「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」〈第27回春の集い〉開催!
高知県佐川町の桜は今がちょうど見頃の満開でやわらかなピンク色の花びらが、春のワクワク感を演出してくれています! 今年の開花は超早くて3月中旬にはどんどん蕾が開き出しておりました。今週末までもってくれるか少々心配な司牡丹・総務部社員のリカコです。
さて! 先日の3月21日(木)春分の日の翌日は、恒例の「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」、第27回春の集いを開催いたしました。
今回の開催場所は、「料亭 濱長」(http://www.k-hamacho.com/)さん。いつも華やかな雰囲気がお酒やお料理の味にプラスαされて満足度をアップさせてくれるんです。
そして! 今回はワタクシが久々の旬どきうまいもの自慢会への参加!!
今までこのブログで社長からのリポートをデスク上で読みながら、「美味しそう~」と心の中で何度つぶやいたことか! 今回は「美味しそう」ではなく、「美味しい!」と声を大にして言えます! ヤッター!
で、今回の土佐の旬のメイン食材をお伝えするのがすっかり遅くなってしまいましたが、かの恵比寿様が腕に持っでいる、メチャメチャ縁起のいい魚「恵比寿鯛」と、珍味中の珍味「カメノテ」です! もちろん、「恵比寿鯛」、「カメノテ」(亀の手?)ともに、見るのも食べるのも初めてです。
さあいよいよ当日、17時頃に会場入り。受付の準備や、進行の打ち合わせいたしました。あぁ、この雰囲気久しぶり!
18時半には受付を開始し、お客様が次々にご来場されました。やっぱりお客様にお会いするのは本当にいいものです。
19時過ぎにはご参加者36名がほぼそろわれ、「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」〈第27回・春の集い〉のスタートです。
まずは社長からの開会のご挨拶。この日、3月21日は、「3、2、1、発射!」ということで、世界初の「土佐宇宙酒」の解禁日。
今年8年目を迎える宇宙酒は、宇宙を旅した高知県産酵母と、宇宙を旅した高知県産酒造好適米を100%使用して醸された、到底実現不可能だと思われた壮大な夢を実現させた、夢の酒なんです。
なので、叶えたい夢を思い描きながら、この「土佐宇宙酒」で乾杯すれば、宇宙のパワーが味方して、夢が叶う確率がすこぶる高くなるということ!
社長から「お待たせいたしました!純米吟醸『司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙龍』の入場です!」のコールとともに、「スターウォーズ」のBGMが流れ、「土佐宇宙酒・宇宙龍」の入場です。
乾杯のご発声は、今回のメイン食材の恵比寿鯛の調達に大変ご尽力をいただいた、高知県水産振興部の山中副部長さんにお願いしました。実はこの週の月曜、火曜と2日間も、風が強く漁ができず、高知県内のどこの漁協にも恵比寿鯛は一尾もない状態で、もともとまとまって獲れることがない珍しい魚なので、社長もワタクシもほぼ諦めかけておりました。
それがこの日の前日に、宿毛漁港に2尾だけ揚がったということで、急遽その2尾を確保していただいたんです! 山中副部長さん、感謝 感謝です!
そして全員で、叶えたい夢を思い描きながら、威勢よく宇宙酒で乾杯しました! 春の宴の始まりです!
ではでは社長のウンチク土佐弁解説付き、“旬どきうまいもの”お料理とお酒を順番にご紹介いたしまーす!
★「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒」(薄にごり純米酒)
●酒肴:カメノテ塩煮 桜鱒とファームベジコの胡瓜の塩麹漬 土佐鷹のカナッペ 入河内大根切り干し 木の芽味噌和合
高知の伝統野菜、入河内大根を干したもんを、薄味の出汁と醤油で煮ただっけの「入河内大根の切り干し」が、うまいこと、うまいこと!
また、「カメノテ塩煮」のエビとカニと貝を混ぜたような旨みタップリの味わいは、まさに珍味中の珍味で、「霞酒」が進むこと、進むこと!
見た目はグロテスクなカメノテやけんど、甲殻類らしい旨みとコハク酸と海のエキスたっぷりの味わいは、サスガはスペインのガルシア地方で「ベルセベ」と呼ばれる高級珍味ながよ。
この酒肴の5品だっけで、こりゃ2合ばあ飲めそうなほどやったがやき。
★「船中八策・薄にごり生酒」(超辛口・薄にごり純米生酒)

●作り身:恵比寿鯛・造り・焼き切り 春野菜の取り合わせ(筍 空豆 うるい 芹浸し はなびら人参 あしらい一式)
ここで、本日のメイン、恵比寿鯛の姿造りが登場!
