« 土佐文旦の生ハム巻きって知っちゅう? | トップページ | 「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」<第27回春の集い>のご案内 »

2013年2月26日 (火)

室戸の早春の味!浜アザミの天ぷらって知っちゅう?

2_4 もうすぐひな祭りの2月末、土佐の高知はまだまだ寒いながら、時々春の気配が感じられるようになってきました。

皆さん、こんにちは。

 今年の冬は特に寒くてモコモコのスリッパを履いてますが、実は早く履き替えたくて暖かい春を心待ちにしている、司牡丹総務部社員のリカコです。

 さてさて、今回取り上げる土佐の旬の食材は、いったい何でしょうか、社長?

 「そうじゃのう。今回は、いよいよ奥の手の1つ、浜アザミの天ぷらにしょうか。

 室戸の方じゃあポピュラーらしいがやけんど、高知県内でもちくと珍しい山菜・・・いや、山やのうて浜辺に生えるき浜菜(?)ちゅうたらえいろうかのう?」

Photo_2

 浜アザミ・・・ですか???まったく聞いたことも、もちろん食べたこともありませんが、八百屋さんとかで売ってますか、それ?

 「さすがに浜アザミとなると、高知市内の居酒屋らあの早春のメニューにたまに出るばあで、小売りとなると高知県内じゃち室戸やないと売ってないろう。

 『キラメッセ・室戸』の鯨の郷『楽市』(http://www.kiramesse-muroto.jp/rakuichi-info.htm )やったら、今の時期にゃあ売りゆうはずやき、ここに連絡して送って1もうたらえいぜよ。」

 はい、了解しました。

 ・・・と、いうこと2で、『キラメッセ・室戸』の鯨の郷『楽市』に注文し、浜アザミを送っていただきました。

 この1袋で315円というのは、結構な高級品なんですね。

 でも、見た目も食べ方も何だかよく分からないし、申し訳ないですが、八百屋さんやスーパーで売ってたとしても、ワタシ買わないかも・・・。

 「こりゃリカコさん!メッソウなこたぁ言うたらイカンぜよ!

 この浜アザミは、土佐の高知の早春ナンバーワンのうまいもんやっち3ゅうばあ熱烈なファンがおるほどの、知る人ぞ知る絶品食材ながやき。

 そんなこと言うたら、ファンの皆さんに叱られるぜよ!」

 はい、すみませんでした。以後言葉には気をつけます。

 ・・・で、浜アザミについていろいろ調べてみましたが、予想以上に情報が少なくて、かなり苦労してしまいました。

 浜アザミは、キク科アザミ属の多年草で、本州、静岡県以西から、四国・九州にかけて分布し、海岸の砂地に生えるのだそう。

 高さは20~60センチほどで、茎は下の方から分かれており、厚い葉には鋭い棘と強い光沢があるのが特徴なのだとか。

 6月から12月頃に、茎の先に直立して紅紫色の花を咲かせるそうで、根はゴボウによく似た風味があって食用になり、浜ゴボウとも呼ばれているのだそうです。

 高知県室戸市あたりでは早春の訪れを告げる野草として大変親しまれ、珍重されているのだそうで、だいたい1月から4月くらいまでが旬とのこと。

 食べ方としては、茎から根にかけての部分を天ぷらやお浸しにするのが室戸では一般的のようです。

 ・・・この程度しか調べても分かりませんでした、社長!

 栄養価だとか効能だと2013226かは全く分かりません!ふぇ~ん!申し訳ありませ~ん!

 「まぁまぁ、泣かんちえいわえ、リカコさん。

 短期間でそれっぱあ調べりゃあ上等よえ。

 ちくと想像してみりゃあ、浜アザミは室戸の浜で潮風を浴びもって育つがやき、おそらくミネラル分が豊富ながやないろかのう。

 また、見た目からも繊維質が多そうなき、おそらく食物繊維が多うて、ヘルシPhoto_4ーな野草やろうと思われるがやき。

 ほんで、独特の香りとシャキッとした食感がウリのようで、室戸じゃあ生でサラダ風に食べる人もおるようなき、天ぷらにするやったら加熱は短時間にした方が良さそうながよ。

 また、室戸やち最近は乱獲で数が減って、幻の野草になりつつあるようで、しかもその独特の風味は他の食材じゃあ絶対に味わえんばあインパクトのある美味しさやき、こりゃあ実は高級希少な絶品食2013226_2材やといえるがぜよ。」

 追加情報をありがとうございます、社長。

  では早速、浜アザミを天ぷらにしてみたいと思います。

 まずは流水でキレイに砂を洗い流し、硬そうな葉を取ります。

 やわらかい新芽は食べられますが、硬めの棘のある葉はかなり苦みがキツいようですので、取った方が無難なようです。

 主に食べるのは、根と茎なんですね。

20132262
 続いては、コロモを付けて揚げていきます。

 ・・・温度とか、揚げ方とか、適当だったんですけど、これで良かったのかしPhoto_5ら?へへ。

 何とか無事にカラッと揚がったようです。・・・ホッ・・・。

 これに高知県産の天日塩をかけて・・・チョコッと試食、試食。

 シャクシャク・・・あ、美味し~い!2_2

 見た目と全然違います!

 味わいはゴボウ・・・ていうか、爽やかさのあるゴボウって感じでしょうか?

