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2009年1月10日 (土)

こぢゃんと希少な土佐トドのカラスミって知っちゅう?

 Photo_5あけましておめでとうございます。お正月休みは、自分で作った栗きんとんを食べ過ぎて 、血糖値が少々心配な司牡丹 総務部社員のリカコです。本年も当「旬どき土佐」ブログと司牡丹とワタクシを、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 さて新年早々、平成21年最初の旬のうまいものは、ウチの社長いわく、「こぢゃんと希少な土佐トドのカラスミぜよ!」とのこと。土佐トド・・・?トドって、あのオットセイみたいな???カラスミって何でしたっけ、ええと、何かの魚の卵ですよね?・・・あぁ~~わかんないです~!

 そこでネット検索してみましたところ、カラスミとはボラPhoto_9の卵巣を 塩漬け乾燥させたものでした。そう、そう、ボラですよ、ボラ!じゃトドは?・・・というと、実はボラは出世魚だそうで、オボコ→イナッコ→スバシリ→イ ナ→ボラ→トド(地域によって異なります。)と成長するにつれて呼び名が変わるのだそうです。

 そして、汚れを知らない純情な娘さん(ワタクシのことかしら?オホホ)のことを「オボコ娘」というのはここからきているという説もあるのだとか。また「イナセな」という言葉は、魚河岸の若者の間で流行した髪形が成長時期のイナの背ビレに似ていたことから。さらに「1とどのつまり」という表現は、これ以上大きくならないという意味で、この魚のトドからきているのだそう(異説あり。)です。これらは全く知りませんでした。「へぇへぇへぇ~」ですよね。スゴく勉強になってしまいました。

 調子にのってさらに詳しく調べてみると、カラスミの名の由来は、形が唐(中国)の墨に似ていることから、唐墨(からすみ)と呼ばれるようになったのだとか。歴史としては諸説あるようで、地中海で作られていたものがシルクロードを通って中国に渡ったという説と、もともと中国で考えられたという説などがあります。日本には16世紀頃に中国(唐)から長崎に伝わったとされているようです。

 そして、日本においては、豊臣秀吉に大変珍重され、さらには将軍や宮中にも献上されて、「日本三大珍味」の筆頭に挙げられるようになったのです。ちなみに「日本三大珍味」2_4とは、長崎のカラスミ、越前のウニ、三河のコノワタ、と言われております。

 またカラスPhoto_3ミは、伝統と品格を重んじる皇室行事でも大変重用されており、皇太子様、雅子様の饗宴の儀には「羽二重巻きからすみ」として宴にあがったのだそうです。夫婦が寄り添いあうようなその形、そして素材は新家庭の繁栄を祈る出世魚の卵ですから、大変縁起も良く、お祝いの席には欠かせない最高級品として珍重されてきたという訳です。 

 フフッ、どうです、社長?ワタクシ、カラスミ博士にでもなれそうなイキオイでしょ?

「おー!まっことよう調べちゅうやいか、リカコさん。・・・あ、皆さん、あけましておめでとうございますぜよ。司牡丹の社長をやりよります、竹村です。今年もよろしゅうお願い申し上げますきに!Photo_4

 さて、ほいたらカラスミについて、ちくと追加しちょこうか。カラスミは、今じゃあ滅多に口にすることのない珍味類とされちゅうけんど、実はこぢゃんと栄養価に富む健康食品やっちゅうことが、最近いろいろ判明してきたらしいがやき。

 カラスミは、成人病予防や老化防止に有効な不飽和脂肪酸類を、こぢゃんと含んじゅうことが明らかになったっちゅうがよ。ドコサ3ヘキサエン酸(DHA)、パルミトオレイン酸(POA)、リノール酸(LA)らあで、カラスミ10g当たり、それぞれ183mg、235mg、125mgも含まれちゅうっちゅ うがやき。

 DHAは最近、記憶学習能力を高める脂肪酸として注目されちゅうし、また体の中でエイコサペンテン酸(EPA)になって、間接的に血栓症(心筋梗塞や脳梗塞等)になりにくうする作用らあもあることが解っちゅうがよ。

 POAは、抗腫瘍活性、血管補強作用(脳卒中の予防につながる)が認められちゅうがやき。ちなみにPOAは細胞の活力を高める作用があることも認められちゅうき、POAを多う含むマカデミアナッツ油は、最近養毛剤や2_6育毛剤らあに配合されちゅうがやと。

 LAは、必須脂肪酸のひとつで、血液中のコレステロールを低下させる作用があるこたぁ、昔っから知られちゅうがやき。

 どうぜよ。こうしてみりゃあ、カラスミは単なる高級珍味やのうて、こぢゃんと体にえい効果・効能がある、スーパー食品やっちゅうことが、よう分かるろうがよ!

 そして今回のカラスミは、長崎県産やのうて、生粋の高知県産。高知県の西南端の宿毛湾にゃあ、毎年秋(10~11月)になると体長60cm~80cmにもなる大型のボラ(トド)が回遊してくるがやき。この天然のトドを一本釣りで釣り上げ、良質な卵を慎重に取り出し、添加物らあ一切使わんと、天然塩だっけで塩漬けにし、2週間ばあ経ってから、一本一本ていねいに指先でもむように水洗いして塩抜きし、陽光と寒風で約25日間、固う透き通るまで干し上げりゃあ、濃密な海の香りと甘味が凝縮するがよ。それをさらに乾燥させりゃあ完成っちゅう訳ながやき。

 ボラ(トド)は4年に一度の10~11月にしか卵を産まんし、さらにカラスミはこぢゃんと製造に手間がかかるがよ。ほんじゃきこぢゃんと希少品で、お値段の相場は何とわずか100gで700Photo_60円前後と超高額!