その美し過ぎる真っ赤な魚体と、見事に春らしさを演出した盛り付けに、皆さんも思わず拍手喝采ながよ!
この巨大な活造りの皿鉢盛りを運んでこられた徳田料理長さんは、高知市技能功労者表彰も受賞された腕前の持ち主やけんど、しゃべりは苦手っちゅうことで、お料理の解説はワシにまかされちょったがやき。
けんど運んできた時にお客様につかまり、恵比寿鯛の活造りと一緒に写真を撮られまくりで、皆さんから拍手喝采!
こぢゃんと照れもって、被写体になられちょったがよ。
「濱長」さんのスタッフの方々が恵比寿鯛の活造りを取り分けてくださり、さあ、「船中八策・薄にごり生酒」と合わせて、いよいよ堪能ながやき。
そのプリップリの白身の活きの良さと、ナチュラルな甘みは、まさに魚の王様真鯛の美味しさを超えるほどながよ!
また焼き切りは、さらに旨みが凝縮しちょって、春野菜と一緒にいただきゃあ、春らしい美味しさが口中いっぱいに膨らむがやき!
そこに「船中・薄にごり」を合わせりゃあ、もはや口中は春爛漫!
体内に春の生命力が、沁み込んでいくようながよ!
社長、解説ありがとうございます! 酒肴の入河内大根の切り干しはほんのりとした甘みがやさしくて、体が喜んでいる感じでした。カメノテは、ワタクシ思わずガメラを思い出してしまいました。“ガメラの手そっくりじゃん!”と心の中で思いながら、カチッとかじるとまぁこれが、磯の風味タップリのなかなか深い味わいでした。ただ、チビッとずつしか口に入らないので、もっとガッツリいただいてみたいなぁ、と。
そしていきなり目の前にあらわれた恵比寿鯛さま! 人工的とも思える鮮やかな発色の赤で、まさに、縁起の良さを体で表している鯛なのです! 派手な風貌とは裏腹に上品なお味でございました。ああ、ありがたや。
ここで、社長が料理長に代わって、本日のお料理メニューの解説をして、続いては本日のお野菜などをご提供いただいた、ファームベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんが、お野菜の解説をしてくださいました。いつも新鮮で美味しく体に優しい野菜をありがとうございます!
では、まだまだ続く“絶品お酒とお料理”の組合せの解説を社長、よろしくお願いします!
●土佐の春の香り温もの:せいろ蒸し 筍クリーミー饅頭 土佐ポーク
ファームベジコ長崎さんより(ビタミン大根 人参 セロリ 芽キャベツ セレベス スナップ豌豆) 天然塩 ポン酢 胡麻ネーズ
興奮冷めやらぬ間に、続いては「坂竜飛騰」と「せいろ蒸し」が登場!
ファームベジコの長崎さんのお野菜の旨みと、窪川ポークの旨みが、せいろ蒸しによって見事に倍増し、天然塩でもポン酢でも胡麻ネーズでも、ウマイことウマイこと!
さらに「坂竜」を合わせりゃあ、その柑橘類を思わせる清々しい味わいが、一層美味しさを引き立ててくれるがやき。
宴席全体も、あまりの美味しさに、大盛り上がり!
皆さん満面のニコニコ笑顔の花が、咲き乱れよったがよ。
★特別出品:「司牡丹・大吟醸・黒金屋(生)」(全国新酒鑑評会出品酒・斗瓶囲い大吟醸生原酒)
●焼きもの:司牡丹吟醸酒粕漬 金目鯛 鍵蕨 若布 草蘇鉄(こごみ) 海老白焼 花弁百合根 うぐいすあん
さあここでさらに、雅楽の荘厳な「青海波」のBGMとともに、今年の全国新酒鑑評会出品酒、「司牡丹・大吟醸・黒金屋」の生酒が登場!
この世に、今回出品の10本しか存在せん、出品酒の生酒に、お客様も拍手喝采の大悦び!
