「ごめんケンカシャモ」の純血種シャモ鍋って知っちゅう?
今年は本当に9月になっても10月になっても暖かく、また台風も連続してやって来たりして、いったいいつになったら秋になるのかしらと心配していましたが、ここに来て高知でもやっと秋らしい寒い日が続いています。
皆さんこんにちは。急に寒くなってきたのでまだ体が追いついていない、司牡丹総務部社員のリカコです。
さて、そんな秋らしくなってきた今回の旬の食材は、思いっきり期待してしまいますが、一体何でしょうか、社長?
「確かに急に寒うなってきたきに、今回は鍋料理、南国市後免(ごめん)町の『ごめんケンカシャモ』のシャモ鍋にしょうか!」
シャモ鍋って・・・確か以前に一度取り上げて(「2008年11月14日」の旬どきブログ参照)、その時はワタクシ、食べられなかったような悲しい記憶が・・・今回は食べられるんですねっ?!やった~♪
でも、前回と同じネタになりますが、何か違うところがあるシャモ鍋なんですか?「ごめんケンカシャモ」って?
「まず軍鶏(シャモ)っちゅうたらその字の通り闘鶏用の鶏で、土佐じゃあ江戸時代の昔っから闘鶏が盛んやったき、闘いに負けたシャモを鍋にするっちゅう風習もあり、よう食用にもされよったようながやき。
実は坂本龍馬さんも大好物で、慶応3年11月15日の龍馬さんの誕生日の日も、シャモ鍋を食べろうとして付き人にシャモを買いに行かいて、それを食べる前に暗殺されてしまうがよ。
ほんじゃき、龍馬さんの誕生日でもあり命日でもある11月15日にゃあ、龍馬さんを偲んでシャモ鍋を食べるっちゅう龍馬ファンの方も少のうないがやき。
また、才谷梅太郎っちゅう変名も使いよった龍馬さんの、遠祖三代の墓所がある才谷村は現在の高知県南国市に当たるがよ。
そんな龍馬さんゆかりの南国市後免町で結成されたがが、「企業組合ごめんシャモ研究会」(http://www.gomensyamo.com/)で、龍馬さんが土佐におった頃に食べよったシャモとおんなじ、100%純血種のシャモを復活さいたがが「ごめんケンカシャモ」やっちゅうわけながやき!」
なるほど!これは期待できそうですね!では早速シャモについて調べて・・・と言いましても前回もご紹介していますので、簡単に再度のご紹介をまとめてみました。
まず実は高知県は、シャモに限らず世界に冠たる鶏王国です!
日本鶏の主な品種は34種類あるそうなのですが、そのうち8種類が高知県が原産なのだそう。
長尾鶏、土佐地鶏、東天紅、簔曳矮鶏、鶉矮鶏、小軍鶏、宮地鶏、土佐九斤などが、高知県原産の日本鶏なのだとか。
さてシャモについてですが、もともとは東南アジアのマレー系統種で、これらの地域から日本に渡来したと考えられているのだそうです。
シャモの語源は、渡来地シャム国(現在のタイ)から来たというのが定説なのだそう。
元は闘鶏用の品種らしいのですが、肉用種としても長年使用されてきているようです。
主な飼育地は東京都、茨城県、千葉県、青森県、秋田県、そして高知県。
昭和16年には、天然記念物に指定されています。
そして成分としては、まずビタミンAが牛肉の10倍もあるというのがスゴイところ。
栄養価が大変高いのに低脂肪で、お肌にうれしいコラーゲンもたっぷり!
効用としては、視力の低下防止、皮膚や粘膜の強化、貧血の改善、コレステロールの低下などの作用があり、かなりの健康食品と言えそうです。
と、いうことで、早速「ごめんケンカシャモ」のシャモ鍋を注文させていただきました!パチパチ!