 土佐トドのカラスミは、実は元々昔っからこの地域で密かに製造されよったがやき。しかも他県にゃあないばあジャンボサイズで、味わいは絶品で、さらに高額ながらも相場よりかは割安!そんな垂涎モンの幻の逸品が、キチンと商品化されて、いよいよこの度一般市場に売り出されることになったっちゅう訳ながぜよ!」

 ・・・はい、はい、よく分かりました、社長!よく分かりましたPhoto_7 から、はやくカラスミ、いただきましょうよ!私、実はカラスミなんて生まれて初めて食べるんですから!話を聞いてるだけでヨダレがあふれ出してきて困ります。で、合わせるお酒は何ですか?・・・え!?・・・も、いっぺん言ってくだ・・・えええ~~~!!「源十(げんじゅう)」うぅ~~~!!!純米大吟醸の10年以上の秘蔵大古酒!720mlの1本が1万円以上する、ウチの最高価格商品じゃあないですかぁ~~!これも飲んだことない~~~(涙)!!!

 「Photo_8なんちゃあ泣くほどのこたぁないろがよ。カラスミみたいにちくとクセのある珍味の類いは、長期熟成酒がよう合うし、何ちゅうたち、お酒と肴の格と価格のバランスを考えりゃあ、こうなるっちゅうことながやき。お正月でもあることやし、高級酒と高級珍味で景気よう行こうぜや!ちなみに現在の『源十』は、平成6酒造年度のもんやき、14年モンの純米大吟醸の秘蔵大古酒っちゅうことになる、まさに幻中の幻の酒ながぜよ!」

 ・・・と、いうことで、急きょ高級珍味と高級秘蔵酒の夢の競演とあいなりました。まずは、カラスミを切り分け。社長がサンプルでいただいた小さいサイズ(100g)とはいえ、この1対で相場が7000円程度というのは、少し手が震えてしまいます・・・。

 では、一片いただきます。キンチョー!・・・ぱくり・・・。あれ、思ったほどクセがないです。塩加減も程好い感じ。これは美味しいですね!高級珍味なんて、私の口には合わないかと思ってましたが、カラスミがこんなに食べやすくて美味しいものだとは、今の今まで知りませんでした。・・・では、もう一片。・・・ネットリした食感が独特で、口の中に塩分と旨みが膨らむような感じっていうんでしょうか?・・・では続いて、「源十」2_7 を一口。くぴり・・・。あっ!これも美味しい~!私、古酒って苦手だと思ってましたけど、このお酒なら飲めます。想像してたより、ズッと飲みやすいです!で、相性ですよね・・・。あ~ん!カラスミも「源十」も、初体験なもんで、どうコメントしていいのか、美味しいとしか言いようがありません!社長、バトンタッチ!

 「ほいきた。まずはカラスミのお味を。・・・うん。まずこのネチッとした食感がタマランのう。ほんで、口中に程好い塩加減と干した魚卵の旨みと芳香が、見事なバランスで広がるがやき。こりゃまっことウマイぜよ!ほんで、日本酒が欲しゅうて欲しゅうてタマランなって、口中が唾液であふれかえるがやき!そこへ、待ってましたの秘蔵の日本酒ながよ。純米大吟醸の長期熟成秘蔵古酒『源十』を一口。・・・まず独特の練れた香り、干した果実のような甘い芳香が鼻先をくすぐり、口中でも同様の含み香と共に、様々な味わいの構成成分を溶かしこんだようなトロリととろける味わいが、カラスミの塩分と旨みと絶妙に溶け合うて、口中に新たな味わいを誕生させるがよ!甘・酸・辛・苦・渋の五味の全てが、この世の味という味の全てがここにあるっちゅう感じやろうか。それらあが見事なバランスでお互いを引き立て合いもって、口中で、そして魂の奥にまで、長いことたなびいていくがぜよ!これぞ、マリアージュ!まっこと至高の組み合わせぜよ!」

 サスガ社長!最高の相性コメントを、ありがとうございました。でもホント、大袈裟でなく、社長のコメント通りだと、私も思います。お酒と肴が、これほどピッタリと引き立て合う組み合わせは、他に類がない、まさに相思相愛のゴールデンカップルって感じですよね!

 さて、そんな「源十」の方は現在司牡丹のホームページ(アドレス)で購入可能ですが、「土佐トドのカラスミ」の方は残念ながらまだ手に入りません。しかし、近々司牡丹のホームページで購入できるようになる予定ですので、楽しみにお待ちくださいね!

ああ麗しき、土佐の新年!旬どきのうまいもんに・・・乾杯!

 

 

 

土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!        

司牡丹酒造株式会社

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コメント

カラスミはおいしそうですね。でもちょっと高いかな。日本酒とは良く合うと思います。たまたま、勤務地の須崎市の宴会でカラスミが話題になって、須崎市でも作っているとのことで、探してみようと思っていたところでした。安く手に入るかも・・・
それにしても「汚れを知らない純情な娘さん(ワタクシのことかしら?オホホ)のことを「オボコ娘」と・・・」というくだりは少し無理があるのでは・・ねぇ、リカコさん。
話が変わりますが、25日の酒蔵見学よろしくお願いします。

投稿: 病院 事務長 | 2009年1月22日 (木) 11時17分

m(_ _)m病院 事務長さま! コメントありがとうございますhappy01

今年もよろしくお願いいたしますscissors

須崎でカラスミを作っているところがあるのですか? 耳よりearな情報ですねhappy02

さて、09年最初のコメントでいきなり真髄に触れないでくださいよぉ~coldsweats01 あったかく見守ってくださいなconfident

では25日の酒造り体験実習、佐川は寒いですので、暖かくしてお越しください

投稿: リカコ | 2009年1月22日 (木) 14時25分

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