そのあまりにフルーティで高貴な芳香と深い味わいに、あちこちから溜め息が漏れよったがよ。
この酒に、同じ司牡丹大吟醸の酒粕で漬けた金目鯛を合わせりゃあ、そりゃあ合わんはずはないがやき!
その組み合わせの絶妙さに、さらにあちこちから溜め息が漏れまくりやったがよ。
★「船中八策」(超辛口・純米酒)
●強肴:軍鶏桜蒸し(桜葉 タラノメ 行者ニンニク 花パプリカ オイスター美味出汁)
続いては、今年発売25周年を迎えた「船中八策」と、「軍鶏の桜蒸し」。
軍鶏をミンチにしてツクネにし、桜餅風にアレンジしたこのお料理は、まさに春らしさ満開の美味しさながやき。
この酒の抜群のキレの良さが、お料理の美味しさをさらに引き出してくれるがよ!
★「土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」(純米酒)
●留肴:トマトの村ミネラルトマトのたたき 桜海老と春野菜のお浸し(蒲公英 独活 自然薯 新玉葱 桜香ジュレ)
お次は、またまた「スターウォーズ」のBGMとともに、本日解禁の「宇宙純米酒」が登場!
この酒の清々しいばあクセのない、爽やかな味わいに、「ミネラルトマトのたたき」の爽やかな旨み、「桜海老と春野菜のお浸し」の繊細な旨みが、まっこと絶妙にマッチするがぜよ!
社長、「ミネラルトマトのたたき」はいくらでも食べられて、数種類の春野菜のお浸しと宇宙純米酒の組合せはこれ以上ない爽やかさでしたね。と、幸せ気分に浸っていると…。
思いがけない「濱長」さんからの大サービスで、予定になかった芸妓さんが登場! 金魚さん、カツオさん、司さんが中央の舞台で美しく舞ってくださいました。ご出席の皆さんもウットリでしたが、ワタクシもそれ以上にウットリ。芸妓さんを間近で見るのは生まれて初めてだったのです。お三方とも優雅で、妖艶で可
憐で。
会場はフラッシュの嵐、拍手喝采でした。
「濱長」さん、素敵な演出、本当にありがとうございました!
では、そろそろお酒とお料理も締めにさしかかってきたでしょうか。社長、引き続き解説をお願いします。
★「司牡丹・永田農法・純米酒」(永田農法・純米酒)
●椀:カメノテと干し胡瓜の司牡丹蔵隠し味噌のお汁
●御飯:赤岡しらすと春どんこの炊き込み
●香のもの:ふきみそ胡瓜
続いては、「永田農法・純米酒」と「お椀」「ご飯」「香のもの」が登場ながやき。
このお酒のお米の素性の良さが出ちゅう、ナチュラルな美味しさが、カメノテと干し胡瓜と司牡丹の蔵隠し味噌のお汁に、ビックリするばあマッチしたがよ。
★「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
締めは、柚子リキュール「山柚子搾り」とデザート。
変わりチーズケーキの絶品の美味しさに、柚子リキュールの風味が見事なアクセントを添えて、まっことこの日の素晴らしいコースの締め括りに、見事に花を添えてくれたがやき。
社長、3時間の長丁場お疲れ様でした! ワタクシは久しぶりの参加で、お客様の懐かしい笑顔と、旬どきならではの素晴らしい旬のお料理とお酒を充分に堪能させていただきました。
こうして時間はあっという間に経ち、時計の針はもう22時、お世話になりました濱長さんの大女将の中締めで、無事お開きとなりました。
ご出席の皆さまは、満面の笑み、今回は千鳥足の方がたくさんいらっしゃいましたよ(笑)
ご参加いただきました皆様、そして「濱長」さん、長崎さん、山中副部長さん、お陰様で記憶にしっかりと残る土佐の春の宴を催すことができました。
本当にありがとうございました!
ここで、皆様からいただいたアンケートの中から、悦びの声のほんの一部をご紹介させていただきますね。
●全てよかったです。レベルが違う!
●久しぶりに参加しましたが最高でした。
●多くの料理とお酒で楽しめました。高知はこうじゃないと。
●(旬どきうまいもの自慢会・土佐を)もっと早く知ってればよかった。
●食べたことのない料理、驚きがあり、楽しみです。おいしいお酒も飲めて最高です。
ああ麗しき土佐の春分!旬どきのうまいもんに・・・乾杯!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
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