この料理の、口中に沁み込んだ美味しさに、このお酒のフレッシュピチピチで鮮度感のある風味が加わり、全ての美味しさがさらに融合して口中に膨らみまくり、後口は心地えいばあ、サラリとキレていくがよ。

 

 

ほいたら、またこの料理が食べとうなる。

 

 

この料理を食べりゃあ、またこのお酒が飲みとうなる……

 

 

交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなること、間違いなしながぜよ。」

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社長、ありがとうございます!

 

 

確かにこのお料理は、メチャクチャ簡単に作れるのに、メチャクチャ美味しくて、しかも日本酒との相性もバッチリで、さらに風邪気味なんかも直ぐに治ってしまいそうな気がします。

 

 

また、調理法はシンプルに切って混ぜただけでも、素材や調味料の組み合わせとバランスで、ここまで美味しく仕上がるものなんですね!

 

 

さて、今年令和6年も、まもなく終了となります。

 

 

読者の皆様、この1年間、大変お世話になりました。

 

 

また新年、令和7年(2025年)も、司牡丹と共にメルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」を、何とぞ宜しくお願い申し上げます。

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新しい年も、誰しもが良い酔い日々を過ごすことができますことを、心からお祈り申し上げます。

 

 

ああ麗しき、土佐の年の瀬!旬どきのうまいもんに……乾杯!

 

 

 

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2024年11月29日 (金)

こりゃウマイ!「ツクネイモのチーズ焼き」って知っちゅう?

今年の11月は、中旬くらいまで比較的暖かい日が続いており、後半くらいになってからいきなり寒くなってきましたね。


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皆さん、こんにちは。


まだ寒さに順応できず、まったくついていけていない、司牡丹総務部社員のリカコです。


きっとワタクシ同様、まだ寒さに慣れず、ツラい思いをしている方が、少なくないのではないでしょうか?


さて、そんな暮秋から初冬に変わる時期、寒さ何か吹き飛ばしてくれるくらい美味しい、土佐の旬の食材を使ったお料理を、是非ご紹介してください、社長!


「ほいたら、今回取り上げる旬の食材は……山芋にしょうか、のう!


山芋にもいろいろあるけんど、自然薯はなかなか手に入らんきに、ツクネイモにしょうか。


ほんで、ツクネイモを使うた絶品酒肴、『ツクネイモのチーズ焼き』をご紹介さいていただきますぜよ。」


はい。ありがとうございます、社長。


と、いうことで、早速山芋について調べてみました。


一般に山芋と呼ばれるものには、大きく分けて3つの種類があるのだとか。


ヤマノイモ、ジネンジョ、ダイジョの3つだそう。

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自然薯(ジネンジョ)は日本が原産で、天然物と栽培物があり、細長く、山芋の中で最も粘りと旨みが濃いといわれ、山菜の王と呼ばれているのだとか。


塊状になる短形自然薯というのもあるそうです。

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ダイジョは、沖縄ヤマノイモや台湾ヤマノイモなど、大型になるものが多いのだとか。


そして3つめのヤマノイモは、さらに3つに分けられるのだそう。


中国から伝わってきたといわれる、スーパーなどでよく見かける細長いナガイモ群、イチョウの葉のように平たく広がった形をしているイチョウイモ群、ゲンコツ型・塊状のヤマトイモ群の3つで、この中のヤマトイモが、関西ではツクネイモと呼ばれるものなのだとか。


ヤマトイモ(ツクネイモ)の中で有名なのは、丹波イモ、伊勢イモ、加賀の丸いも等があるようです。


しかし、九州では、ツクネイモとして作られているものがダイジョだったりと、いろいろ地域によって呼び名が異なるのだそうで、なかなかヤヤコシイようです。


今回は、関西で一般的なツクネイモ(ヤマトイモ)を用意させていただきました。


このツクネイモ(ヤマトイモ)の旬は、10月頃から12月頃にかけてですが、貯蔵性がよく、翌年の春まで持つのだそうです。


またツクネイモ(ヤマトイモ)の栄養価や効能ですが、まず山芋類には消化酵素のアミラーゼなどが多く含まれているため、米などのデンプンを含む食材の消化を助ける働きがあり、新陳代謝を高める効果があるのだとか。