通常のシャモのダシと醤油ベースの「シャモ鍋」セットと、甘辛いスキヤキ風の「シャモスキ鍋」セットの2種類があるようですが、今回はワタクシの好みで、前者の「シャモ鍋」セットを注文させていただきました。
シャモ肉とシャモの肉団子とシャモダシのスープがセットになって、デザインがカワイイ保冷袋や詳しい説明書まで入っていました。
冷凍で届きましたので、まずはシャモ肉とスープを流水で解凍。
お鍋にスープを入れて温め、まずはシャモ肉とシャモ肉団子を投入し、一煮立ちさせます。
チョコッとアクを取り、続いてはタップリの野菜を投入。
今回は、白菜、ネギ、椎茸、エノキ茸、豆腐を使いました。
再び一煮立ちさせて、具材に味が染み込んできたら、さあ!龍馬さんの愛した純血種「シャモ鍋」の完成です!
お・い・し・そ~~っ!!
早く早くっ!社長!いただきましょっ!実はワタクシ、シャモ肉をいただくのって生まれて初めてなんですっ!
「まぁ、そんなにあわてなや、リカコさん。このシャモ鍋をさらに美味しゅういただくにゃあ、何かを忘れていませんかのう?」
あ、そうでした!旬の日本酒を合わせていただくこと、でしたね!
今回は何を合わせますか、社長?
「今回は、やっぱし龍馬さんにちなんで、「船中八策」の秋限定品ひやおろしを選ばいてもうたがよ。
この「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米生詰原酒)は、司牡丹を代表する大人気銘柄「船中八策」の「ひやおろし」バージョンながやき。
ちなみに「ひやおろし」たぁ、夏を越して秋風が吹く頃、熟成して旨みたっぷりの味わいとなった酒のことで、昔っからツウの間じゃあ、最も美味しい日本酒として珍重されてきたがよ。
華のある香りと旨みののったリッチな味わいが口中で膨らみ、ドッシリとした存在感を示してくれる美味しさで、毎年早期に完売してしまうほどながやき。
実は司牡丹にゃあもはや在庫はないがやけんど、まだ酒販店さんにゃあ在庫しちゅうところもあるようなきに、ご希望の方は申し訳ございませんが、ネットらあでお探しくださいや。」
さあ!いよいよ、いっただっきま~すっ!!
シャモ初体験!うふふ・・・
ハフハフ・・・アッツアツ・・・あ、美味し~い!
純血種のシャモって、もっと固いのかと思ってましたが、固すぎず柔らかすぎず適度な固さで、噛みしめれば噛みしめるほどシャモ肉の旨みがあふれ
出して
くるっていう感じでしょうか。
おダシもシャモガラを使ってるだけあって、スゴく美味しいです!
このダシの染み込んだお野菜も美味しいっ!
ああぁぁ・・・幸せ・・・
ここにさらに、「船中八策・ひやおろし」をキュッと・・・
うわぁ・・・何ですかぁコレ?!
シャモのダシの美味しさが、さらに膨らみますよっ!コレはスゴいです、社長!
「そうじゃろう、そうじゃろう。ほいたらワシも早速いただいてもうかのう。
ホッホ、アチアチ・・・ウンうまいっ!
ここで「船中ひやおろし」をクイッと・・・。
おお、こりゃまっこと、最強タッグと言えるばあの美味しさの組み合わせながやき!
歯応えのあるシャモ肉を噛みしめりゃあ、ギュギュッとあふれ出す旨みが口中に膨らむがよ。
そこにこの酒のリッチな旨みが加わりゃあ、まずはシャモの旨みを倍増させるかのように口中いっぱいに膨らまいてくれ、美味しさの余韻をこぢゃんと美しゅうたなびかせもって、心地えいばあなめらかにゆっくりと消えていくがやき。
こりゃ、またシャモを食べとうなる、食べたらまたこの酒が飲みとうなる、その繰り返しを一晩中続けとうなるばあ絶品の、絶妙な組み合わせながぜよ!」
ホントに社長のおっしゃる通り!
正直これはかなり美味しい組み合わせです!
ワタクシ、シャモ初体験で、ハッキリ言って普通の鶏肉よりも噛み応えがあるシャモ肉の方が、断然好きになってしまいました。
龍馬さんが大好物だったというのも、うなづけますよね。
ああ、麗しき土佐の錦秋。旬どきのうまいもんに・・・乾杯!
■ 「ごめんケンカシャモ」のシャモ鍋セットは、コチラをクリック!
http://www.gomensyamo.com/
■「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米生詰原酒)は、コチラをクリック!
http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=661
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
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