 確かにこの独特の風味と食感は、他に代えられるモノはなさそうです。

 正直これ3_2は驚きです。

 こんな見た目フツーの野草が、こんなに独特の味わいがあって美味しいなんて、土佐の食材の奥深さを、あらためて実感させていただきました。

 そして、この早春の「浜アザミの天ぷら」の美味しさを、さらに倍増させて楽しむには・・・そうです!この時期旬の日本酒を合わせて楽しむこと、ですよね!

 今回は、「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒」(薄にごり純米酒)を選びました。

2013226_3

 このお酒は、搾ったばかりの純米の新酒に、純米大吟醸のオリをからませた、まるで春霞のように霞んで見える、春限定の薄にごり酒です。

 フレッシュぴちぴちの味わいと薄にごりのクリーミーな美味しさと飲みやすさは、ワタクシも大好きなお酒なんです。

 では社長、「浜アザミの天ぷら」と「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒」の相性の20132262_2コメント、よろしくお願いいたします!

 「ありゃ?今回はイキナリ振ったかよ?まぁえいとしょうか。

 ・・・浜アザミの天ぷらの味わいについちゃあ、リカコさんのコメントが見事に表現しちゅうがやき。

 ワシにとっても、モヤシみたいなシャキシャキ感があり、清

20132263

涼感もあるゴボウっちゅう感じやったがよ。

 確かにこの独特の風味と食感は、他に代えられるモンはなさそうなき、ハマッてクセになる人も結構おりそうながやき。

 適当に作った割にゃあ、天ぷらとしてもカラッと揚がっちょって、美味しかったぜPhoto_6よ、リカコさん。

 

 

2_3

ほいたら、その味わいがまだ口中に残っちゅううちに、「土州霞酒」をキュッと・・・。

 華やかな吟醸香と、フレッシュな新酒の風味が鼻をくすぐり、浜アザミの持つほのかな野草の風味と共に、頭の方に抜けて行くがよ。

 ほんで、薄にごりのクリーミーな味わいと新酒ならではの生命力あふれるホロ苦さが、これまた浜アザミの持つほのかなホロ苦さとバッチリ寄り添い、春の自然の生命力が体内に沁み込んでいって、身体をシャキッと目覚めさいてくれ3_3るっちゅう感じながやき。

 こりゃまっこと、早春を全身で実感できる、最高の酒と肴の組み合わせながよ!

 交互にやりゃあ、ナンボやち飲んで食べて、止まらんなってしまいそうで、確かにクセになってしまいそうながやき。」

 そうそう!ホントにそんな感じです!

 ワタシも、毎年早春の時期になると思い出して、絶対に食べたくなりそうな、他の食材では代えられない美味しさだと実感しました。

 今回は、食材を見た目だけで判断してはいけないのだと、深く反省させられました。

 ああ麗しき、土佐の早春!旬どきのうまいもんに・・・乾杯!

■ 「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒」(薄にごり純米酒)は、コチラをクリック

 

 

 

土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!        司牡丹酒造株式会社

|

« 土佐文旦の生ハム巻きって知っちゅう? | トップページ | 「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」<第27回春の集い>のご案内 »

コメント

 ハマアザミについて検索していたらこちらのブログに行き当たり、読ませて頂きました。

 自分は四万十市に住んでいるのですが、仕事場に近い某海岸にはこのハマアザミがびっしり群生しています。高知県絶滅危惧II類とは思えない光景で、果ては海岸公園管理のため草刈機で刈られているほどです(もっとも根は残るので、すぐ新芽が出てきます)。

 花が綺麗だったので鉢植え用に若苗を持ち帰って楽しんでいたのですが、食べられると知って、今、栽培できないかと思っているところです。

 現に、今日行ったところ、あちこちで種から幼株が生えだしており、花が落ちた種の固まりからはモサモサと団子状になっていました。

 栽培出来れば乱獲の歯止めにもなるし、結構美味しいみたいだし、鉢花としても奇麗なので、試してみる価値はあると思います。

 ちょっと夢があっていいなぁ、上手くいったら楽しいなと、月曜の出勤後に早速試験栽培に取り掛かろうと企んでいます^ワ^☆

以上、長々と失礼致しました。

投稿: tosanishiki | 2015年12月12日 (土) 15時08分

tosanishiki さま

コメントありがとうございます!

ハマアザミ、そうでした。早春にこの旬どきブログで「ハマアザミ」を天ぷらにしたことを思い出しました(*^-^)

お近くの海岸でびっしりと群生しているとか。絶滅危惧Ⅱ類の植物を草刈機で刈るというのもすごいですね。

浜のあざみなので、浜以外では育たないのかな、と思いましたが、どうもそうではないようですね。

試験栽培、よろしければ途中経過などお教えくださいませ(*^.^*)

投稿: リカコ | 2015年12月12日 (土) 17時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/178355/56844654

この記事へのトラックバック一覧です: 室戸の早春の味!浜アザミの天ぷらって知っちゅう?:

» 瀬戸内海・冬の小エビ、かきあげ [天ぷらレシピ、からっとサクサク美味しく揚げる:How to make TEMPURA]
瀬戸内海の小エビは、夏に7~8cmにものが出回り、 剥きエビにして、かきあげにする。 左がアカエビ、右がサルエビと思われる。 これくらいの大きさなら、剥くのにも手間はかからない。 しかし、冬は下のような小さなエビしか出回らない。 平均3cmといったところ…... [続きを読む]

受信: 2013年3月10日 (日) 02時05分

« 土佐文旦の生ハム巻きって知っちゅう? | トップページ | 「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」<第27回春の集い>のご案内 »