さらにネバネバ成分は、体内に入ることで疲労回復に大きな役割を果たすのだそうですが、ただしこの栄養素は熱に弱いので、その意味では生食がお薦めなのだそうです。


さらにさらに、水溶性のビタミン栄養素のコリンも豊富で、こちらは血管を拡張させて血圧を下げる効果があり、食物繊維も豊富で、こちらは便秘解消効果や美肌効果やアンチエイジング効果などがあるのだとか。


その上、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、カリウム等も豊富と、なかなか凄い栄養価といえますね。


ただし山芋類は、人によってはカブレや湿疹やジンマシンなどのアレルギーを引き起こす場合もありますので、その点は万全の注意が必要とのことでした。


では早速、「ツクネイモのチーズ焼き」を、作ってみましょう。


まずツクネイモの皮をむき、すりおろします。

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次に、すりおろしたツクネイモをボウルに入れ、そこに醤油、日本酒、味醂、塩胡椒、溶き卵を加え、よく混ぜ合わせます。

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続いて、中火に熱したフライパンにサラダ油をひき、混ぜ合わせたツクネイモを流し入れ、その上にピザ用チーズを乗せます。


お次はフライパンに蓋をして、中火のまま5分ほど焼きます。

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その合間に、ネギや海苔を刻んでおきましょう。

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こんがりと焼き色がついた頃、裏返してさらに3分ほど焼きます。

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火が通ったら、お皿に盛り、トッピングに刻みネギと刻み海苔を散らして、もう完成です。

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ちなみにこのお料理、本当に簡単に作れる上に、とにかく美味しく、しかも酒の肴として王道といえるほど、日本酒との相性は見事にバッチリなのだとは、ウチの社長の談です。

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つまり、そんなこの料理の美味しさをさらに倍増させるには、秋が旬のうま味の乗った日本酒を合わせていただくこと……ですよね!


今回は社長の指示で、「司牡丹・生鮮酒<秋>ひやおろし純米」(純米酒)を合わせてみました。

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このお酒は、新春に搾られた純米酒の生酒を、一度だけ加熱処理して酒蔵内にて貯蔵熟成したもの。


夏を越し、秋風が吹く頃、旨みたっぷりに熟成したお酒を、そのままの状態で加熱処理を行わず瓶詰めしました。

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これを「ひやおろし」と言い、昔からツウの間では最もおいしい日本酒として、珍重されてきまのだそうです。


うま味の乗った秋の味覚の美味しさを倍増させてくれる、秋しか飲めない豊かでリッチな味わいが特徴であると言えるでしょう。


では早速、この両者を合わせていただいてみましょう。


まずは「ツクネイモのチーズ焼き」を一口……パクリ。

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ハフハフ……アツアツ……うん、とっても美味しいですっ!


外側はパリッと、中身はフワトロで、チーズが効いてますね……あとは社長、うまい表現をよろしくお願いいたします。


「確かにこりゃあホンマに美味しいがやき。


チーズ、ツクネイモ、卵の香ばしゅう焼けたうま味が、絶妙に融合しちょって、トッピングの刻みネギと刻み海苔が見事なアクセントになって、口中いっぱいに美味しさが膨らむがよ。

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派手な味わいはないけんど、美味しさがじんわり沁み込んできて、ほっこりと幸せ感が湧き出してくるような、そんな味わいといえるがやき。


そこに、『涼冷え』(15℃程度)に冷やした『ひやおろし』を、キュッと……


この料理の、じんわり沁み込んだ美味しさを、この酒のうま味たっぷりの美味しさが、追いかけていくかのようながよ!


ほんで、2つの美味しさが融合して口中に膨らみまくり、後口は心地えいばあ、サラリとキレていくがやき。


ほいたら、またこの料理が食べとうなる。

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この料理を食べりゃあ、またこの酒が飲みとうなる……


交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなるこたぁ、間違いなしながよ。


かくして、湧き出しちょった幸せ感は、さらに倍増することになるがぜよ!」


社長、素晴らしい表現をありがとうございます。


確かにおっしゃるとおり、このお料理のフンワリ感とその風味は、「美味しさがじんわり沁み込んできて、ほっこりと幸せ感が湧き出してくるような」、そんな味わいですね。


さらに「ひやおろし」と合わせていただけば、その湧き出していた幸せ感が、さらに倍増することになるというのも、まさにおっしゃるとおりでした。


これはまたまた、我が家の初冬の定番ペアリングになりそうです!


ああ、麗しき土佐の初冬!旬どきのうまいもんに……乾杯!


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